■ 活〆真鯛と帆立貝柱のお刺身
ヒトの弱さと政治テキ駆引き
期間限定とか数量限定など、とにかく " 限定 " というキーワードに弱くてついつい購入に走ってしまう…といったハナシはよく聞きます。エロおやぢもご多聞に漏れずそうした面があるのでありまして、まあヒトの持っていないものを所有する優越感とか特別扱いされたことへの自尊心増長など、ロクなもんじゃないわけですよ。
しかもよく考えてみれば大量生産される現代のプロダクトならば、昔の手作りワンオフとは全く意味合いが違っておりましてね、喜んでカゴに入れたのは自分だけかと思っていたら店内にいる誰しもが同じことをしていた…なんて洒落にもなりませんよね。単にキャッチコピーに騙されただけ…なんて情けないけど現実はそうなのですな。まあそーゆージブンは認めたくないので、気付かないフリをしているだけかも知れませんけどね、ヒトとしての弱さを露呈しております。
さて今回購入してきたお刺身は三重県産真鯛と北海道産帆立貝柱であります。
真鯛の方は「活〆」と表示されておりまして、捕らえた真鯛を生きているうちに〆て鮮度を保持させた…という限定品であります。まあこの「活〆」にはちょっとクスグるものがありますよね、それに食してみれば判る鮮度の佳さとか食味の優秀さできっちり裏付けされていますから、単にミエだけで買ってきた限定品とは違うわけです、三重だけに。
帆立の貝柱は例の除染水海洋放出に対して某C国政府が発動した非科学テキ禁輸措置の影響で、国内在庫がダブついて価格下落を引き起こしている…という曰くつきの海産物であるます。これは政治テキ駆引きによって引き起こされた事件でありまして、日本の政府はもっと強い抗議と対抗措置を講ずるべきなのでありますが、相変わらずのヘタレ外交しか出来ずに国家間の力量バランスを失いつつありますな、困ったものです。コチラはいづれ収束を迎えることになるのでしょうし、廉売も限定テキなものなので有難いのは今のうちだけ…ってことなのかな。
■ 師走の庭風景 冬の始まり 春の支度
最後だ最後だ言いつつまた撮ってしまいました
朝陽を浴びて揺れる楓があまりにも綺麗だったものですから
半分枯れて彩度は鈍っておりますけれど
太陽光が透過するとまた別のシブさがあってステキだなあと思います
カレッカレになった柏葉です
寒風に晒されてカラカラ音を立てては揺れていますね
一枚また一枚と重いその葉が地上に落ちてゆき
冬本番へのカウントダウンをするのです
いっぽうですっかり葉を落とした梅は
先月末から既に春の支度を始めています
日に日に膨らんでゆく花蕾
ガクにも鮮やかな色が見てとれますよ