でらうみゃ~でかなわんわ(165)

噂のにゃごやモーニング その116 「 かどのきっさてん 」

昔ながらの " 街角喫茶 "


いったい誰なんだ⁉ こんなところにクルマを停めた奴は!
これじゃあお店のフェイスが見えないじゃないか…

そんなお叱りを受けそうなシチュエイションでありますが、すみませ~ん、犯人はボクなんです。
いえいえ、ちゃんとお店の方に許可を取ってありますってば。行ってはみたものの、駐車場らしきものがどうにも見つからないし、交差点の角なので仕方なくお店の前の小さなスペースに…。お店に入って恐る恐る「ココでもいいんですか?それとも別に駐車場ってあるのでしょうか」と尋ねたところ、どうやらココでオッケーらしいのでした。
それにしてもイヤらしい写真じゃないか、わざわざこんな風景で撮らなくたって…と思いはしますけどね、なにせ街なかなので移動する先もなくってさ。

かどのきっさてん

こちらのお店は以前に信号待ちしている時に見つけたものです。あら~「かどのきっさてん」って、まんまそのまんまのナマエでやんすね。手書きっぽいロゴが今どきのオサレ系若者が運営しているんじゃないかと思わせるし「いっぷくしませんか?」のキャッチやコーヒーカップに「ほっ」と文字の湯気が立ち上るイラストがまたストレートに響いてくるのです。

かどのきっさてん店内_191123 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

ところが中に入ってみると昔ながらの " 街角喫茶 " じゃありませんか、いや~和むなあ。てっきりテクノ系コンクリート打ちっ放し配管ムキ出しヒップホップがんがんBGMみたいなお店を想像していたからヨケーに「ほっ」としましたね。

一般的なメニューブックのようなものは見当たらず、POPとしてハガキ大のものが挟まれています。ドリンク類と数種のランチメニューが書かれているだけ…とてもシンプルなスタイルの営業をされておられるようです。

テーブルにメニューPOP

お店の主は年老いたご夫妻でしてキッチン担当は奥様、ホール担当がご主人というフォーメーションです。巷で流行りの喫茶店とは違い訪れるヒトもそう多くはないようですし、やはり常連さんは店主ご夫妻と同世代…ってところでしょうか。あと十年も経てばボクもそうした世代の端くれとして生きてゆくはずですよね、静かな時が流れるこの喫茶店にはとても親近感を覚えてしまうわけです。
ただ静岡にはこうした喫茶文化がないのでありまして、その時にジブンはどんな毎朝を過ごしているのだろうか…などと、とりとめもない想像をしてみたりもするのですな。

かどのきっさてん モーニングサービス   MINOLTA M-ROKKOR 2/40  SONY α7

しっかりと淹れてあるコーヒーは風味がよく、苦みと酸味のバランスに優れたものでした。好みのタイプです。そしてトーストにはいくつかあるトッピングからイチゴジャムをお願いしたわけです、なんかジャムトーストって久しぶりな感じでちょっと嬉しいのよ。
あとは定番・茹で玉子とリンゴがひと切れ。何度も書きましたが、モーニングサービスにフルーツがついていると心が躍りますね、加えてこのリンゴが香りよく甘くて美味しかったのですよ、すごく得をしたキブンです。
それらのサービスだけでも充分なのですけれど、トレイにはパウンドケーキと豆菓子の小袋が添えられ、食後にいただくコーヒーのお供の準備も抜かりありません。

店主ご夫妻のお人柄が映されているような暖かな雰囲気と清潔感のあるお店でありました。いいお店だけにもっと利用者があってもいいんじゃないか…と残念なのですが、地方都市ではクルマを移動手段に使うのが主流なのでありますから駐車場がないのはかなり痛いかな…とも思います。まあムカシはこれでもよかったのでしょうねえ。
因みに後日通りかかってみましたらボクと同様にお店の前の舗道に駐車しているクルマがありました。


かどのきっさてん
愛知県津島市市場町2丁目 42
TEL= ---
ACT=7:30-16:00 木曜定休 


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雨の庭風景 ~  色づき深まる梔子


例年師走になると色づきが深まる梔子の実です
雨が降っているせいかその実も葉も鮮やかに発色してますね
今年はこれまでになくたくさんの実を結びまして
とうやって処理するか思案しているところです

色づき深まる梔子   KMZ INDUSTAR-22 Red-P 3.5/50  SONY α7