■ ヅメカン利用のズボラ麺
親子丼のアタマをうどんに乗せたって構わないじゃないか…と安易な発想から生まれたこのお料理、食してみればなかなかのお味で、ご家庭での採用促進につながるのではないかと期待しております。
キッカケは後継者不在が原因でもう廃業してしまった静岡市中心部の老舗蕎麦店にもこんな献立がありましてね、『けいらん』という名前のそのお料理をいちど食してみたいものだと思っていたのに、突然の廃業の知らせには残念無念のコトバしか思い浮かびませんでした。まあそのリベンジというわけではありませんけれど、なんとな~くの想像の下で再現のマネゴトをするわけです。
ところが本来ならば鶏肉や割り下といった食材・調味料を準備すべきなのでしょうけれど、たまたま手元にあったヅメカンを見ているうちにジツにいけないことを思いついてしまうエロおやぢなのです。かつて手弁当を持参してはシゴトに向っていた時期に、オカズ不足を補う目的でストックしてあったものなのですが、このところ利用頻度が落ちてヘタをすると " 賞味期限切れ " という憂き目に遭う可能性も出てきたものですから、こりゃサッサと使っちまったほうがいいよね…と云うのもあります。
レシピはジツに簡単、親子鍋(専門店で使ってるアレ)にゴマ油を均し焼鳥ヅメカンを汁ごとドバっと開け、そしてネギなどの薬味と共にタマゴとじするだけ。あら~呆気ないくらいクイックなトッピングが出来上がります。
きしめん乾麺を茹でてダシつゆをはったらタタッとそこに乗せて完成、ソッコーでズズっといける熱々メニューです。あ~美味いじゃないか、ちょいとヅメカンっぽい歯応えはあるけれど、そのうちにうどんツユがしみて気にならなくなるってもんです。
本当はちゃんと生の鶏肉から作るべきでしょうけれど、こんなヅメカン活用方法もひとつアタマに入れておくと今後の人生が楽しくなりますよ。