平茸とナメコの鍋　　 - artなfoodsのDiary

　藤枝の「まんさいかん」で買ってきたものがもう一つあった。新鮮なキノコと野菜である。
やはりツユ仕立てにして食すのが一番生きるだろうと云うコトで鍋の準備だ。

　いかにも「今朝収穫してきました」と云わんばかりのキノコは、平茸とナメコが抱き合わせでパックされ「鍋にして喰ってくれよ〜」と叫んでいるようでもあった。
￥500という値段も鮮度とボリュームを考えると破格な設定で、棚にあった最後の一つをあわててカゴに入れる。
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　その他の野菜類も非常に新鮮で安い。品定めをしているワキに農家のヒトが大きなワゴンを持ち込んでは直接納品している。
いわゆる産直ってヤツで、コレ以上の鮮度とスピードを求めるならば自分で畑を起こすしかないだろう。
それぞれに独自の作物を持ち込むため特に規格は統一されていないようだ。
　ネギを例にとると極細の芽葱に始まりアサツキ・万能・ワケギ・九条系・根深・下仁田まであらゆる種類があり、各農家の裁量で一把の分量も違っているから当然価格も異なる。
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　畳2枚分位のスペースにネギがズラッと並び、その中から自分の欲しいものを探し出すのもナカナカ楽しい時間である。
同じような葱であっても太さ長さを始めとしたデキが違っているし、キレイに揃えて洗浄してあるモノもあれば、泥つきのままビニール袋に一発…といった類まである。
　葱一つとってもこんな状況なので他の野菜類も含めた店内の様子はお察しがつくと思うが、とにかく行く度にパワーをもらい感動する。
店内での撮影が禁止されているのでビジュアルにご紹介出来ないのが残念だが「一度訪ねて行っても決して後悔するコトはない」と断言して良いだろう。