ん〜喰い過ぎた…『台湾ラーメンと回鍋肉飯のセット』

シゴト場マンションから歩いて10分ほどの場所に台湾料理屋が開店した、と云っても半年ほど前のハナシだ。元々はちょっと洒落たレストランだった店舗はソレが廃業してしばらくの間空家のままだったが、ようやく次の経営者が決まったのであった。


フランチャイズっぽく展開している「福亭」さんらしく店舗の入り口には大きな看板が掲げられ“台湾ラーメン¥380”という文字が走っているクルマからでも容易に見つけられ、一度食してみたいものだと思いつつなかなか突入するタイミングを掴めなかった。
ようやく行くチャンスに恵まれたお店は旧営業形態の建築をそのまま改装してあるので欧風のハリや照明器具など違和感のある造りも残ってはいるが、台湾中華系のハデハデポスターが壁に貼られていたり「福」の文字を逆さにして掲げてあるなど随所に“らしさ”もきちんとある。

このところクラシカルなラーメンばかり食していたのでタマには変ったラーメン、即ち¥380の台湾ラーメンだけを食して帰るつもりだった。ところが卓に置いてあるランチメニューはとてつもなく魅力テキなものばかりがズラリと並んでいる。
日替わりは料理2品にラーメンと漬物そしておかわり自由なライスまでついて¥650、ラーメンセットなるものは4種類のラーメンと中華飯・麻婆飯カニ炒飯など10種類ものゴハンものから各1つづつチョイス出来るというバリューセットで、コレもなんと¥650だ。欲深なエロおやぢはソレをついつい注文してしまうのだな、やはり本命の台湾ラーメンに回鍋肉飯をつけてもらうことにした。
開店当初はいつも空き空きだった駐車場はかなり埋まっているし、店内も賑やかな空気が流れている。う〜むコレだけのメニューを展開しているのならそう宣伝せずとも客は自然に増えるものだ。
安価なランチのセットなのでラーメンかゴハン物のどちらかはハーフサイズなのでは…と想像していが、店員が運んできたトレーを見てボクは驚いた。なんとドチラもレギュラーサイズ、いや〜参ったなあ…嬉しいけど全部たいらげるコトができるのだろうか…という不安さえ感じる。

台湾ラーメンのスープは以前に某チェーン店で食したものとは違い、辛さは控えめで油ぎったものではなかった。ダシのよく利いた澄んだスープに薄らとラー油が浮かび、かなり粗く挽いた肉を炒めたものが乗っている。
野菜はモヤシとニラだけというシンプルなスタイルが麺やスープの美味しさを際立たせる。その麺は平打ちやや太めの縮れ麺でピリ辛のスープがよく絡んで美味い。食感はプリプリもちもちしたような感じにツルリとのど越しのよさも加わっていいバランスだ。コレで単品なら¥380はお値打ちである。

回鍋肉がドカッと乗ったゴハンもバリバリ喰った。甘くコクのあるタレがたっぷりキャベツと一緒に焦げた風味がたまらない、コレも上等の美味さである。ランチだからといって豚バラ肉もケチったりはしていないようだし、好物のキクラゲだってたくさん入っていてボク好みのレシピだ。
麺をザバザバッと食べ、スープをズズ〜と飲み、回鍋肉飯をワシワシ喰うという繰り返し、ドチラも美味いのでひたすら狂ったように食べ進むだけである。
ひとりでの食事はそのお味や温度・見た目・環境観察などに集中できるというメリットもあって悪くはないが、一緒に食事する相棒などいれば会話などで合間もとれ話題が拡がり楽しいものであるし、なにより別々のオーダーをして食べる料理の種類を増やせるというのが最大のヨロコビなのだな。特に量の多い中華料理ではその恩恵が大きい。

ソレにしても(あ〜喰った喰った…)なのであった。
そしてこんなにお得なランチなのにセルフながらコーヒーを好きに飲んで宜しいということになっていた。小さいながらもドリップマシンが置かれ、ミルクやシュガーも用意されているではないか。
壁に貼られた生ビールのねーちゃんポスターの脇にヘタクソな字で「コーヒー無料」と書かれた白い紙がミョーに目立つ。字がヘタなだけでなくそのタテ書き配置もルール無視なのであって(コレでは全然アピールしないじゃん)と思うが、逆に(ん?なんだろ)みたいなカンジに注目させる効果があっていいのかもしれない。
笑えるのはそのコーヒーカップだ。メラミン樹脂などで出来たよく社員食堂などにあるタイプではなく、いちおーちゃんとした磁器製ではあるものの絵柄はクマさんウサギちゃんといった幼稚園児用とも言うべきカップだけが並べられ(あぁココは異国なのだな)と軽いカルチャーショックを受ける。

まあ絵柄などこのテのお店の食事なのでどうでもいいようなコトではあるが、カエル君もあったのでそれをチョイスした。だからなんなの?と訊かれても答えようはなく
「いえ、ベツに。なんとなく可愛らしかったものですから…」
とエロおやぢには似つかわしくない返事をするだけである。だがこれだけハラがいっぱいになっているところに一杯のコーヒーは有難い。コレがあることによって食事を終えた後もソソクサと立ち去らずに済むし、もしかしたら女性などはデザートのひと品でも注文する気が起きるかも知れないのでお店にとってもメリットがあるのだろうなあ。
帰宅後夕方になってもハラが減らずに困ってしまった。家族の食事の支度はしたがジブンの分はパスした。そう、漬物で軽〜く一杯飲って終りにしてしまったが、ランチの嬉しい満足感が続いていて決してイヤな気分ではなかった。





福亭台湾料理
静岡県富士宮市山宮20-1
TEL=0544-26-9976
ACT=11:00-14:00,17:00-24:00 
年中無休

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ムー吉殿
おはようございぼんまるしぇ!
イヤシイ証拠でつかノ(´д`*)
ラーメンにライスって組み合わせだと食えないんですけどね、ギョーザとかマーボー豆腐など一品テキなもんだとテが出てしまうのは…
今度は台湾ラーメンだけをスッキリ味わってきますよ(笑)
そういえば「越前松島水族館」というところで珍しいカエルの飼育と展示をしているそうですね、昨日NHKニュースで知りました。



みいさん
おはようございまはらじゃかれー!
カエラーとしてはハズせないシチュエイションでした(笑)
ボクはコドモのころそーゆー組み合わせではオナカ一杯になって食べられませんでしたよ。今では考えられないくらい小食でしたねえ(´▽`*)アハハ
でもたくさん食べるヒトのほうがコドモもオンナも可愛いですよね。ゴハンを一緒に食べた方がいろいろ美味しいということに気付いたのはけっこートシがイッてからで、現在ジレンマに陥ってます(笑)