(68)仙台『牛たんカレー』


 仙台で牛タンを焼いて提供するコトが一般テキになったのは戦後も間もない時期である。戦前に東京のレストラン修行で牛タンの味の素晴らしさを知った料理屋の店主が、故郷にもこの美味しさを届けようと始めた牛タン料理。
塩で焼くもよし、味噌味で楽しむのもよし、いずれも濃厚な旨みをサラリとまとった牛肉料理なのである。
 当然カレーとのコラボもイケるワケであり、近年の仙台牛タンの知名度を活かしてという企業の思惑と見事に一致した。
ただ入っていればオッケーと云うものでもなく、きちんとしたルウに牛タン角切りがゴロゴロたっぷりで総量200g中に牛タンはその1/4の50gを占める量は御馳走なのだ。
柔らかく香りのよい肉塊が、有名店のタンシチューを思い起こさせる出来栄えに誰しもが満足するだろう。
因みに今月10日は「牛タンの日」だそうである。


株式会社 西木食品
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