ハイグレード亜流タイプな『富士宮やきそば』

つね日ごろ「ヨケーなものは入れるな!」と富士宮やきそばのレシピにクチ煩いボクも桜海老様にはアタマが上がらないのよ。そのムカシまだ漁獲量もある程度あって庶民も気軽に使えたころは昼めしのヤキソバなんぞにジャンジャン使っていたものだったが、今や高級食材のナカマなのであって少々ココロして用いなければならないのは残念なコトなのだな。

もちろんソース味の富士宮やきそばであってもサバイワシのだし粉や肉かすを圧倒しまくる風味を桜海老は持っていて、黄門様の侍従が言うところの「この紋どころがメに入らぬか〜!」テキな凄みでシアワセやきそば計画の重鎮であることに変りはないが、やはりせっかくの桜海老なのである…やたらにソース味ってのもなんだかねえ…みたいなカンジもあって、ソレは水戸の御老公様をガード下の飲み屋にお連れしてホッピー相手にモツ煮をコンクリ床パイプ椅子で喰わせるようなものであってジツに忍びないというか恐れ多いというか、かなり複雑な感情が芽生えてしまうのである。

てなコトで桜海老様にはちょっと特別な待遇にてのご活躍をお願い奉るワケなのだな、そう塩味ってヤツさ。そんなにこだわっているつもりはないが、いろいろな用途に応じて使い分けているうちにどんどん増えてゆき、面白がってプレゼントしてくれる友人も現れたりして手持ちの塩が六種類にもなってしまったエロおやぢはソレをネタにヤリたい放題…違う!存分に活用するのである、有難いことではないか。
今回は瀬戸内の「藻塩」、これはこうしたミッションをビシッとキメてくれる素晴らしい塩である。桜海老の持つ香りや旨味を存分に引き出し料理をスムースに完成へと導く優秀な調味料なのだな。
富士宮やきそばのキホンは辛口ソースである、そこにキャベツ・肉かす・だし粉・ミカチャン。塩味は邪道、ムカシはそんなもんはなかった。つまりこーゆー味付けの焼そばは「富士宮やきそば」と名乗ってはならないワケである。しかしコレだけは特例として許可したい、個人テキなジャッジメントであるからとにかくこれで構わないのである、文句あっか〜なのだな、わはは。



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