パンチェッタ・アッフミカータ

大切に保存してあった生ベーコンがある。
ヤボな用をこなさなければならなかかった昨日などこそ、ココ一番で登場してもらうべき一品なのだ。

 先月の中旬に行った清里で購入してきたコレは真空パウチを施し冷凍しておいた。その時は別のハムやソーセージもいろいろ手にしてきてしまったのでパンチェッタ君は待機を命じられていたのだ。
元々は豚のバラ肉を指すイタリア語だが塩漬けしたものを含めて広義に使用される。ただしソレを燻製に仕上げた場合はアッフミカータを加えて区別するようだ。
 ハム日和さんの店頭で見ただけでは薫煙処理してあるか判らなかったが、帰ってから開封してみると素晴らしいスモークの香りが立ち上がり「あっ!アッフミカータなの♪」とヨロコビも二重になるのね。
薄くスライスしてそのままつまんだりサラダのトッピングに使うのもいいだろう。やや厚めに切りパスタやグラタンなどの料理に用いれば適度な塩分とこの上ない旨み、そして何より薫醸処理がもたらす香りが同じ一皿を別の世界に導く。
 昨晩は調理にとりかかる気力が失せてしまっていたのでテーブルで切りながらワインのお伴にしてしまったが、
「こんなに美味しいならベツに凝った料理にしなくてもいーじゃん…」
などとズボラの言い訳をしていい気になっていたものだ。


HAM-BIYORI (ハム日和)
http://www.mt8.ne.jp/ham-biyori/


山梨県北巨摩郡高根町村山北割1595-14 
TEL:0551-47-3786 FAX:0551-47-4455
OPEN: 10:00〜17:30 
CLOSE: 金曜日
E-mail: ham-biyori@mt8.ne.jp