(106) 震災の影響とコープ神戸『小粒納豆』

イナカ町のコンビニには面白い処があって、入口ワキには泥のついた野菜、店内にはそ経営者の自家製漬物やコンニャクの煮物などが別ワゴンに乗せられて販売されている。ボクのシゴト場マンションからクルマで5分ほどの場所にあるので時々行っては面白そうなモノを購入したりもしている。

純然たるチェーン・コンビニなら許されないコトなのだろうが、静岡ではムカシからある「Yショップ」と呼ばれるコンビニ、つまり某大手製パンメーカーのイキのかかったコンビニはそうしたユルめの経営がされていて、いわゆる“よろず屋”テキ展開が昭和チックでジツにフレンドリーなのである。
そのお店も元々は農家が経営するナンデモ屋だったのだろうが時代のニーズに合わせてコンビニ形態に変換したに違いない。なにせ笑えるのは先に書いたモノのホカには自家製粉の「蕎麦粉」とか「業務用の2kg入り漬物パック」や自分の畑で採ってきた野菜や果物、時期になれば裏山で収穫したタケノコの煮物などといった手造り惣菜がドッサリ並んでいてソコがコンビニであることを一瞬忘れる。
通常は有名メーカー品やPBだけが並ぶ食品棚にもなんだかワケの解らない商品がテンコ盛りでコーフンするのだな。中には鎌倉ハム謹製のパストラミビーフやソーセージといった高級品も混じっていたりしてヨケーに混乱する。
そんな棚の一角に見たコトもないキムチを見つけ、コープで「スーパー極上キムチ」を注文してあったにもかかわらずついソレを購入してしまった。川崎市にある冬伯(とんべつ)というコリアフード専門店の商品で、食してみればサスガに本格派キムチであってキチンと韓国の味がする。

ストレートに楽しんだアトは久しぶりにキムチ・チゲをして温まった。ちょっと多く準備し過ぎて残ってしまったので翌日の昼食は冷やゴハン&タマゴ投入で“おじや”にて残飯整理である。そのときふと思いついたのは(そうだ!コレに納豆を入れてみよ〜♪)というコトなのであった。
手元にあったのは通常ではとうてい考えられない神戸の納豆である。そう震災の影響で品薄になった納豆はコープ神戸の緊急協力によってコープ静岡の店頭に並ぶことになったのね。
レギュラーの商品なら3個組1パックで¥80前後で売られている納豆だがコレは¥128とヒジョーに高価だった。シカタがない、非常時だもんね。それに少しでも利用者の不満を解消しようと手配してくれた商品だ、フツーなら絶対買わない値段だがそのココロイキを買おう!というキモチでカゴに入れた。
神戸の納豆はとてもソフトで香りも控えめだった。食感や風味は若干モノ足りない気もしたが関西の食事にはコレくらいのほうがフィットするかもしれないなあ… まあソレはかなりキビシい見方での評価なので、実際はごく標準テキに美味しい納豆なのである。
この『キムチチゲの納豆おじや』というテキトーかつジャンキーな料理もけっこー美味くてハラいっぱいになるまで貪り喰い続けた。


ところで納豆が関東地区のスーパー店頭から消えてしまったイキサツは様々な要因があったようだ。先ずは製造メーカーの被災による操業停止。無事だったメーカーさんも配送手段への苦慮と計画停電による操業短縮で製造が制限されたこと。納豆が製造出来ても容器や包装資材のメーカーが被災していて出荷できないという企業もあったようだ。
そして消費者の買い溜め・買い急ぎ・買い占め… コレが不足に輪をかけた。ベツに納豆が無くても死にはしないのにナゼかバカみたいに買い漁るイカレた連中が数多存在したのである。オマエは平素からそんなに納豆ばかりを喰うのか? それとも停電になったら急に納豆が好きになったのか?
某国営放送の番組でパニック買いをした主婦へのインタビューがいくつか紹介されていた。その家にはカップ麺3ケースとか飲料水ペットボトルが5ケースなど呆れる量のモノが積まれていた。冷蔵庫内はあらゆる食品がパンパンで、例のサワギのあった直後からその状態であるという。賞味期限が切れてしまったので捨てたものは数知れないとシャアシャアと言ってのけていた。くたばれ!このクソババアである。
「反省しています」などとシオらしい発言もしていたが、そーゆーヤツは次も同じ行動をとるに決まっているのさ。早く人生を終えて下さい。
まあバカは放っておいて…と言いたいところだが、ソレも迷惑なハナシなので矯正教育もしなければならないし、被災地への支援活動も怠るコトは出来ないし、マトモな人間は忙しくなる一方なのである。




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今朝の富士山
強風のオカゲで純白の銀嶺は短命でした
相変わらずカスミも強いし…



7:34AM, April 13. 2011. @Fujinomiya-City