高原育ちの極上牛を召し上がれ『肉うどん』@野島

知人である“ひつじ家”さんの奥様から「近所に『肉うどん』のお店が開店するのよ」という情報をいただいたのは一昨日だった。喰い意地のはったエロおやぢとしては早速レッツゴーしなければ気が済まないのである。

オープン当日の昨日は珍しく富士宮市内にまでも雪が降るという状況の中ボクはメガーヌを走らせた。市内は気温が高いので…といってもジャスト0℃…降り落ちてくる雪は積もらず地面を濡らしていただけでモンダイはなかったが、サスガに朝霧高原まで行くとグッと周囲の温度は低くなり、路面の積雪は厚くなる一方だった。
う〜むコレはヤバいぞ。なにせタイヤはノーマル、しかもその残り溝もかなりアヤシい状態なので無茶は出来ない。
しかしちょっとお気楽な側面もあって、ジツはこの日オープンするそのお店の場所は以前に通りかかって知っていたのね。ひと月くらい前だったろうか、人穴神社まで行った際にその近くに真新しい『肉うどん』の看板を見つけクルマを停めて傍まで行ってみたのだが誰もおらず(近いうちに開店でもするのかなあ…)と記憶に新しかったからだ。

お店の横にある駐車場から入口まで雪を踏みしめながら歩いて行った。久しぶりの感触だ。帰り道がどんな状況になるのかは考えないことにした。
ガラスの引き戸をガラリと開けると既に先客が3組、その中にひつじ家さんの奥様もいるではないか。いやいやどーもどーも…と挨拶をするボクにお店のホール担当おねーちゃんがスリッパを出してくれた。そう、ココは上がり框になっていて、横長の土間スペースで靴を脱いでスリッパに履き替えると云うスタイルだったのだ。
客席は4人掛テーブルが4卓とタタミの小上がりに2卓。ホールの真ん中に灯油ストーブがあって暖かな熱を放射していた。

席に着いてお品書きを開くとメニューは3つのみスパッと並んでいた。かけうどん・肉うどん・肉つけうどん…ジツに潔いではないか。ボクはこーゆー勢いのある展開がとてもスキだ。う〜ん、喰う前にお味の想像はつくぜ!ってもんなのだな。
しかしソレにしてはちいっとばかしお高くないですかい。かけうどん四百円、肉うどんはいいとこ五〜六百円と踏んでいたので少々アセるのである。近年人気の「吉田のうどん」が価格参考のベースになっているのでそーゆー数値になるのだが、いったいどんなうどんを提供してくれるのかワクワクしてしまうではないか。

朝霧高原といえば山梨県静岡県にまたがるエリアなのであって当然うどんといえば富士吉田系を想像していたが、コチラのお店は讃岐うどん麺を使用する。テーブルにも「ひとつひとつ茹でたてを提供するので15分はお待ち頂くことをご了承願います」といった主旨の断り書きが置かれていた。もっとも富士吉田のうどんのルーツも讃岐なのであって、まあ美味いうどんならドコのモノでも構わないさ、といういーかげんエロおやぢは店内のフォトなど撮影しながら出来上がりを待つのであった。
待つことしばし、運ばれてきたトレイにはその『肉うどん』に二種の漬物が盛られた小皿が乗っていた。お店に入ったときから感じていたことだったがダシの香りがとてもいいのである。讃岐うどんとはいってもトータルな意味で讃岐を標榜しているのではなく、麺にソレを使用しているということなのだな。いりこダシに淡口醤油という伝統テキ讃岐スタイルとは明らかに違うダシつゆの作り方であって、関東系のこのエリアではコチラの方に人気の中心がある。
トッピングには牛肉と白髪ネギだけでなく、地元で製造される“湯葉”と油揚も添えられている。おぉ〜湯葉か♪ヤラレたなあ考えたなあ美味そうじゃん…なのである。
うどんは標準的な讃岐より細めで柔らかくツルツルした食感、どちらかというと稲庭に近いかも知れない。讃岐うどんのコシを期待した向きはガッカリするかもしれないが近年胃腸のポテンシャルが衰退気味なボクはこのほうが好みである。
そしてきも〜ち濃いめのダシつゆだ。最初にひとクチつゆを啜った時には(ちょっと強すぎるかなあ)とも思ったが、それは全てメインの牛肉を活かすための工夫だったのである。
その牛肉とは地元・朝霧高原で牧畜を営む岡村さんの牧場で丁寧に飼育された極上の牛肉なのであった。黒毛などの銘柄モノではないが、品種の改良や飼料にも限りない工夫を凝らし愛情を込めて育てられた牛の肉は本当に美味しい。

この肉は以前にボクも何度か「朝霧牛」として食していてその旨さを知ってはいるが、こちらのお店でその名称を使わずに“富士山・岡村牛”としているのはその購入ルート、つまり富士宮市内の某精肉店が主に商標使用している「朝霧牛」とは違うのよ…ということを言いたいのだろうか、と想像するのだな。
いやいやそんなゴタクはどーでもよくて、この牛肉はホントに美味しい。トロけるような舌触り、クチに拡がる素晴らしい風味と旨味、まるで極上のスキヤキを食しているような感覚に捉われる。そして思わず「ゴハンはありませんか?」と問いたくなるヨロコビがある。


肉うどん 野島
静岡県富士宮市人穴185
TEL=0544-52-0945
ACT=11:00-15:00
木曜定休
MAP




ちょっとゼイタクな肉うどんを食してしまった。初めはお高いと思えたそのお値段も食べ終えたヒトはみな納得するだろう、ボクなんぞはニクの大盛りをオプションに設定してもらいたいと思ったほどだ。
満足してお店を出ると雪はまだ降り続いていたが、思ったほど積ってはおらずノーマルタイヤのメガーヌで再びソロリと帰ることが出来た。う〜む、また行きたいなあ…









☆クリックで応援をお願いします!「ブロぐるめ!」ランキングに参加してます〜





珍しく富士宮市内にも雪が積りました



7:32AM, February 12. 2011.










がんたさん
おはようございまかじきそてー!
あら〜ソレは奇遇ですな、アンチ鶏肉派のお嬢さんにはナイスなメニューでしたね(笑)
オージーもピンキリでびっくりするほど美味いヤツもありますからね! ボクもステーキ用の冷凍ロースを購入ストックしてありまして楽しみにしてるんですよ( ´艸`)ムフフ
しかしこの『肉うどん』ってのはいろいろと発展応用ができそうですね、ええもちろん湯葉はたいへんよく合いました。きっとゴボウなんぞもいいのでは…と思いますが、また凝りだすとシンプルさが失われてつまらないものになってしまいますよねノ(´д`*)



かぶちゃん
おはようございまーらーたんめん!

市街地では滅多に雪は降り積もらないのでなんとなく嬉しくなっちゃいますね(笑) あ〜でも融けて乾いたアトってクルマがすご〜く汚くなってるんだよな、今日は洗車デーか? (´▽`*)アハハ
讃岐の淡く澄んだダシも大好きなんだけど、味の主張が強烈な牛肉の場合はコチラの方が美味いでしょう。いいバランスでした。でも湯葉とネギだけのうどんをスタンダードな讃岐で食べてみたい気もしますな…
「たぬきとじ蕎麦」でつか〜ヽ(´∀`)ノ ドカッとボリュームがあって温まりそうですねえ、先日天ぷらをした時の天カスがたくさんあるからコレもジッコー出来るんだよな、うふ♪



う〜様
おはようございまれーしあぺっぱー!
そうそう!モンダイはソコなんですよ(*‘‐^)-☆ やっぱりねえ牛肉のグレードをアピールしたいなら“かけ”との価格差はもっとないといけないですね。かけうどんは最低でも五百円を切らないと…
同じ讃岐でもボソボソ感の強いものがありますよね、悪くはないんですけどリピートするかというと、う〜ん /(-_-)\って(笑)
四国で食べたものはコシは強いけどのど越しつるつるでもっちりなものが多かったかな、お店で個性がありましたけどドレも美味しかったです!しかしニャゴヤの「きしめん」ももう少しクローズアップしてもらいたいにゃ〜(笑)



チャッピ〜☆彡さん
おはようございまんだりんじゅーす!
浅草今半あたりで出せば¥1500とってもおかしくないような肉質とお味なんですけどね。知らないヒトは「まあ!なんて高い肉うどんなの…」としか最初は思わないでしょう。
商品の価格にはお味だけではなくてお店の雰囲気とかアクセス利便性とか使っている器など複合テキ要素が絡んできますから、そーゆー観点で見てゆくと¥880という価格にはまだ不足しているものがたくさんあると思います。しかしソレを度外視したくなる美味しさがあるのもジジツでして…
この肉うどんがどれだけ地元の方々に支持されるのか楽しみでもあります。地元の食材をふんだんに使ってますからね、がんばってほしいと思っています(*^−')ノ