山盛り叉焼

自家製叉焼

またまたテメーで叉焼を作ってしまいました。昨年末に焼いて食したときに何故にフォトにしておかなかったのだろう…と残念なのでありましたが、年が明けてラーメンにトッピングしたものを食した際に「あ~コレって次回作ったら絶対に山盛りにして喰おう!」と思ったのです。

自家製叉焼の山盛り   Mamiya AUTO mamiya/sekor 2/50  SONY α7

旨いです。ハッキリ申し上げればドコのものより高い評価をいただけるものと確信しております。
ただしそれは " 焼きたて " ってやつだからでしてね、テメーで作って焼いてはその場で切り盛り付けるなら美味いに決まってるじゃん!まあ所謂ズルってもんでして、他との比較なんぞ無意味なことですよね。
いずれにしろ美味いことには違いありませんので、ご褒美のビールをグビっと飲りながら楽しみましょう。


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真冬のセミ


生きてるヤツじゃありません まさかねえ 抜け殻です
またそのフォトかい…なんですけどね
冷たい風にさらされてぶらぶら揺れているわけです
冬の低い陽光によって作られる影が
セミの命の証しのようにも見えてくるのが ちょっと物悲しくもありまして


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AF-S NIKKOR 4.5-5.6G/70-300 ED VR  Nikon D300
 
 
 
 
 
 

たこめし

日間賀島のお土産

昨年の秋、ボクはナゴヤで長期出張生活中だったのでありまして、休日ともなればアチラコチラに出かけては彼の地の文化を見聞していたのです。その中で " 日間賀島 " という知多半島の先端にある島に行ってぷらぷらとゆとり旅をして、やはりアレコレと喰いまくったお話(前編ではバルでタコ唐揚と平貝のフライ、後編に食堂の生しらす丼ね)もこの駄文日記に公開しましたけれど、島の名産品であるタコはこうして真空パックにした干物をお土産としても購入してあったのですな。

たこの干物

そうこれを持ち帰った理由は、日間賀島で名物の『たこめし』を食さなかったから…ということなのでありまして、島の土産物店で " たこめしの具材としてもイケる " という「たこの干物」真空パックを見つけてはヨロコビ勇んで購入したわけです。
干物と云ってもよくあるカラカラに干してしまったタイプではなく " 半生干し " のような状態で、このまま炙って食せば酒の肴としては極上のひと品となり得るものなのでありまして、そいつをゴハンに炊き込んでしまうのはちいとばかり惜しいかなあ…とグラグラ逡巡したのも確かではあります。が、しかしここは初志貫徹、後々後悔しないためにも『たこめし』にすることにしたのですよ。

いよいよ念願の『たこめし』

パックに貼られていたシールの案内通りに『たこめし』の準備を始めます。そして炊飯器から漂ってくる素晴らしい磯の香りに悶絶するエロおやぢなのですよ、うっわ~こいつは楽しみだぜい、食す前からその美味しさが容易に想像できるってもんです。

たこめし   Tokyo Kogaku RE.Auto-Topcor 1.8/58  SONY α7

中くらいのタコがまるまる一匹ですから(タコの数え方って一匹二匹でいいんでしたよね?)二合半のコメの量に対してはたっぷり充分な量です。カマのフタを開くとどっさりタコが入っております、いや~うれPじゃありませんか。
そして期待以上の美味さにオカワリしまくりなのであります。「イカめし」とはまた違った旨さがありましてね、密度の高いお味なのに少しあっさりしていると言いますか、ちょっとだけ上品な感じもします。けれどもクセになることも間違いないわけでして、どのタイミングで食すのを止めるのかに苦しむのであります。

残った『たこめし』は翌朝の食事でもいただきました。その時は刻み海苔をトッピングしましたけれど、またそれも格別なお味になりましてね、あぁ~もっと喰いたかったなあ…みたいな愛おしさに包まれるのであります。
本当に美味しくいただきました、ご馳走さまでした。




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牛肉しぐれ煮弁当

創業 享保元年 京都の老舗懐石料亭の底ヂカラ

京都の老舗懐石料亭? そんな処に行ったことがあるはずないでしょ… ですよねえ、フツーは行きたくたってムリってもんです。ところが便利な世の中になりまして、そうした料亭のエッセンスが気軽に入手できるニッポンなのですな。もっともソレは首都圏、とりわけ東京に住む方々だけに与えられている特権なのでして、哀愁のイナカ町では絶望の日々を余儀なくされているのですよ。

そんな哀れな人生を送っているエロおやぢにもたまには幸運が舞い降りることもあるのです。
そう、母上が沼津に住む妹殿と上野にある東京国立博物館に行き天皇陛下が即位礼正殿の儀で用いられた高御座・御帳台なるものを拝謁する…その帰路、新幹線に乗車する前に東京駅大丸で…という流れでやんすね。そして母上が迷いに迷った挙句にチョイスしたのがこの弁当だったわけです。

美濃吉「牛肉しぐれ煮弁当」   Nikon Ai AF MICRO NIKKOR 2.8/60  SONY α7

へえ~美濃吉さんですか、スゴいじゃありませんか。京都にあるちょっと有名な懐石料理の老舗ですよね。お味は一流に決まっているのでしょうけれど、商売もなかなかにお上手なようでして、お弁当や仕出し専門の子会社を設立し、その伝統のお味をリーズナブルな価格で提供されておられるわけです。
それにしてもこの「牛肉しぐれ煮弁当」、お味に相当な自信がなければこうした割り切りは出来ないでしょうね…ゴハンに乗せられているものが " 牛肉のしぐれ煮 " と " だし巻玉子 " だけ! 究極の引き算とでも言ったらよいのでしょうか、とにかくヨケーなものを排除した美学のようなものがあります。
生姜の風味がはんなり香る牛肉しぐれ煮の旨味と甘み、逆に甘さを抑えてダシの旨味を生かした玉子焼きが引き立て役のように見せかけていても、ジツは主人公の運命を大きく転換するキーパーソンだった…みたいな小説テキ展開がこのお弁当の中にあるわけです。そして京都の老舗懐石料亭の底ヂカラに引き込まれてゆくのです。あぁ、美味い。
ヌル燗の日本酒をちびちび飲りながら静かにいただく牛肉しぐれ煮弁当、小寒の夜にそうしたお味に出会うなんて、なかなかにステキなことです。


株式会社 美濃吉食品
https://www.minokichi.net/

京懐石 美濃吉
https://www.minokichi.co.jp/


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年末年始ビール事情 2019-2020


平素は " 新ジャンル " なるカテゴリのビールをいただいておりますが
週末だけは " ご褒美ビール " と称してハイソ系ビールを飲るエロおやぢであります
もちろん年末年始は週末の連続みたいなものですから
お料理に見合ったものを準備しておくわけですね


年末年始ビール事情 2019-2020





カニ玉ラーメン

HELLO KITTY 45th. ANNIVERSARY

ベツに趣味ってわけではありません…というか、こんな中高年エロおやぢの趣味が " キティちゃん " だとしたらキモい以外のなにものでもありませんけれど。
ニッポンで生まれたこのサンリオさんのキャラクタは海外でも大いに人気があるそうで。そういえば欧米諸国の若い女のコがキティちゃんのイラストや刺繍のあるものを身につけているのを何度も見てますよ、う~ん確かに可愛いからね。

ハローキティ 45周年記念カップラーメン

そんなキティちゃんの45周年記念のカップラーメンを見つけましてね、ついカゴに入れてしまったエロばかおやぢであります。お味はフツーのカップラーメンではありますが、カマボコがキティちゃん…って笑えますね。まあフツーはコドモが食して喜ぶ類の食品なんでしょうけど。

ハローキティ
https://www.sanrio.co.jp/character/hellokitty/


で、ハナシの本題はそっちじゃないんです。例の特大タラバガニカニ味噌や少々の身肉が残っていたものですから、そりゃコレしかないっしょ…てなカンジに作ってみた「かに玉ラーメン」なのであります。

信じられない濃厚さ

ベースにしたのはごくフツーのインスタント袋ラーメンです、当たり前に作って半熟カニ玉をトッピングしただけなんですが、いや~こいつがスゴい濃厚なお味に変身しましてね、もう信じられないくらいでした。

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かに玉ラーメン   KONICA Zoom-HEXANON AR 4/70-150 SONY α7

あっさり風味の醤油ラーメンがこれほどまでに化けるとは思いませんでした。まるで上質なカニ汁をいただいているかのように、幾重にも積まれた海の滋味が穏やかな波のようにクチの中に押し寄せてきます。そして永遠に飲み続けたいと思えるファットな旨味、栄養豊富な北の海底からやってきた成分がスープに溶け込み、ラーメンという食の枠を逸脱してゆく姿…これはヤバい!ボクは何を間違えてこんな罪なことをしでかしてしまったのだろう、もう決して後戻りできない世界にアシを踏み入れてしまった食の旅人…ってねえ、ちょっと大袈裟過ぎませんか?
はいはい、確かにそうです… JAROにチクられちゃいますねえ。でもそう書きたくなるほど美味かったってことなんです、いいじゃありませんかタマには。それにもうこんなマネは当分出来ないでしょうし。


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西高東低


気圧の配置が西高東低…つまり冬型で安定してきました
いよいよ本格テキな冷え込みの季節です
カッキ~ンと冷えた青空
富士山の冠雪もこのあと一層の白さになってゆきます


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8:24am, January 05. 2020. @Fujinomiya-City   Carl Zeiss G.Planar 2/45 T*  SONY α7





タコのカルパッチョ

本来は正月にでもいただこうと思っていた蒸しタコ、いくら冷凍してあるとはいえ早く食べた方が美味いに決まっていますからね、先日意を決してカルパッチョにしてみました。
そんなに難しいわけでもないのですが、ただちょっとだけメンドなのでついつい後回しにしがちな料理でもあります。香味野菜を細かく刻んだりベースとなるドレッシングソースの甘辛加減などに神経を払ってさえおけば、たいていは極上の美味しさにありつけるってものです。今回はタマネギやトマト・パプリカ・ピーマンそしてガーリックをコンカッセし、オリーブオイルに塩コショウと少々のハチミツで調味しました。

タコのカルパッチョ   Nikon Ai AF MICRO NIKKOR 2.8/60  SONY α7

レモンのスライスと共に皿に盛りつけしたらパセリのコンカッセと粗挽き黒コショウで仕上げれば完成。よく冷やしたスパークリング白ワインがあれば申し分ありませんね、タコ殿の育ったモーリタニアに乾杯です。
あぁ…美味いなあ、単なるアンティパストとしての位置づけではもったいない。

ところで世界でも有数のタコ好き民族・ニッポン人ですが、件のタコの自給率は30%程度だと聞きます。残りは海外からの輸入に頼っていて、アフリカ大陸の西に位置するモロッコモーリタニアが主な輸入元です。
残念なことにかの地でも乱獲や密猟が祟って漁獲量が減少、つまりこれまでは安かった輸入タコも高騰する一方ということで、先々に心配が待っている状態です。どうか庶民の味方であるタコまでもが高級食材にならないことを願ってやみません。


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冬の庭風景


小寒の 庭に残りし 夏の夢


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冬の庭風景   KONICA Zoom-HEXANON AR 4/70-150 SONY α7
 
驚くべきことはこのセミたちが巣立ってから何か月も経過しているのに、その抜け殻が間もなく大寒を迎える庭の木に未だ残っていることです。激しい風雨にも耐えてよく…と感心するのであります。
大っキライな夏ですが、なんかこーゆーものを見ると懐かしいような恋しいようなフシギな気分になります。 
 
 
 
 

カニチャーハン

ご褒美として

先日この駄文日記にエントリーした " 特大タラバガニ " の続編です。
そう、いちどこーゆーことをやってみたかったのです…もうコレデモカ!ってくらいカニ肉をどっさり入れたチャーハンですね、こいつを肴にビールぐびぐびぷは~ってやつですよ。

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カニチャーハン   OLYMPUS OM-SYSTEM ZUIKO AUTO-MACRO 2/50  SONY α7

そもそもカニチャーハンって中華料理店ではチャーハン・カテゴリの中のキングですよね。フツーのチャーハン、エビチャーハンを両脇に従え「どうだ!まいったか~」とフンゾリ返って仁王立ちする姿に、誰しもがアコガレを抱くものです。

ちょっと自慢話めいていますけれど、これだけカニ肉とその脚棒肉をフィーチャーしたチャーハンてのは横浜中華街の名店と云えども存在しないのではないでしょうか。
そりゃそーですよね、商売ってのは客の要望と提供者の経済テキ報酬とのバランスなんですから、こーゆーことをするととてつもない金額を提示せざるを得ないわけです。因みの今回のカニチャーハンをざっと試算すると一万5~6千円いただかなければ採算がとれませんです、はい。もうお解りかとは思いますけれど。カニの原価だけでなく光熱費・人件費・管理費なども含めてお店で提供する場合の計算ですからね。
ですから例えメニューに載せたとしても注文する客は年に数人…てのがいいところでしょうか、いろいろな意味で維持が難しい献立でしょうな。
まあ美味いにきまってます、タラバガニの胸肉はゴハン茶碗山盛り一杯分以上入ってますし、脚の特大棒肉だってたっぷり二本分…もうコメとの構成比率は50%くらいになってますから。あ~美味い…てか、喰っていて「美味い」って感覚よりも「スゴいっ!」という強迫に近い圧倒テキなプレゼンスで押し寄せてくるわけです。なんかチャーハンを喰ってるというよりは、カニ肉にコメを混ぜながらいただいている感覚です。
正直に申し上げますとチャーハンとしての出来は如何なものか…なのですね。ビールの肴としての役割は存分に果たしていますが、ソレ止まりってのが寂しい。まあ頑張ったテメーへのご褒美としてやったことですからバカみたいとは思いませんが、いい思いをしたからこれ以上はもう…てなところでしょうか。


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雨の朝


雨脚が弱くなってきたのでソトに出てみた
楓の枯れかかった紅葉がたくさん濡れ落ちている
意外に気温は低くはないけれど
やっぱり冬の雨は冷たいよねぇ


雨の朝… 濡れ落ち葉   Carl Zeiss Jena Pancolar 1.8/50 (Zebra)  SONY α7
 
 
 
 
 
 

けんちんうどん

庭乃柚子

この季節の和食に欠かせない薬味として柚子というものがあります。独特の香気や苦みがたまりませんね、その風味に出逢いますとたとえ盛夏であっても真冬の凛とした寒気を思い起こすのはボクだけでしょうか。

庭乃柚子   Carl Zeiss Jena Tessar 2.8/50 (Zebra)  SONY α7

庭の柚子はひとつふたつ収穫しては、切らさぬよういつも手元に置いてあります。漬物の風味付けや彩として使ったり、折々の料理に薬味として活躍してもらっております。
今シーズンはナリが良くないと言いながら意外にその数も多くて、現状では使い切れないくらい未だ樹にブラ下がっておりましてね、なんかもったいなよなあ…ラクして上手に使い切る手立てないものか…などとユル~く考えております。

残り物のリメイク

楽しかったお正月もお終いとなりました。先日から新年のシゴトに出かけてはおりますけれど、なんとな~くキブンが乗らないと言いますか、生来のヤル気のなさに加えて肉体の不具合が多くて、非常に投げやりな毎日を送っております。よくないことですよねえ、こーゆー状態って。早く活力とヤル気に満ちた路線に戻さなければ。

さて三食美味いものを喰い続けた年末年始の休暇ですね、母上が作ってくれた「お煮しめ」もやはり食べ残しが出てしまうわけです。セッセと消化すればいいのでしょうけれど、う~ん喰い飽きちゃったなあ…てのもありますしねえ、なかなか人生には険しいものがあるわけですよ。

けんちんうどん   Asahi Opt. SMC Takumar 1.4/50  SONY α7

そこで昨年もジッコーしたような気がしますけれど、こいつを " うどんの具 " にリメイクしちゃうわけです。「お煮しめ」はたいてい大降りにカットしてありますから、もうちょっと麺に馴染みやすいように小さくカットしなおして、塩分少な目のダシ汁でサッと煮なおしてやればよいのですな。
フツーにうどんを茹で(今回は乾麺の「きしめん」を使いました)うどんつゆをはったら、その上にダダッと乗せてやるだけです。糸切り柚子のトッピングをお忘れなく、それだけでこの一杯のうどんの価値が何倍にもハネ上がりますから。

あぁ温まりますねぇ冬の「けんちんうどん」、優しいお味がココロにシミます、美味い。ただこんなことをわざわざ書かなければリメイクしたものだってバレることはないでしょうけれど、あまりの美味しさについ自慢したくなるリメイク術だったものですから。


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寒の入り


二十四節気の「小寒」… 「寒の入り」なんて呼ばれてますね
本格的な寒さとなる季節の到来です
今年は今月二十日が「大寒」ですからそれまでの節となります
皆さまに於かれましては お体に気を付けてお過ごしください


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檀の紅葉   KMZ JUPITER-8 2/50  SONY α7

何度もフォトにしている檀の紅葉ですが、季節の移ろいとともにそろそろお終いのようです。鮮やかな赤で楽しませてくれましたが、一枚…また一枚と落ちてゆく様子は寂しいような、そして厳寒期への入口とその先にある春の到来を予感させてくれるものでありまして、フクザツな気分で眺めております。