札幌の友人Kがいーコトを教えてくれた。卵黄の味噌漬というのは知ってはいたが醤油漬もオッケーだとは思いもよらないレシピだったのである。
著名な料理エッセイなどを見ると必ずひとつやふたつ“卵黄の味噌漬”というモノが絶賛されていて、特に高級料亭などでは味噌の上にガーゼを敷いてその上に卵黄を乗せ再びガーゼそして味噌を、というかなりメンドっちいコトをしては客を喜ばせているらしい。
まあそりゃ美味いでしょ…ってなカンジなのではあるが、そんなテの込んだコトをズボラなエロおやぢがするハズもなく(あ〜いち度くらいは食ってみたいもんだよな)とぼんやり思ったこともある程度であった。
ところがこの“卵黄の醤油漬”は生醤油に卵黄をポチャンと落として二晩か三晩ホッタラカシにしておくだけのちょ〜ズボズボ…違う!ズボラが可能なぐうたらレシピなのであって、早速やってみないテはないじゃん♪なのであった。
残った卵白はメレンゲにしてカプチーノ風パスタにするのがベストでしょう…などとは言わないが、まあたまには刻みキャベツのかき玉味噌汁なんてのも寒い朝の食事には温まっていいものですよ…と申し上げたいのだな。
さてその卵黄の醤油漬だ。もっとショッパいのかなと想像していたら、な〜にコレがまたいい具合のシミ込み加減でフォトのように熱々ゴハンの上にストレートにポンと置いて箸でつぶし拡げて食せば「いや〜ん♪」ねっとりウッフ〜ンまったりな旨味なのであって、巷で皆がヨロコんで喰っている温泉玉子などとは格の違う美味しさがある。う〜ん、メを瞑って食したらイクラの醤油漬と間違えそうなほどだ。
そんな卵黄醤油漬でニマニマしながら一緒に食した納豆は昭和22年創業の菅谷食品さんのスタンダードクラスの製品である。平成11年に第4回「全国納豆鑑評会」優良賞受賞した企業さんだけあってひとくち食せばそのマジメな納豆作りガスグに判るだろう。ふっくらとして香りも良く、優しい旨味が(あ〜納豆ってコレだよな…)と改めて思うような嬉しさがある。
同社ではもう少しランクが上の“せいろ蒸し納豆”とか“石室炭火造り納豆”といった意欲テキ取り組みをした納豆も製造販売しているようで、そんな高級タイプならドレほど美味いのだろうかとウズウズしてしまうのである。
残念ながら哀愁のイナカ街では実現不可能な夢だが、もしかしたら静岡市内のデパ地下辺りならナニかの折りにテに入れられるのかもしれないなあ。そうコレも伊勢丹で購入してきたモノだし。
大事なコトを書き忘れていた。やはり納豆は大粒が美味い、この納豆を食して改めてそう思った。
◆有限会社 菅谷食品
http://www.sugaya.co.jp/
東京都青梅市友田町 1-1010-1
TEL=0428-24-7010 FAX=0428-22-0272
☆添付のタレが甘過ぎず、これまたサイコーに出来のよいものでしたよ(o^∀^o)
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