太平燕

太平燕(たいぴーえん)

" 平和な宴 " を意味するメデタいお料理

ずいぶん遅れた梅雨入りですが、ここにきて各地に水害などをもたらしているようでして、被災された方々にはお見舞い申し上げる次第です。それまでは今年はカラ梅雨か?と錯覚させるような高温の日々が続き、もう温かい料理なんか見たくもないよねえ…と思っていたのに、一転して小寒い日中なども出現し、慌ててホットな麺類の支度などをするエロおやぢであります。

この日は「きつね蕎麦」を作って食しました。冬場ならトロミのついたあんかけ仕立てにでもするのでしょうが、きつねもごくフツーに蕎麦ツユで煮ただけのあっさりタイプ、今どきはこれくらいで丁度よい感じです。

きつね蕎麦と小まんじゅう

デザートには隣り町で昔から有名な菓子屋さんの「小まんじゅう」という直径が¥500玉くらいの饅頭をいただきました。その名は " 松風堂 " さんというお店でして、この「小まんじゅう」しか製造販売しておりませんが、めっちゃ美味いのでちょ~人気です。たいてい午前中の早い時間には売り切れてまして、昼ごろに行っても「完売」という札が軒先に虚しくブラ下がっているだけ…という地元グルメなのですよ。
 
さてその数日後にいただいた昼めしは、かなり以前に旅番組のようなTVプログラムで知った『太平燕(たいぴーえん)』なる中華料理です。元々は中國福建省の郷土料理らしいのですが、九州熊本に伝わり日本流にアレンジされて熊本市民のソウルフードになった…と伝え聞いております。

太平燕   Carl Zeiss Batis 2/40 CF  SONY α7RV

スープや具材は長崎の「ちゃんぽん」とほぼ一緒ですが、麺に " 春雨 " を使うと云うかな~りヘルシー志向の強い食べ物ですね。もちろん現地になど行った事はありませんし、レシピもそのテレビ番組で視たものから想像して組み立てたものなのでテキトーかついーかげんなものかも知れませんが、まあそこそこイケてるのではないでしょうか。
また揚げ玉子をトッピングするのが熊本では一般的という記述もありますが、それもフツーの茹で玉子であったりとかお店によってはウズラの玉子ってところもあるようなので、コレでもオッケーをいただけるものと思います。美味いですよ~、気に入りました。
『太平燕』は語呂合わせを含めた支那語であり " 平和な宴 " を意味するものと聞いておりまして、台湾などでもお目出度い席のお料理として今でも供されるものだそうです。
ん?エロおやぢに何かお目出度いことでもありましたか?いや、これといって何にもありませんけれど…。




 
 
 
 

文月の庭風景  千両と桔梗


大雨は明け方までずっと続いておりましたが
少し小降りになったので庭チェック
千両に実のベイビイがもう出来てますね
野鳥対策を急がなくてはなりません

文月の庭風景 雨後乃千両   Carl Zeiss Batis 2/40 CF  SONY α7RV

 
 


次々に花芽をつける桔梗さん
開花の直前にはこんな風船みたいに膨らむのです
いつも思うんですよねえ
ちょっとバカっぽくて笑えるなあ…と

文月の庭風景 桔梗花風船   Carl Zeiss Batis 2/40 CF  SONY α7RV