餃子とラーメン@均元飯店  

朝刊の折り込みチラシに新しいラーメン屋の開店の知らせが入っていた。どうやらウリは「きゃべとん」なる商品らしいが、ご丁寧にお試し割引券まで付いていて、朝食を摂りながらヒソカに「夕飯はココね♪」とキメていた。

家族をクルマに乗せて行ってみるがやはりというべきか三連休の中日、しかも新規開店直後だ、混んでいないワケがない。駐車場には警備員まで配置され入口にはウェイティングのヒトが溢れている。
即、サヨーナラである。たかがラーメンに待ってまでして食べたいとは思わないのだ。またね、平日の空いているトキに行きますよ、って。
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次に向かう先はまるで既知の事実かのように「均元飯店」へと動き出す。何より安心して食べられるし出遅れ感から来る焦りは、さほど混んでいなさそーな…という必然テキ選択をするものだ。
18:30、均元飯店の店内にはとび職風のおニイちゃんが二人と中高年アヤシイ系男女一組、野球の部活帰りらしき高校生男子二名…あまりにも出来すぎのシチュエイションに思わずニヤけてしまった。

メニューを眺めているうちになぜか酢豚が食べたくなった。もちろんとびきり美味い餃子はハズさないが、ココはビンビールをA社の看板商品一種のみしか置いていないというのがなんとも惜しい。
ともあれグビリと一杯飲りつつ待っていると酢豚と餃子が立て続けに運ばれてきた。
大振りにカットされた豚肉にタマネギ,ピーマン,人参,胡瓜,パイナップル缶とそっけないほどシンプルだ。流行のカラーパプリカやヤングコーンなどといった洒落たものは入っていないが肝心の豚肉の調理の具合やタレの調味は抜群で、ちょいお疲れ気味のカラダに中華甘酢がグッとシミ込む。

葱ラーメンは初めての注文だが、細切り叉焼に根深の千切りをタレとゴマ油で和えてあるタイプ。
キホンのスープがしっかりとしているお店なので何をトッピングしても美味しいのだが、このネギラーメンというヤツも時々ムショーに食べたくなる類のものなので、通常メニューにラインナップされているのは有難い。

近頃ミゴトに大食漢化したお嬢ちゃまは云わずものがの叉焼麺&チャーハンにて落着。しかしよく喰うよな〜、このホカに餃子も食べちゃうんだから…
まぁニクさえあれば何でもオッケーのヒトだからとにかくハラいっぱい食べて頂こう。


この厚み!
さぞかし満足であったコトだろう。






全国的にとんこつ系のコテコテ派が幅を利かせているが、こうしたコンサバなラーメンもなくてはならない存在だと思う。
餃子も然りで、先日の浜松餃子のように「変えないコト」の大切さをもっと認識すべきではないか…と切に考えている昨今なのだ。



均元飯店
静岡県富士宮市万野原新田3033-13
TEL 0544-24-7033
営業時間 11:00 - 14:00, 17:00 - 21:00
定休日 毎週水曜日


◎過去の日記
叉焼麺と餃子
http://d.hatena.ne.jp/artfoods/20070916#1189893093
Artな餃子探検隊 其の壱
http://d.hatena.ne.jp/artfoods/20070725#1185312146




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今朝の富士山
荒々しい山肌が朝日に照らしだされる


NIKKOR 85mm F2 / Nikon D40 2007.00.25. AM6:59 Fujinomiya