(118) 寿がきや『ラー油で仕上げる汁なしめん』

先日行った清水のスーパーに展開されていた“ラー油特集”みたいなコーナーで見つけた商品だ。カップ麺としては高価な部類で200円近い価格にはちょっと二の足を踏むカンジではあるものの、やはり生タイプ麺というスペックにはググッと背中を押される。

何でもカンでもラー油をかけて喰えばよいというものでもなく一極テキ支配を受けるのはマヨネーズにも似ていて、ココロの中では(またラー油かよ…)という思いでこの商品を見つめるワケではあるが、和食や欧風料理に組み合わせたものではなく中華系正統派であるところがあの“台湾ラーメン”を生み出したナゴヤらしい展開だとも言える。
ゴタクはさておき早速食してみようではないか。生タイプ麺なので麺を湯で戻すのではなく温めるという感覚だ。湯切りは1分後というスピードクッキングなので1秒でも早く喰いたい!というハラペコさんやめしを喰う間も惜しいという売れっ子ビジネスマンには有難い製品だろう。
ナカミは具入りの粉末スープと液体スープそして仕上げのラー油の三種が添付されていて、いづれも湯切り後に麺とよく混ぜて食えとパッケージに記載されている。特に“具入り粉末スープ”というなかなかのアイデアものはよく出来ていて、フライドガーリック・フライドオニオン・焦がしネギ・白スリ胡麻・唐辛子・肉そぼろ・刻み海苔・ネギなどがバランスよくブレンドされている。
湯で戻さずとも余熱と湿気で程良くリアリティーを復活させるのはかなりな研究を経て開発されたテクニックだろうな、恐るべし寿がきや開発プロジェクトチームなのである。

けっこー辛いが舌がマヒして味も香りも判らなくなってしまう程のホットさではない。旨味のある辛さとでも言えばよいのだろうか、この辺りも台湾ラーメンの方程式によく似ている。
最初は(なんだ、これっぽっちか)と思ったボリュームは容器が大きめに作られているので麺が少なく見えるのであってホカにもキチンとした理由があった。それは液体スープや具を周囲に飛び散らさずに混ぜられると云うメリットがあったのだ。ツルツルとした舌触りともっちり弾力のある歯ごたえは生タイプならではのものだしコレは美味い♪
…と思っていたらやはり『台湾まぜそば』や『赤から天ぷらきしめん』といった新製品も登場しているではないか。しばらくボケっとしていた“焼そば大将”もこれから忙しくなりそうなのである。


寿がきや食品株式会社
http://www.sugakiya.co.jp/




☆プレーンな焼そばに「食べるラー油」をかけたらイケそうですよね(*゚▽゚)ノ
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7:33AM, December 06. 2010. @Fujinomiya-City