(108) 今さら言われなくてもねぇ…『ごぱん納豆』

ハイスクール時代はそんなことを考えるヨユーもなかったが、大学生のころは面白可笑しいことへのチャレンジと経済テキ理由も影響して一般常識とかけ離れた食生活を送ることもしばしばあった。

そのひとつに“バタートーストに納豆をのせて喰う”というものがあった。これは面白半分でやったことではなく、バターを塗ったトースト食パンに醤油をつけた焼海苔を乗せて食してみたらメッチャ美味かったのにヒントを得て、その“のりバタトースト”に納豆オンしてみたのね。いや〜コレが美味いったらありゃしない!
その納豆のパッケージ写真にあるようにキャベツの千切りなんぞに乗せたものより遥かに美味い、雲泥の差なのである。タカノフーズさん、ちょっと研究が足りませんねえ。きっとヴィジュアル優先の絵作りをしたのでしょうけど、オンナコドモ相手の雑誌〇〇クラブのインチキ記事じゃないんですからね、食文化をリードすべき食品メーカーがそーゆーコトをしてはいけません。脱線。
当時は革命テキ発見とばかりに友人にそのことを話すと予想通りヘンタイ呼ばわりされた。そうだろうなあ、納豆にマヨネーズを入れて食すことでさえ反社会的活動・伝統文化の破壊行為として厳しく取り締まられていた時代である、ムリもないことなのであった。
しかしボクをボロカスに貶したオトコはナゴヤ出身なのであって「うっわ〜、どえりゃーキモチわるぅでかなわんでよ」とか言っちゃって眉間にシワを寄せてみせたりもした。ジツに嫌そうなカオで侮蔑の目つきを投げかけてきた。ボクから言わせればおめーらだって“あんかけスパゲティー”とか“赤だし味噌汁つきトーストモーニング”なんてSM級罰ゲームみたいなもんを喜んで喰ってるだろ!みたいに思ったりもしたが、仲のいいヤツだったのでケンカまではしなかった。

そんなワケでこの商品をメにしたときは「はは〜ん」てなカンジで、そのヘンタイめしのことを想い出していた。
添付のタレにはバターの風味が予めつけられているのでトーストにバターを塗るテマヒマは省けるが、肝心のお味の方は安っぽいマーガリン風味…しかもコレは昭和三〇年代の給食マーガリンだろ〜みたいなインチキ臭い味で、これなら添付タレは使わない方がいいと思った。百歩譲ってパンなら限界近くでガマンできようが、ゴハンなんぞに乗せたら米作農家への冒涜とも捉えられかねないだろう。
フツーにバタートーストして醤油とカラシで調味したものを乗せることをお勧めしたいし、そのほうがこの商品専用に用意された超々極々小粒の納豆が持てるポテンシャルを最大限に発揮する。




おかめ納豆タカノフーズ株式会社)
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宴のあとの白々しさか
ひんやりアタマを鎮める神戸の夜明け



6:06AM, September 24. 2011. @HOUJU, Kobe-City

(107) 山梨県笛吹市『食べるラー油納豆』

パンや野菜を購入した道の駅に“納豆の自動販売機”があった。ウワサには聞いていたが実際メにするのは初めてのことで、物珍しさにどんなシクミで動作するのか購入して確かめてみようとつい思ってしまった。

ごくフツーの納豆からキアイの入った高級品までいろいろある。ガラス越しに見えるのはサンプルやフォトではなくコンベアに乗った販売実物で、現金を投入して該当番号を入力するとコンベアが動作して取り出し口に落下するという機構になっていて、その動きを固唾を呑んで見守ってみたもののただ音もなく前面にセリ出して来てはゴトリと落ちるだけでベツに面白くもなんともなかった。
ただこんな自動販売機でわざわざ納豆を売らなくてもよさそーなものなのにと思うが、いくつかの商品は売り切れになっていて「酔狂なヤローもいるもんだな〜」…ってオマエも一緒だろ!なのである。

ボクがチョイスしたのは流行のアレをフィーチャーした『食べるラー油納豆』であって、コレはやはり人気があるのかラストワンだった。
2パックで¥120と気軽に購入できるが、よく考えると平素の食卓にのぼる納豆は3パックで¥90前後であるからして倍のお値段なのである。う〜むゼイタクな食べ物ではないか…コレは絶対に美味しくなければならない、そうでなければこんな商品についデキゴコロとは云えテを染めてしまったジブンが許せないではないか。
開封してみるとごくフツーの納豆にごくフツーのタレと食べラーのパックが添付されていた。食べラーの方は一般テキなビン詰になっているものとは違いフライドガーリックなどの具が細かく砕かれている様子だ。納豆との馴染みを考慮した結果だろう。
納豆には刻みネギと添付タレを加えよ〜くマゼマゼしてゴハンに乗せ、そこにその食べラーをトッピングしてやるという方法を採った。

ところが食べラーのパックをハサミで切り納豆ゴハンの上でギュウと絞ってみても半分程度しか出てこないのね。具がパックの内側に貼りついてしまって真空状態になり揉んでもスカしてもダメなのである。
そのうち切り口のラー油が指先に付いてしまったりして頗るキブンが宜しくない。ティッシュでフキフキしつつ仕方がないのでティースプーンを取り出して残った中身を掻き落として一件落着なのであったが、指先の油はキチンと石鹸で洗浄しないとキレイには落ちてくれないので写真を撮るに当っては手洗いをする必要があった。そう大切な商売道具のカメラがラー油でベトベトになるのはカンベンしてもらいたいのよね… って食べる前からこんなメンドーに巻き込まれてしまい、ますます激しく美味いモノでなければ気が済まない状態になってきた。
食してみるとごくフツーのヨロコビが待っていた。美味しいんです、でもフツーに美味しいんです。ええ、フツーに…当たり前に…そんなに感動とかしませんね…そう、ごくフツーに美味しいんですよ。
コレならいつもの廉売納豆に常用している食べラーをかけて食しても一緒…というかソッチの方が美味かったかも…とどうにも釈然としないまま食事を終えたエロおやぢなのであった。


納豆工房 せんだい屋
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雑木林の記憶



May 03. 2011.

(106) 震災の影響とコープ神戸『小粒納豆』

イナカ町のコンビニには面白い処があって、入口ワキには泥のついた野菜、店内にはそ経営者の自家製漬物やコンニャクの煮物などが別ワゴンに乗せられて販売されている。ボクのシゴト場マンションからクルマで5分ほどの場所にあるので時々行っては面白そうなモノを購入したりもしている。

純然たるチェーン・コンビニなら許されないコトなのだろうが、静岡ではムカシからある「Yショップ」と呼ばれるコンビニ、つまり某大手製パンメーカーのイキのかかったコンビニはそうしたユルめの経営がされていて、いわゆる“よろず屋”テキ展開が昭和チックでジツにフレンドリーなのである。
そのお店も元々は農家が経営するナンデモ屋だったのだろうが時代のニーズに合わせてコンビニ形態に変換したに違いない。なにせ笑えるのは先に書いたモノのホカには自家製粉の「蕎麦粉」とか「業務用の2kg入り漬物パック」や自分の畑で採ってきた野菜や果物、時期になれば裏山で収穫したタケノコの煮物などといった手造り惣菜がドッサリ並んでいてソコがコンビニであることを一瞬忘れる。
通常は有名メーカー品やPBだけが並ぶ食品棚にもなんだかワケの解らない商品がテンコ盛りでコーフンするのだな。中には鎌倉ハム謹製のパストラミビーフやソーセージといった高級品も混じっていたりしてヨケーに混乱する。
そんな棚の一角に見たコトもないキムチを見つけ、コープで「スーパー極上キムチ」を注文してあったにもかかわらずついソレを購入してしまった。川崎市にある冬伯(とんべつ)というコリアフード専門店の商品で、食してみればサスガに本格派キムチであってキチンと韓国の味がする。

ストレートに楽しんだアトは久しぶりにキムチ・チゲをして温まった。ちょっと多く準備し過ぎて残ってしまったので翌日の昼食は冷やゴハン&タマゴ投入で“おじや”にて残飯整理である。そのときふと思いついたのは(そうだ!コレに納豆を入れてみよ〜♪)というコトなのであった。
手元にあったのは通常ではとうてい考えられない神戸の納豆である。そう震災の影響で品薄になった納豆はコープ神戸の緊急協力によってコープ静岡の店頭に並ぶことになったのね。
レギュラーの商品なら3個組1パックで¥80前後で売られている納豆だがコレは¥128とヒジョーに高価だった。シカタがない、非常時だもんね。それに少しでも利用者の不満を解消しようと手配してくれた商品だ、フツーなら絶対買わない値段だがそのココロイキを買おう!というキモチでカゴに入れた。
神戸の納豆はとてもソフトで香りも控えめだった。食感や風味は若干モノ足りない気もしたが関西の食事にはコレくらいのほうがフィットするかもしれないなあ… まあソレはかなりキビシい見方での評価なので、実際はごく標準テキに美味しい納豆なのである。
この『キムチチゲの納豆おじや』というテキトーかつジャンキーな料理もけっこー美味くてハラいっぱいになるまで貪り喰い続けた。


ところで納豆が関東地区のスーパー店頭から消えてしまったイキサツは様々な要因があったようだ。先ずは製造メーカーの被災による操業停止。無事だったメーカーさんも配送手段への苦慮と計画停電による操業短縮で製造が制限されたこと。納豆が製造出来ても容器や包装資材のメーカーが被災していて出荷できないという企業もあったようだ。
そして消費者の買い溜め・買い急ぎ・買い占め… コレが不足に輪をかけた。ベツに納豆が無くても死にはしないのにナゼかバカみたいに買い漁るイカレた連中が数多存在したのである。オマエは平素からそんなに納豆ばかりを喰うのか? それとも停電になったら急に納豆が好きになったのか?
某国営放送の番組でパニック買いをした主婦へのインタビューがいくつか紹介されていた。その家にはカップ麺3ケースとか飲料水ペットボトルが5ケースなど呆れる量のモノが積まれていた。冷蔵庫内はあらゆる食品がパンパンで、例のサワギのあった直後からその状態であるという。賞味期限が切れてしまったので捨てたものは数知れないとシャアシャアと言ってのけていた。くたばれ!このクソババアである。
「反省しています」などとシオらしい発言もしていたが、そーゆーヤツは次も同じ行動をとるに決まっているのさ。早く人生を終えて下さい。
まあバカは放っておいて…と言いたいところだが、ソレも迷惑なハナシなので矯正教育もしなければならないし、被災地への支援活動も怠るコトは出来ないし、マトモな人間は忙しくなる一方なのである。




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今朝の富士山
強風のオカゲで純白の銀嶺は短命でした
相変わらずカスミも強いし…



7:34AM, April 13. 2011. @Fujinomiya-City

(105)静岡県浜松『浜名湖のり納豆』

浜名湖の海苔養殖は江戸期文政のころに始まるというから、かれこれ200年近い歴史を有することになる。正直に書くと今までそのコトは知らなかったし、その製品も購入したことがなかった。
かろうじて知人から「浜名湖青のり」の乾燥品をいただいて食したり地方テレビのニュースでその収穫の様子を放映することもあったのでナマエを知っていた程度に過ぎない。

それが突然「納豆」というカタチで県東部のこのイナカ町に登場したのは伏線があったからだ。ちょっと信じがたい流れだが先日の東北・関東地方の震災がこのトリガーになっているのである。
震災発生の数日後、市内のスーパーから納豆が全て消えた。関東エリアの一大供給地点である茨城県にも大きな被害があったことを踏まえての買い急ぎだろう、まあ何とセッカチな人々か!とは思ったが、まあ無いものはシカタがないのでたかだか納豆くらいで大騒ぎすることもなかろう…と悠長に構えていた。
ところが何日経っても棚がカラになっているのでアレレと思っていたらソレ以外の地域の納豆製品が供給され始めたのであって、その中にコレが少量混じっていたという次第である。そんなことでもないと地元産の食品をメにすることもないと云うのはちょっとナサケナイ話なのであって、静岡県地産地消を訴えたり富士宮市がフードバレー構想を推進しているなどというのは本気なのかと疑ってみたりもしてしまうのである。まあしょせんお役人のお題目主義に踊らされる民間企業と消費者という構図も見え隠れしてあまりキブンは宜しくない。
そのハナシはまたベツの機会にとっくり述べさせていただくことにして、取り急ぎこの『浜名湖のり納豆』実食レポートをしようではないか。

納豆そのものは県内産の大粒大豆を使用していて、ふっくら旨味のあるそしてナカナカに香りもよい上質な納豆である。この商品のミソは添付のタレに「浜名湖産の海苔」を加えてある…と云うことだったが(あ〜海苔の風味で納豆の味が判らなくなるのもイヤだなあ)と思い最初はプレーンな状態で数粒食してみたのだ。
そして添付のタレを絞りだすと、ほとんど“海苔の佃煮”状態のものがドロリと流れ出てきて納豆を覆い尽くす様相となった。イヤな予感は的中して、もー納豆を食っているのか海苔の佃煮を食っているのか判らない状態に陥っている。
へっへ〜ザマミロ、最初にちょっとつまんで正解だったね!とニヤつくものの、メの前にある混合済み納豆さんにはなんだか申し訳ないようなキモチになってしまった。
納豆と海苔の佃煮はどちらもかなり美味しいのに、お互いに長所を消し合うような組み合わせは如何なものか、これなら別々に食した方がいいなあ…とエロおやぢは嘆くのであった。
オカゲで今まで知らなかった浜松の納豆を試すチャンスに恵まれたワケだが、震災発生二週間を経過した今、茨城県産納豆は大量に店頭に並べられ順調な入荷の様子をうかがわせている。この間納豆を食べなくてもベツにさしたる支障はなかったのであって、買い溜めに走った愚かなヒトビトには「御苦労様で御座いました」とねぎらいの罵声を浴びせかけてやりたいと思う。




浜名湖のりブランド推進協議会
http://www.hamanako-nori.jp/


丸紅食品有限会社
http://www.marubeni-nattou.co.jp/pc/product



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今朝の富士山



6:52AM, March 27. 2011. @Fujinomiya-City









かぶちゃん
おはようございます!
納豆のニオイが苦手なヒトにはいい…って云うんだけど、ソレって根本テキに違うと思わない? 納豆を買うヒトって納豆のあの香りがスキなんであってさ、ダメなヒトはジブンでなんとかしてよ!って思う (´▽`*)アハハ
だいたいにおいて海苔の佃煮は甘みと香りが強過ぎて納豆に合わないと思うなあ…
新潟や神戸の震災の時は商品の欠品なんてなかったけど、東北や北関東がいかに様々なモノの生産地であったことかがよく解るよね。我々は冷静に対処出来るけど
バカのために「しなくてもいい不便」を被るのはカンベンしてもらいたいよな〜!



チャッピ〜☆彡さん
おはようございます!
水の問題って成人はカンケーない…って認識しかなかったのですが (´▽`*)アハハ 乳幼児の場合もあくまでもリスクを遠ざけるイミで…というレベルですからそんなに神経質にならなくていいでしょう。水は日常テキに大量に扱うから怖いというキモチは解りますが、発表されている数値を見てもごく小さなレベルの変動ですから冷静に判断して下さいね。なんだかボクって保安院報道官か? (≧∇≦)b
というか、フツーのヒトにとって解りにくい説明ばかりでさ、不安ばかりを煽る報道が民放に多いんだよな。特にAはヒステリックだし、Fに至っては報道の体をなしていない。あ、ベツに伏字にする必要ありませんね…
当家は数年前からフジテレビの視聴を禁止してきましたが、今回の震災報道でその正当性が証明されたと思っています。
おっ、富士山フォトへのチェックレベルが高くなりましたね、ボクのオカゲだと感謝して下さい(笑)



梅成弟子丸さん
こんにちは!
ご安心下さい、禁止でもF-1だけは視聴できるダイアログを考案いたしました。近日中に公開いたしますので乞うご期待(^o^)v ただし簡単な質問にお答えいただく必要がありますのでご承知置き願います(笑)
ホントに最近はヘンタイとしか思えない納豆が多くて困りますね、日本古来の伝統食品文化を冒涜するものであります!



Lotさま
こんにちは!
いや〜ん♪ シブ過ぎでつね、音更の納豆!w(^o^)w レギュラー製品のあのダサダサなデザインが昭和を引きずっていて堪らないなあ… 近年の新製品より遥かに優秀なパッケージですよ〜
そして十勝の大豆ですから美味しいんでしょう、食べてみたいにゃ… 娘のナマエはしずかちゃん(笑)
日向発酵食品株式会社
http://www3.ocn.ne.jp./~hinata31/
北海道の納豆で懐かしいのは「経木+穴開きビニール」のハイブリッドパッケージ(笑) 今でも売ってるんですよね、ソレ。 数年前に札幌から送っていただいた江別の「ポン納豆」、カンドーしました!
   ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
おはようございます。
ダメだ… 朝美さんへの脈絡が掴めない(笑)
調べたら帯広近辺には納豆メーカーさんがたくさんあるのですね。サスガ十勝だな〜w(^o^)w
http://www.agri.hro.or.jp/tokachi/soy/info/soyfood/processor_natto.htm
   ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
あは… なるほど。
豆腐屋さんとか蜂蜜屋さんのお嬢さんってキレイな方が多いんですよね♪

(104) 東京都青梅『つるの子納豆』with 卵黄の醤油漬

札幌の友人Kがいーコトを教えてくれた。卵黄の味噌漬というのは知ってはいたが醤油漬もオッケーだとは思いもよらないレシピだったのである。

著名な料理エッセイなどを見ると必ずひとつやふたつ“卵黄の味噌漬”というモノが絶賛されていて、特に高級料亭などでは味噌の上にガーゼを敷いてその上に卵黄を乗せ再びガーゼそして味噌を、というかなりメンドっちいコトをしては客を喜ばせているらしい。
まあそりゃ美味いでしょ…ってなカンジなのではあるが、そんなテの込んだコトをズボラなエロおやぢがするハズもなく(あ〜いち度くらいは食ってみたいもんだよな)とぼんやり思ったこともある程度であった。
ところがこの“卵黄の醤油漬”は生醤油に卵黄をポチャンと落として二晩か三晩ホッタラカシにしておくだけのちょ〜ズボズボ…違う!ズボラが可能なぐうたらレシピなのであって、早速やってみないテはないじゃん♪なのであった。
残った卵白はメレンゲにしてカプチーノ風パスタにするのがベストでしょう…などとは言わないが、まあたまには刻みキャベツのかき玉味噌汁なんてのも寒い朝の食事には温まっていいものですよ…と申し上げたいのだな。
さてその卵黄の醤油漬だ。もっとショッパいのかなと想像していたら、な〜にコレがまたいい具合のシミ込み加減でフォトのように熱々ゴハンの上にストレートにポンと置いて箸でつぶし拡げて食せば「いや〜ん♪」ねっとりウッフ〜ンまったりな旨味なのであって、巷で皆がヨロコんで喰っている温泉玉子などとは格の違う美味しさがある。う〜ん、メを瞑って食したらイクラの醤油漬と間違えそうなほどだ。

そんな卵黄醤油漬でニマニマしながら一緒に食した納豆は昭和22年創業の菅谷食品さんのスタンダードクラスの製品である。平成11年に第4回「全国納豆鑑評会」優良賞受賞した企業さんだけあってひとくち食せばそのマジメな納豆作りガスグに判るだろう。ふっくらとして香りも良く、優しい旨味が(あ〜納豆ってコレだよな…)と改めて思うような嬉しさがある。
同社ではもう少しランクが上の“せいろ蒸し納豆”とか“石室炭火造り納豆”といった意欲テキ取り組みをした納豆も製造販売しているようで、そんな高級タイプならドレほど美味いのだろうかとウズウズしてしまうのである。
残念ながら哀愁のイナカ街では実現不可能な夢だが、もしかしたら静岡市内のデパ地下辺りならナニかの折りにテに入れられるのかもしれないなあ。そうコレも伊勢丹で購入してきたモノだし。
大事なコトを書き忘れていた。やはり納豆は大粒が美味い、この納豆を食して改めてそう思った。



有限会社 菅谷食品
http://www.sugaya.co.jp/
東京都青梅市友田町 1-1010-1
TEL=0428-24-7010 FAX=0428-22-0272




☆添付のタレが甘過ぎず、これまたサイコーに出来のよいものでしたよ(o^∀^o)
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Twilight Flight



4:33PM, December 18. 2010.

(103) 毎日きちんと朝ごはんを食べましょう!『花子の朝ごはん』

…とパッケージに書かれている納豆である。
言われなくてもちゃんと喰ってるぜ!なのではあるが、このところちょっと心がけていることがある。

ソレは出来るだけ食卓に並べるオカズの品数を多くしようではないか、と云うコトなのである。そうは言っても忙しい朝にそんなテマヒマをかけてはいられないのであって、作り置き常備菜みたいなヤツが頼みの綱なのだな。
タクアン・ウメボシはいいとして、ヌカミソってのも絶対に外せない。日頃の糠床メンテナンスに多少は気を遣うものの慣れればベツにどーってコトはないので季節のヤサイを埋め込んでは楽しんでいる。
あと漬物は白菜漬や野沢菜・御殿場の水かけ菜・京都あたりのかぶら漬などが上位を占めているかな。
そうだキムチも時々登場するなあ、朝ゴハン用はあまり本格テキなキムチよりちょっと和風に仕上げたものがバリバリ喰えてうれしい。
焼魚の上位陣は塩鮭・アジ開き・塩サバといったところか。鰯のメザシ、ホッケ切身茶干、シシャモ、サンマ灰干、サバみりん干などもけっこー頻繁にカオを出す。う〜む、こうしてみると干物って多いのね。サンマが安いときに購入してきては作り置きする生姜煮もイケるオカズで、塩鮭同様にソレがあればホカには要らないよ〜となるのだな。
キンピラゴボウとかしそ昆布、ちりめん干、イカの塩辛、辛子明太子、生タラコ、鶏レバ時雨煮…そうそう牛肉の時雨煮ってのもたまんない。ちぇっ、要はオカズならなんでもオッケーってコトじゃないか。

焼海苔も超トラッドなものだが近年台頭している韓国海苔もイケる。食料品店やスーパーで安売りをよくしているのも有難い。ちょっと粒塩の加減とゴマ油が食欲をググッとアシストしてくれるんだよ、いいねぇ一杯の肴と兼用できるし。
そして納豆。毎日ではないがほぼ二日に一度は食している。たまにミス発注してダブってしまうことがあって、そーゆー場合は納豆蕎麦とか納豆チャーハンにして食せばまた別の顔を見せてくれるのだ。そうそう先日中三元女子剣道部員に『納豆&カツヲ節&板海苔の和風スパゲティー』を作ってやったら狂ったようにヨロコんで食べていたなあ。
なんだか今日はトリトメのない記述になってしまったが、結局納豆は朝ゴハンのお伴G7の常任理事なのであって生玉子納豆とかイロイロ応用は利くもののフツーに食すのがイチバン美味いのである。
ところでこの『花子の朝ごはん』などというガキにコビたようなフザケ系ネーミングの納豆であるが、外見とはちょっと印象が違ってナカナカ本格派なのであった。小粒ではあるものの大豆は香りも旨味もしっかりしていて、この商品が廉売商品とはベツのスペースに置かれていたコトを食してから納得するのであった。


あづま食品株式会社
http://www.adumas.co.jp/




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今朝の富士山
宝永山にご注目、風ですっかり雪が飛ばされてしまってます…
相変わらず強い西風で冬らしい上空の様子ですね



7:29AM





7:34AM, December 09. 2010. @Fujinomiya-City

(102) 生活良好・有機極小粒納豆で『納豆蕎麦』

生活エリアにないスーパーに行く楽しみはいろいろあってその一つには普段見かけない食材や商品に出会えるというコトもある。先日もリニューアルオープンした清水のスーパーでオリジナルブランドの納豆を見つけては喜び勇んで購入してきたワケだ。

今やPBなどは珍しくもなんともないものでありよほど商品に特徴がなければテにとることさえしないが、この製品が面白いなと思ったのはラベルに“有機JAS”なるマークが付けられていたことなのである。
食品の安全志向も高まりこうしたおスミつきを冠してアピールしようとする涙ぐましい努力は評価したいが、本来は昔からの農法で栽培された国内産大豆であればナニもわざわざこうしたコトをする必要もないワケであって、国の農業政策の失敗がミョ〜なツケとして国民に回されているのにはどうにも納得がゆかないのである。
ところでこの“有機JAS”とはいったいどういうモノなのかというと「多年生作物は過去3年間以上、野菜や米なら過去2年間以上、農薬や化学肥料を全く使っていない農地での栽培など有機JAS規格を満たした農産物・加工食品に有機JASマークを付す制度」ということで、有名無実の制度でないことだけは確かなようだ。


というのも急速に高まった消費者の安全認識に対し世の中ではヤタラに“有機”や“無農薬”あるいは“自然栽培”といった曖昧・漠然とした表示が市場に氾濫し逆に混乱を招いたという経緯がある。
ソコで農林水産省が重いコシをあげ1999年にJAS法の一部を改正し、同時に“有機JAS法”も制定された。
http://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/index.html
そして2001年からは「有機だよ」と表示するにはこのマークを貼らなければならない=第三者機関である認定機関から有機認定を取得しなければならないというコトになったのだな。ってコトはこのマークなしで「有機」を謳うことはJAS法違反となりテにお縄がかけられる…というキビシいものなのである。詳細は上記の農林水産省ホームページで“JAS規格について”をご覧いただきたい。

ついでにいろいろ調べるとムカシからあるJASマークは現在更に細分化され一般・有機・特定・生産情報公表・流通といった5種類ものJASが制定されていることを初めて知った。興味のある方は農水省のホームページで勉強して下さい、ボクは今のところあまり興味はないのでパスしますけどね。
ソレにこうした法制度に合致した作物・商品であってもソレが美味しいかとかコストに見合った価値があるかという部分に関しては別問題なのであって、さらに言わせていただければ泥付き信仰とか虫食い幻想など噴飯モノの思い込みもあるので、究極の安心安全美味を求めるなら自家栽培しか残されたものはない。ただしコストと時間は莫大なものを要するのでヘタをすれば農作物を作るだけで終わってしまい「料理どころじゃねーよ!」と本末転倒にもなりかねないのである。
あぁ講釈が長すぎた。結局はその納豆を使って温かな蕎麦を食したのである。コレがけっこー美味いのだな。ただこんな食べ方をする時には高級な納豆は必要なく、3パックで¥58などの廉売モノで上等なのであってボンビー君のサイフにはとても優しい食事となる。


生活良好(くらしりょうこう)
http://www.ajs.gr.jp/copro/privatebrand.html




☆けっこー美味い…なんて書きましたが、ジツはかなりハマる蕎麦でして(笑)
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今朝の富士山
気温12℃、快晴、若干カスミがち…



7:01AM




南東斜面はまあまあですが、大沢崩れ側の冠雪は風に飛ばされかなりゴツゴツに



7:34AM, November 29. 2010. @Fujinomiya-City