■ たまねぎドレッシングのウラ技
起床していつものように庭をぷらぷらしていると、横を流れる小川の堰にオレンジ色のものが落ちているのを見つけました。よく見ると柿です、そう当家の柿がひとつ落下してしまっているのであります。
あちゃ~、急ぎコンクリート堰に下り降りその柿を手に取ってみました。たまたま落ちたばかりで虫の付着や腐敗もありませんし、上手いこと落ちてくれたようでツブレや変形も僅かです…なんか食べられそうなんだよね。
そんなワケで朝食のお供にしました。
とろりとした舌触り…樹上で完熟したものなので甘みと風味はマキシマムですね、いい " 拾い物 " をしました。
これはそろそろ柿の実の収穫の合図ですよ、様子を窺って脚立や剪定鋏の準備ですな。
冷蔵庫内の整理をしていると、奥からドレッシングのボトルが一本出てきました。もちろん使いかけってやつですが、まあよくあることなので特に残念だとかもったいないとか悔しいなどの感情は起きてきません。お味見をしてみますとモンダイはなさそうですし、何か料理に使えないかと考えてみたのですよ。醤油ベースのたまねぎドレッシングなので煮込み料理にも使えそうだし、和でも洋でもイケますね。
そんな時ふと思いついたのが前日に購入してきた豚ロース薄切りの漬け込みに使ってみたらどーなのよ…ってことです。ニクの厚みは生姜焼き用と謳ってありますので丁度いいんでないかい、正にカモネギですな。
そのドレッシングだけではお味が弱そうだったので、テキトーにすき焼の割り下とか塩や胡椒などを加え適宜調合してやります。ビニール袋にニクとその調味液を入れ、もみもみうっふぅ~ん♪させます。その後三十分くらい放置してコーフンが収まったところで、再びタイトな刺激を…ってなんだかヘンな方向に話が進んでいるので軌道修正しましょう。そう少し放置したあとに念入りなモミ込みをもういちど加えたら焼きに入ります。
あとは綺麗な焼色がつくまで…ツヤよく仕上がったらプレートに盛りつけましょうね。スタンダードなガロニもよし、季節の野菜のマリネでもよし、お家の冷蔵庫にあるものを動員して『豚ロースのオニオンソース焼』を引き立ててあげましょう。