加賀温泉『幕の内弁当』復刻掛紙版

その日の朝刊チラシには駅弁フェアのそれが二枚挿入されていた。哀愁のイナカ町で商売をするスーパー同士なので偶然なのか、それとも示し合わせて打って出たのかは知る由もないが、まあ興味津々見入った次第である。

アレも喰ってみたいコレも試してみたいと思うのはいつものことだけれども、悲しい哉当日のシゴト予定はとんでもねー方向で行われるものであったので購入を諦めるしかなかった。
ところが拾う神もいたのだな、たまたまそのスーパー近くの現場にあるモノを帰路立ち寄って取りに行かなくちゃあならないことになって(それは帰宅にはかなり遠回りで時間を要する経路なんだけど)シメシメなのだ。やったね、あの駅弁が買えるじゃん!
しかしすっかり陽も暮れて到着したスーパーマーケット、案の定「駅弁大会」は無残な状態になっていて選択肢は限られていた。シマに残っていたのはうんと高価な弁当か、ジミ系弁当のどちらかなのであってコーフン状態で突入したエロおやぢは少々の興醒めを感ずる事になるのである。
(ダメだこりゃ…)と諦めかけた瞬間メに飛び込んできたシブい掛紙、それがこの加賀温泉『幕の内弁当』復刻掛紙版だったのである。おっ、なかなかにヨサゲじゃないか。こーゆー駅弁が喰いたかったんだよね!

だけどそれはジツにいーかげんな動機なのであって、ラベルのデザインだけでキャッチしてしまうのはキケンな行為ってことは百も承知の上。だけどこーゆースタイルってやめられないんだよね。ナカミも知り得ないのに¥1300もする弁当をカゴにエイヤ!なのである。
帰宅して開封、正直ブッ飛んだ。カニたっぷり…って加賀なら当然のことなんだろうけど投資対価の必然性を如実に肌で知る一瞬、あ〜やっぱりこいつを選んでよかった!ズワイガニの寿司、ボイルカニ爪、タケノコ・里芋・ラタコを炊いたもの、牛肉とコンニャクの甘辛煮、カニしゅうまい、厚焼きタマゴ、三色カマボコ(イタリアンカラーだけど)、塩鮭焼き、ほうれん草の煮浸し、甘酢レンコン、ブリの煮物…あ〜なんて素晴らしいんでしょ!どれも高レベルのお味でハズレはない。この“ハズレがない”ってところがミソなんだよね、高級弁当のスジとしてさ。寿司飯が若干甘目でダシ感強いところが京都・関西の流れで関東とは居場所が違う感じがするけれど、これはこれで美味い。有り難いねえ、こんなにズボラな買い物だったのに最上等なお味をいただけたなんて。


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一昨日は静岡市中心部からも富士山がすっきりと…



7:42AM, November 03. 2014 @Suruga-DCT, Sizuoka-City






元ルーさん
こんにちは!
加賀温泉駅の弁当ですからね、今度ムー吉がきっと手土産に持参してくれると信じてます(´▽`*)アハハ
あ〜、越前カニ喰いに福井に行ってみたいなあ。根室の花咲カニもまた食べたいし、釧路で道東グルメしまくりたいし…ずっと遠出をしてないからキブン転換に旅行でもしたいです。