続・秋のラーメン祭り(8-5)

  • 性懲りもなく『手打ちラーメン』とギョーザを頼んでしまう昼めし

ちょっとでもラクなクルマ通勤が出来るように経路を変えてみる…ってのはよくやるハナシなのであるけれど、単に早く到着するとか疲労が少ないといった目的だけでなくクルマの燃費なども鑑みてそれを選定しなければならないのだな。だから往きと帰りでは同じ道を通らないことだってある。

その他に重要な要素もあって車窓の景色が楽しいとか新たな発見の可能性があるなど、本来の通勤に関すること以外もヨケーに考えてしまうエロおやぢなのよ。
先日そうしたモクテキで変えてみた朝の出勤経路で早速いいものを見つけてしまったのだな、いや〜シブい外観の食堂じゃん。「鈴竹食堂」さんかね、きっとむか〜しからやってるごくフツーの食堂…ってやつなんだろうね、ボクはこーゆーお店がダイスキなんだよ。お〜っし、早速今日の昼めしに行ってみようじゃないか。幟旗にはラーメンの文字が踊ってるけどその他にどんな食事があるんでしょうねぇ、楽しみ楽しみ…

と言いつつ結局は性懲りもなく『手打ちラーメン』と餃子を頼んでしまう昼めしなのよ。スタンダードなラーメンは¥400、手打ちだと¥500。当然“手打ち”のほうだよね、そして¥300という(今どきこれは珍しい!)お値段のギョーザも併せてお願いしたのだな。
お味はもう納得の超コンサバティブ、やや柔らかめだけどしっかりした食感を持った平手打ち麺が美味い。あぁなんて優しいお味なんでしょ!レースのカーテン越しに柔らかい光が差し込むお店のテーブル、神無月も末日に近い小寒い日中でもキモチは暖かなものとなる。

お値段¥300のギョーザはどうだったかって?いや〜参りましたよ、これもまた美味いんです。ニクとヤサイのウェルバランスな餃子がひと皿5コだぜ、こんな安いお料理ってこの辺りでは聞いたことがない。あ、チェーンの飲食店ならコレに近いものはあるけれど質が違うからね、食してスグに判るこの手作り感!美味い美味い。
こちらもテーブルにラー油など置いてなくって、皿の土手スポットにタレを入れて持ってきてくれるところがステキ。近年はなんでも客が好みで調合するスタイルが多いけれど、本来の美味しい比率とか食べ方を含めてある一定の黄金比みたいなものが存在するのも確かなハナシなのである。そしてムカシはお店がそーした部分を含めて提供するってーのがプロフェッショナルの流儀だったんだけどね。客はそこから学んだり成長したりするものなんだけど、現在のニッポンは単純にワガママで我田引水に引きこもっているだけのような気がする。だからこうして「これがウチの味なんだよ」とプレゼンしてくれる処があると非常に頼もしく思うし、また逆に安心感も生まれるのだよ。

メニューは天井近くに並べてある献立札のみ。そうか、ビールなどの酒類は置いてないんだ…ってことは営業は昼間のみなのかな。近所にこんなお店があったらヨルに行って「ビールとギョーザお願いしま〜っす」みたいなことをしたいなあ…なんて思っていたけれど、もうちょっとアナタも健全な生き方をしなさい、と諭されたようなキモチになったエロおやぢなのである。
う〜む、このお店も食べてみたいものがまたいろいろあって困るんだな。特に『かつ丼』¥750って気になって仕方がない。たいていこーゆーお店のやつって美味いんだからさ…


鈴竹食堂
静岡県富士市中里929-1
TEL=0545-34-0249


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