(102) 生活良好・有機極小粒納豆で『納豆蕎麦』

生活エリアにないスーパーに行く楽しみはいろいろあってその一つには普段見かけない食材や商品に出会えるというコトもある。先日もリニューアルオープンした清水のスーパーでオリジナルブランドの納豆を見つけては喜び勇んで購入してきたワケだ。

今やPBなどは珍しくもなんともないものでありよほど商品に特徴がなければテにとることさえしないが、この製品が面白いなと思ったのはラベルに“有機JAS”なるマークが付けられていたことなのである。
食品の安全志向も高まりこうしたおスミつきを冠してアピールしようとする涙ぐましい努力は評価したいが、本来は昔からの農法で栽培された国内産大豆であればナニもわざわざこうしたコトをする必要もないワケであって、国の農業政策の失敗がミョ〜なツケとして国民に回されているのにはどうにも納得がゆかないのである。
ところでこの“有機JAS”とはいったいどういうモノなのかというと「多年生作物は過去3年間以上、野菜や米なら過去2年間以上、農薬や化学肥料を全く使っていない農地での栽培など有機JAS規格を満たした農産物・加工食品に有機JASマークを付す制度」ということで、有名無実の制度でないことだけは確かなようだ。


というのも急速に高まった消費者の安全認識に対し世の中ではヤタラに“有機”や“無農薬”あるいは“自然栽培”といった曖昧・漠然とした表示が市場に氾濫し逆に混乱を招いたという経緯がある。
ソコで農林水産省が重いコシをあげ1999年にJAS法の一部を改正し、同時に“有機JAS法”も制定された。
http://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/index.html
そして2001年からは「有機だよ」と表示するにはこのマークを貼らなければならない=第三者機関である認定機関から有機認定を取得しなければならないというコトになったのだな。ってコトはこのマークなしで「有機」を謳うことはJAS法違反となりテにお縄がかけられる…というキビシいものなのである。詳細は上記の農林水産省ホームページで“JAS規格について”をご覧いただきたい。

ついでにいろいろ調べるとムカシからあるJASマークは現在更に細分化され一般・有機・特定・生産情報公表・流通といった5種類ものJASが制定されていることを初めて知った。興味のある方は農水省のホームページで勉強して下さい、ボクは今のところあまり興味はないのでパスしますけどね。
ソレにこうした法制度に合致した作物・商品であってもソレが美味しいかとかコストに見合った価値があるかという部分に関しては別問題なのであって、さらに言わせていただければ泥付き信仰とか虫食い幻想など噴飯モノの思い込みもあるので、究極の安心安全美味を求めるなら自家栽培しか残されたものはない。ただしコストと時間は莫大なものを要するのでヘタをすれば農作物を作るだけで終わってしまい「料理どころじゃねーよ!」と本末転倒にもなりかねないのである。
あぁ講釈が長すぎた。結局はその納豆を使って温かな蕎麦を食したのである。コレがけっこー美味いのだな。ただこんな食べ方をする時には高級な納豆は必要なく、3パックで¥58などの廉売モノで上等なのであってボンビー君のサイフにはとても優しい食事となる。


生活良好(くらしりょうこう)
http://www.ajs.gr.jp/copro/privatebrand.html




☆けっこー美味い…なんて書きましたが、ジツはかなりハマる蕎麦でして(笑)
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今朝の富士山
気温12℃、快晴、若干カスミがち…



7:01AM




南東斜面はまあまあですが、大沢崩れ側の冠雪は風に飛ばされかなりゴツゴツに



7:34AM, November 29. 2010. @Fujinomiya-City