■ 鶏の山賊焼
がっつりスパイス&ハーブで
『鶏の山賊焼』ってよく耳にしますけれど、いったいドコのお料理?ですよね。そう、誰が言い出したナマエなのかは知りませんが、きっとムカシからあるお料理なのでしょう、ニンニクや生姜を始めブラックペッパーや唐辛子をたっぷり利かせた醤油ダレに漬け込み、そのまま色よくテリよく風味よく…ってカンジで焼いたワイルドな鶏肉料理です。
中途ハンパなことをすると照焼チキンと変わらないものになってしまいますので、ここはがっつりスパイス&ハーブでキメてホットで刺激多めのひと品にすることが肝要です。
またスパイスやハーブ類はお好みのもので結構、それぞれの辛さへの耐久性や嗜好を基にがっつり利かせてありさえすればオッケーです。母上は近ごろ辛さにめっきり弱くなっているのでそのテの香辛料は控えめにしましたけれど、テメー独りが食すならばヒイハア系のエクストラホットチューンで攻めたいところです。
今回ちょっと面白かったのは、付け合わせのヤサイに " 生の春菊 " をフィーチャーしたことです。ゴマ油とエクストラヴァージンのオリーブオイルを半々くらいで混ぜたものだけでタタッと和えましたが、まあコレが旨いったらありゃしないわけですよ。
いきり立ちスパイシーな鶏肉のウラをかく様にズバリと投げ込んだ変化球…てなところでしょうか。生の春菊なんて…とお思いになられていらっしゃる未経験の方ならぜひお試しを。