久能山東照宮から清水港魚市場食堂へ

日本平の南側斜面に建つ久能山東照宮は何年か前に社殿が塗り替え修復されて美しくなったのは知っていた。以前に参拝した時はずいぶんくすんだ感じだったので(どんなもんかいな)てな野次馬テキ好奇心で向かってみたのは昨年師走のことだ。

イチゴハウスが拡がる久能山下にクルマを停め石段を歩いて登る。観光客なら富士山の見える日本平までバスで行きロープウェイで東照宮まで移動して参拝、その後は歩いて石段を下りイチゴ狩り…ってのが定番お気楽コースなんだけど、人生の修練をモットーにしているエロおやぢは自らを苦難の道程に晒し徳を積む…な〜んて高尚なモクテキなんてないのよ、偶然にも温暖でお天気のよかった師走の一日だったので石段を登りながら駿河湾を眺めてみたかったってのが正直なところなのよね。
すっかり美しくなった東照宮はとてもよかったのだけれど、富士山周辺観光の重要なスポットにもかかわらず山門や本殿まで含めて電線やらその他の障害物が多くて雑多な印象が拭い切れないのが残念なのである。あ〜ココで記念撮影したいんだけど…といったナイスポイントで後方あるいは上方にそうしたモノが写り込んでしまうのは文化程度が低すぎる整備なのだな。なんてったって国宝なんだからさ、もうちょっとスッキリ美しい姿で来たヒトの感動を誘う工夫をしていただきたい。
な〜んてエラそに吠えるエロおやぢは久々に“おみくじ”なるものを引いてみるのであるが、ここの“おみくじ”は単なるそれではなくって“開運招福お守り”がエキストラプレゼントとしてついているのよね。ボクには金の「恵比寿様」が来てくれたってところがまた嬉しいではないか、大切におサイフの片隅に収納させていただいてはいるけれど、その御利益が具現するのはいつなんでしょうねえ。

さて参拝も無事終えて石段を下ればハラもへってしまっているのよ。久能周辺にも美味しいお店はいくつかあるのだけれど、前夜がとっても美味しいフレンチだったのでなんとな〜く和食系がいいかな…なのである。う〜むそれなら清水港でしょ、近いしね。そこにはエスパルス・ドリームプラザや清水魚市場「河岸の市」なんてミナト町らしい施設があってもう迷っちまうくらいマグロ三昧オッケーなお店があるんだからさ。
今回は以前に何かの番組で視た“魚市場食堂”さんに行ってみた。ホカのお店はスグに入れるくらいに適度な入客状況だったけれど、コチラは少々のウェイティングが必要で人気のほどが判るってものなのよ。
入り口脇には各種芸能人やお笑い芸人そして人気テレビ女子アナなどの色紙がズラリ自慢気に貼られていて、ボクはそーゆーお店は(ちょっとパス)みたいな偏屈者だったはずなのに、すっかりこのお店モードになっていたからもう引くに引けないのよね、あ〜なんだか口惜しいようなバカっぽいようなヘンなキブンだけど、まあいいや。

お願いしたのは『本日の魚市場定食』¥1680という定食の中ではアッパークラスのものだ。そう、ケチっちゃいけないんだよね、こーゆーところではさ。いかうに・中トロ・ヅケまぐろ・大トロ・ビンナガまぐろのハラモといったマグロ三昧だけでなく、サーモン・タコ・ツブ貝・生シラス・ホタテ貝柱・ボタン海老…そして極めつけは小ぶりだけれどアワビが2枚!といったゴーカ絢爛これでもかどーだまいっただろ〜みたいな盛り合わせがドーンとテーブルに運ばれるのである。
どのお刺身も新鮮でめっちゃくっちゃ美味い。¥1680というお値段はとうに超越した内容で、やっぱりこーゆーのは昼めしじゃなくってさ、ビールとか日本酒のアテにしたいよなあ。

お酒でいいキブンになったらあとはゴハンだよ、ちゃんと漬物・小鉢・カニ汁ばかりでなく“まぐろテールの煮物”なんてオカズまでついているんだから、フツーに食事したいヒトも呑み助も満足なセットなのよね、いや〜スッバラシい。
まあアルコールは御法度のドライブランチだからね仕方がないけど、この量のお刺身とオカズなら到底ゴハンが茶碗一杯ではバランスしない…困ったにゃ〜なんて思っていたら、ちゃんとゴハンはオカワリオッケーなのである。このところすっかり白メシ喰いになってきたエロおやぢもその恩恵に与ったのは言うまでもない。う〜ん、いいお店だ。また行きたいなあ…


魚市場食堂(清水魚市場「河岸の市」まぐろ館内)
http://www.kashinoichi.com/maguro/uoichiba.html




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