豆モヤシと豚肩ロース肉のキムチ炒め

ナゼか“豆モヤシ”ってやつがダイスキなのである。その美味しさを覚えたのはまだコドモのころだったと思うが、魚肉ソーセージのチューブみたいなものに入ったキムチモヤシがみょ〜に気に入ってしまい、買い物に行く度母君にオネダリをする困ったガキだったのね。

あれは豆モヤシのナムルみたいなものなのでピリ辛だしどー考えても酒の肴だよな〜なのであるが、オトナの喰い物に興味を持っては喰い意地を増進させるマセたガキはその時既に呑み助のDNAを表面化させつつあったのかも知れない。
今でもお庭で焼肉・バーベキュー・ジンギスカンなどをする際に相変わらずチューブスタイルで販売されているそれを購入してきては楽しんでいるが、ムカシと少し変わったなあと思うのは生の豆モヤシがパック入りで販売されていることなのである。
いや当時だって売ってはいたのだろうが近年の韓国料理ブームでそうした食材の占める割合が大きくなっているのは確かだろうし、世の中の食嗜好も変化するものだからなあ。
今回は炒め物に入れたが鍋料理にもイケてるのよ。キムチチゲなどこれを使うと旨味が増すばかりでなく、時折クチの中でポリッと砕ける豆の食感が楽しいではないか。
以前に一度だけ食したことがあるものに山形の伝統野菜で「小野川もやし」というものがある。フツーの豆モヤシは豆から下の白い軸部分が7〜8cm程度であるのに対し、それは20cmほどもあってまっすぐに伸びている、先ずヴィジュアルからして格が違うのよ。
「ええアタシなんか一番安いモヤシでございます…」
といったカンジで売り場でも肩身が狭くて縮こまってしまい卑屈な印象を与える一般モヤシとはステージが別なのだ。そして食してみれば濃厚なお味とシャキっとキレのよい食感…あぁもう一度食べてみたいなあ…という豆モヤシのキングなのだな。う〜むしかしアレはいったいどうやってテに入れたんだっけ。



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間もなく八十八夜
お茶の新芽も鮮やかな季節になりました



Afternoon, April 28. 2012. @Ousaka, Shimizu-Ward