でらうみゃ~でかなわんわ(45)

噂のにゃごやモーニング その26 「 カフェ&ダイニング グリーンハウス 」

『パフェ』を朝食に

しばらく前に夕方の地方(ナゴヤ)民放番組で「我が街のイチオシモーニング」みたいな紹介をするコーナーを視た。スギちゃんとか云うあまり芸のないヒトがそのメインパーソナリティーで進行するのだけれど、小牧にある喫茶店を巡ってモーニングのアレコレを伝える段で『自家製ロースハム』を食しては「弾力のある食感が…」とか『黒蜜わらびもち』では「味付けがしてあって…」などとバカコメントの連発。もう食レポやめろ!って思いましたよ、カラダがデカいだけで芸もないオトコってみょ~にハラが立つんだよね、あのカスガっていう三流芸人と一緒さ。

なんだか脱線っぽく見えますが、ジツはその番組で知った人気モーニング店がこの「グリーンハウス」さんだったのですよ。モーニングなら”一宮”って思ってましたけど、なになに小牧もヤルじゃん!てなところです。
それに小牧ならいつもシゴトで向かってる先なんだからチャンスはきっとあるよね~なんだけど、開店が朝8時ってのがネックでずっと行くことができなかったのよ。ところがようやく訪れた平日の雨休工…やったね!やっと実現だよ、あの店とこの店のモーニング…ってことで「喫茶メロディー」さんとこの「グリーンハウス」さんでハシゴモーニングとなるわけだ。
日曜日などの休日にはウェイティングが当たり前くらいの人気らしいけれど、さすがに雨の平日は落ち着いた店内だった。窓際の席に腰をおろすとBGMのJazzVocalが優しく耳に届いてくる。雨の景色を見ながらコーヒーとタバコってなんだか落ち着くんですよね…って、こちらのお店は分煙になっていて、入って右が禁煙席で左が喫煙可となっているのです。

さてさてモーニングです。喫茶メロディーさんで『モーニング焼きそばセット』を食したあとなのでヨユーです、ガツガツしてません。そしてこちらはなんと20種類ものモーニングセットが用意されてましてね、フツーなら迷っちゃうところなんでしょうけれど、もう出かける前からパフェのモーニングセットって決めてましたからね、食後のデザートみたいな妙もありますしイッパツで決まりです

MINOLTA  M-ROKKOR 2/40  @ SONY α7

お願いしたモーニングセットは『和風パフェのモーニング』です。トッピングは小倉あんと抹茶シロップです、もう問答無用の美味しさであることをここで語る必要はありませんね。ただパフェと云ってもアイスクリームが使われているわけではなく、シリアルの上ににゅ~っと絞り出されたソフトクリームがその主体となっているのであります。

それでも「朝からパフェってさ、オマエ頭おかしいんじゃないの?」と思うでしょ、ところがちょっと発想を変えるとコレもリッパな朝食なんですね。下部に詰められたコーンフレークはシリアルの一種、ソフトクリームは高濃度乳製品、小倉あんはアズキのグラニテ…もう朝食のスタッフとして通用するやつらばかりじゃありませんか。
抹茶風味のソフトクリームをしばしねろねろナメたあとに全てをミックスしていただけばもう…てなもんです。そして冷たくなったクチの中を温かいコーヒーで諫め、再びひんやり甘いミルク味のシリアルをザクザク食せばシアワセになるということですよ、あぁ反則ワザの連続攻撃ですが後ろめたさは一切ありませんです、はい。

春の肌寒い朝にパフェは如何なものかとは思いますけれど、梅雨時や盛夏のころならばきっとこれに勝るものはないでしょう。ボクの場合そんな季節には多分こいつを食すことは出来ないんでしょうけれど、こうしたものを知ることができたのはシゴトとは云えナゴヤ出張があったからなのでありまして、それは本当に有難いことだと思うのであります。人生って面白いですねえ、どこでどんなチャンスが転がっているのか判らないんですから。
単なるハナシのタネじゃなくって、この『パフェのモーニング』をしっかり楽しんでみましょう。


カフェ&ダイニング グリーンハウス
愛知県小牧市桜井本町144
TEL= 0568-77-9968
ACT=8:00-17:00 無休




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具徳山 妙蔵寺

元亨4年(1324年)の鎌倉時代に創建された日蓮宗の寺院です。本堂などはコンクリート建築ではあるものの、伝統的な木造建築に比べて年間の火災保険料や設備維持運営費が低コストで済み、安全性が優先される現代の寺院運営の在り方として注目されているそうです。

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MINOLTA  M-ROKKOR 2.8/28, 2/40  @ SONY α7

さてその御朱印です。何故に二枚の御朱印を並べてあるのかと言いますと、ご覧の皆様に「間違い探し」をしていただきたくて…ってのはウソでして、違う「印」が押された御朱印なのです。
もうお判りですよね、左下に使用されている印です。左側が角形であるのに対し右側は円形です。そしてこの二種の御朱印を入手したいきさつはこんなことがあったのですよ。

本堂にお参りしたあと庫裡に行き御朱印拝領の希望を伝えると住職殿は外出中のため「書き置き」での対応になるということでした。これはよくある話なので残念ですが仕方ありません。せっかく雨の中を参拝したのですから手ブラで帰るのもナニですし、¥300をお納めしていただいてきました。

その時に「参拝と御朱印をお渡しした方に差し上げているものです」と蓮の花弁型の色紙に仏様のお言葉を手書きしたものが数種類あり、その中の気に入ったものをお持ち帰り下さい、とのことでした。う~む、このようなお心遣いは初めてだ、有難いことです…と一枚頂戴しクルマに戻ったのです。

さて次の行動は…カーナビゲーションスマホをいじっていると窓をコツコツ叩く音がする。何事かと思い外を見ると法衣を召した僧侶がカサをさして立っていて
「只今外出先から戻りました。御朱印の件を聞きましたが、お車のナンバープレートを見ますとずいぶん遠方からお越しになられたようで、せっかくですから朱印帳に直筆の朱印を書いて差し上げましょう」といった趣旨のことを仰るわけです。
そんな~ボクごとき者に左様なまでの情けを…と思いましたけれど、図々しいエロおやぢはアッサリそれを受け入れてしまうわけですよ。その方が妙蔵寺でご住職をなさっておられる太田さんなのでありました。導かれるまま庫裡に戻り、しばし御朱印を書き終えるのを待つわけですが、その間に温かいお茶をご馳走になったり、暖房器具に火を入れてくださったりと大変な気配りようなのでありました。本当に消え入りたいくらいの有難いキモチでいっぱいになりました。

さてご住職が朱印を書き終えてお持ちくださり、それが「書き置き」とは違うこの円形の印が押された御朱印なのでした。
この円い印は江戸時代ものでずいぶんと長きに亘って使用されてきたため突起部がスリ減り、陰影が淡くなってしまっているため普段は使用しないものなのだそうです。お見せいただいた印は木部の一部が欠落するほどに使い込まれ、このお寺の長い歴史を感じさせてくれるものでした。どうせなら図々しいついでにその印も撮影させてもらえばよかったなぁなんて今になって思ってますけど、まあその場のフンイキってものもありますし。
同じ寺院の御朱印でこのように二種類のものを所有しているなんて、なんだか有難いを通り越して恐れ多いような気もします。そして日蓮宗らしく南無妙法蓮華経の文字、その一部が龍の眼と姿になっている様子など、単に丁寧で達筆なものとは違う「念」のようなものを感じます。無学で鈍感なエロおやぢなので宝の持ち腐れといいますか、ネコに小判テキな例になってしまうかも知れませんけれど、大切に大切に心のよりどころとして傍らに置いておこうと思っております。

ポラのフォトはその時の蓮華花弁形の色紙と、御朱印の墨とり紙として使われていた美しい和紙です。源氏物語の一節のように雅な日本画が印刷されており、フツーならただの半紙(新聞紙のお寺もある)なのに、このようなところまで大切にされている姿にカンゲキなのであります。雨休日にもこんないいコトがあった、ってお話。
あ…因みに当家の菩提寺日蓮宗です。南無妙法蓮華経


具徳山 妙蔵寺(みょうぞうじ)
http://www.myouzouji.net/
愛知県小牧市南外山285番地
TEL=0568-76-3934