ストレスフリーな『チャーシューメン』@ごっちゃんラーメン

かなり前にその近辺に美味いラーメン屋さんがあるという話は聞いていた。何かのハナシのついでだったせいかキチンと店名や所在地を訊いておかなかったのが悔やまれたが、まあテキトーでいいじゃん、もしかしたら掘り出しモノもあるかも知れないし…とあまり走ったことのないエリアに行った。

案外さもなく見つかったそのお店には黄色地に赤く“ラーメン”の文字が染められた暖簾が掲げられていた。うむ!ココに違いない。
早速入ってみると厨房を中心にL字型のカウンター席のみ、席数は12くらいだろうか。客席数のワリにゼイタクな広さの厨房は店内に掲げられたメニューを見て納得なのである。
そうココはラーメン専門店ではなく、フツーの中華料理店というか食堂テキ要素を多分に孕んだご近所さんの飲食店というカンジだったのだ。
当然スタンダードなラーメンでそのお手並み拝見…といきたいところだったが、メニューボードの下に貼られた手書き案内によるとどうやら『チャーシューメン』がウリらしい。¥800か…う〜ん、ちょっと勇気が要るなあ…しかし自慢のソレを喰わずして…というコトでエイヤと注文してしまった。


カウンターには家族連れやビンビール二本並べの常連風単独オヤジなどが食事をしていて、炒飯や餃子・鶏の唐揚などが次々に出来上がっては運ばれてゆく。ちょっと見た目はごくフツーの盛り付けと量だ。そりゃそーだろうな。
若いニイちゃんは大盛りチャーハンと餃子を食したアトにラーメンを喰っていた。いいなぁ、ボクもそんな風にガッツリと喰いまくってみたいものだよ…と思いつつボンヤリ見まわしているところに注文の品が運ばれてきた。

おぉ〜っ♪ 叉焼が5枚、あまりヨケーな細工はせず、とにかくスープと麺と自慢の叉焼を楽しんでくれ!というメッセージが明確に伝わってくる。
スープは澄んでいてクセのない醤油味、叉焼以外はシナチクと刻みネギと板海苔、そして花カツヲをひとつかみ。反則ワザっぽいがコレがナチュラルなアクセントになっていて結構よろしい。海苔が二枚ってのは一番高いチャーシューメンのステータスを浮き彫りにするシンボルか。
バラ肉を巻いて作った叉焼はやはり美味い。柔らかくジュウシイ、ラーメンの熱いスープで脂が溶けるようにフワリとなっていて天国なのだ。少し前にジブンで作ってみたが、このお味ならボクの作ったモノもそう変わらない…ってコトはボクのウデも充分に自慢できるレベルだという証しかなあ。ちょっと安心しました、な〜んてね。
特にインパクトがあるワケでもなく、全体にごくごく優しいお味の醤油ラーメンである。スープにも叉焼にも化学調味料などの使用を控えているのだろうか、とにかく食べ終えてもスッキリとしたものがあってストレスフリーなのである。
   ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


印象テキな暖簾は帰りに撮影すればいいや…と思っていたら、お店を出た時には既に外されていた。

そうか、日曜日でもけっこー早い時刻に看板になってしまうのね。近頃は休憩ナシで連続営業するお店が多い中、こうしたスタイルもメリハリがあっていいではないか、客がソレに合わせればいいだけのハナシなのだから。


ごっちゃんラーメン
静岡県富士市厚原594-6
TEL=0545-71-5960
ACT=11:00-13:30 17:00-21:00
火曜定休

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今朝の富士山
ビミョ〜な空模様ですな…



7:07AM, February 20. 2011. @Fujinomiya-City