アイヌネギ

別名「行者ニンニク」

このところ暑かったり急に冷え込んでみたりを繰り返しておりますが、富士山の冠雪がかなり減少しているのを見ますと「やっぱり初夏に向かっているんだなあ…」と実感するわけです。
その富士山は先月の末あたりからクッキリと見える日が少なくなりまして、いわゆる春霞の景色なのですな。ただ比較的気温の低い早朝でもなにかこう薄いヴェールがかかったような状態、モヤモヤ感があるのはもしかして黄砂のせい?とも思えます。


7:21am, April 09. 2021. @Fujinomiya-City

春乃富士

まあそんなこんなして過ごすうちに花粉症の季節も終わりです。年明けから服用していたクスリにも間もなくサヨナラ。公私共々早くスッキリしたいものですな…ってねえ、新型疫病予防のためにウザいマスク着用やワクチン接種というメンドくさいやつも未だ待ってるんだっけ。


さてこうした季節に登場してくる食材には海の幸や山の恵みといろいろありますが、先日珍しいものを東北の知人から頂戴しました。北海道釧路に住んでいたころよく食した『アイヌネギ』ってやつです。別名と言いますか、一般名称として「行者ニンニク」って申し上げた方が解りやすいでしょうか。まさか『アイヌネギ』って差別用語じゃないですよね?昨今は些細なことでも差別だヘイトだと因縁をつけられるのでコトバを選んだり用心しなくてはならないものですから。

菊正宗 樽酒

この日はその『アイヌネギ』を食事の前菜テキなお料理として酢味噌がけで食す予定にしておりましたので、メインの食事として岐阜県系スーパー某Vで握り寿司を購入してきました。
庶民派のリーズナブルなものが棚に見当たらず、仕方なしに単価¥1000の高級セットですよ、なんかゼイタクだなぁとは思いましたけれど、いつもはワンコインの握りパックなどで節約もしてますからね、たまにはいいでしょ…てなもんです。
タタッと支度を済ませテーブルに着き一献傾けるこの時間がスキであります。本当は地元が誇る富士錦酒造の純米たる酒なんぞをいただきたいものですが、まあこの菊正宗だって上等なもんですよ。

アイヌネギの酢味噌がけ/握り寿司   CANON FD 1.4/50 S.S.C.   SONY α7

アイヌネギ』はサッと湯通しして粗熱を飛ばしお皿に並べます。知人が一緒に送ってくれた自家製の酢味噌少しだけ煮切り酒で伸ばして使います。
あぁ、美味いなあ…ニラやニンニクのような強烈な刺激臭はないけれど、芯の強い香りが奥深く潜んでいる気がします。北国で暮らす人々の忍耐力を象徴するような気もします。
母上と一緒にいただきながら釧路での思い出話をしました。あのころ住んでいた釧路市大楽毛(おたのしけ)の海岸にはこの『アイヌネギ』がたくさん自生しておりましてね、野外でジンギスカンなんぞをするときにはソコラから引っこ抜いてかき集めてきてはジンギスカンのマトンと一緒に焼いて食したものです。
自然環境の厳しい土地でしたからその野生の『アイヌネギ』はもっと強い香りと味がしていたような記憶です。コドモながらに「なんだかオトナ味で美味しい!」と思ったものですが、静岡にリターンしてからはその『アイヌネギ』に接する機会もなくなり、すっかり忘却の彼方の食材となっておりました。

栗入りあずきモナカ

そうした過去の記憶を呼び覚ましてくれた知人に感謝したいと思います。ちょい高級な握り寿司も美味しかったけれど、やっぱりこの日のハイライトは『アイヌネギ』でしょうな、北海道の短い夏のお味であります。
 
調子に乗ってお酒は規制基準値超過となりましたが、フィニッシュはアイス!ってルーティンを崩すことのないエロおやぢであります。ところが今まで食していたアイスモナカ(おクチの恋人L社製)はなんと!あのムナクソ悪い " 南朝鮮自治区 " の資金源になっていることに気が付きましてね、以降は却下することにしました。
早く代替品を…ってことで見つけたのがこの「栗入りあずきモナカ」です。製造元は岐阜県の企業さんでした。美味しいモナカアイスではありますが、ちょいとお高いのが玉にキズね。
 
 
 
 
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庭風景  ベニバナドウダンの花蕾

 
 


満天星の 重なり合うて 花蕾
                                          香宝

 

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庭風景 ベニバナドウダンの花蕾   AF-S NIKKOR 4.5-5.6/70-300G ED VR  Nikon D300


美しいライトグリーンの新葉が出たなぁと思っていたら
既に花蕾も用意されておりました
驚異の成長力ですよね…ベニバナドウダン
この花が咲くのは初夏の入口