ニラはひとつの株からなんと７回も収穫できるそうである。ジツに生命力の強い植物だ、滋養強壮によいとスタミナ食に多く用いられるのも当然でしょ。
そしてそうだとするとニラ農家は大儲け…なんて考えるのはトーシローですねえ、切り取られ残った株から新芽はまた生えてくるとは言うものの、次回また出荷するまでは水や栄養素をはじめ育成温度の管理などけっこータイヘンらしい。濡れ手に粟みたいなカネのなる木なんてそうそうあるものじゃありませんよね。
自分で作物を栽培した経験をお持ちの方なら理解できるとは思いますけれど、一度切り取った株から出てくる次の新芽は、初回のものに比べてちょっとだけ細いのよ。そしてその次は…てな感じで予測できるのはだんだん細くなっていって、終いには出荷基準を満たさないものになってしまうってことなのですな。
従ってニラの目利きってものは出来るだけ“ファーストカットのものをチョイスする”ことなのですね。ええっ？ニラはニラなんだから判んないよって？う〜ん、スーパーに並べられているニラを長期間観察していると判別できるようになりますよ、ファーストカットのものは青々と肉厚でとっても幅広なんです。同じニラでも細くて葉肉の薄いものはフィフスからセブンスものなのですねえ。
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まあお味はそう大きくは変わりませんけれど、やっぱりファーストカットは瑞々しくまた香りもよい（気がする）。そんなニラを見つけたらぜひともニラをメインにしたお料理を作ってみましょう。そう！春が旬なのですよ、ニラってさ！
で、とってもいいやつを見つけたので塩焼そばにモヤシと共にたっぷり使ってみたのね。それだけでもよかったんですけど、手元にあった生シイタケもふんわり美味しそうだったので一緒にしてみたのよ。いや〜、めっちゃ美味いですねえ！
塩焼そばの時はいつもならニンニクやショウガを風味付けに入れるのだけれども、今回はニラだけで押し通してみたのだな。ええ、十分にその職責を果たしてくれますね、シンプルでとっても好感度の高い焼そばになります。
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前日は雨や雪にやられて辛い始業だったけど
この日はちょっとだけ穏やかな朝
それでも田んぼには霜が降りていて
手袋をしていても指先は痛みを伴う冷たさ
