八街の落花生「千葉半立」

千葉の友人から頂いた落花生は名産地・八街の「千葉半立」という品種だ。
昨年頂いたパッケージにはイキなり「半立」の文字が躍っていて、ついヨカラヌ想像をしてしまうボクだったのね。

しかし調べてみると農産物の特性からくる大マジメな名称だったのであり、落花生といえども様々な品種があるものだと感心した。
落花生が土の中で実を付け始めると枝が土に這う様に寝てくる物と、そのまま立っている物など品種によって様々なカタチがあるらしいが、千葉県農林総合研究センターが改良・普及させた“半分立っている品種「千葉半立」”が落花生の王様と呼ばれるほど風味やコクに優れた特性ですっかり有名になってしまったようだ。
2005年の農水省統計では、千葉県産の落花生は日本全国の生産量の約75%を占め、特に八街産は味に深みがあるとされグルメが注目する落花生だが、明治時代からかの地で始まった落花生栽培は晩秋になると野積み天日干しする風物詩が毎年のようにニュースとなって流れるらしい。
八街の落花生は美味しいだけでなく血管や体の老化の原因を防ぐ抗酸化物質を多く含むコトでも注目していいだろう。フツーの落花生に比べて若干小粒ではあるが豊富に含まれるビタミンE、そして薄皮に含まれるポリフェノールが優れた抗酸化作用を持ち、オレイン酸リノール酸がほとんどを占める落花生の脂肪酸が血液中の悪玉コレステロールを減らし血圧降下を助ける働きをする。
素晴らしい栄養食品ではあるがカロリーが高いのもジジツであり、一日20粒を目安に…とクギを刺すのも忘れてはならない。
今年の“新豆”の出荷を待って届けてくれた友人に感謝しつつ飲るビールは格別だが、この落花生の豊かな風味とコクにはヤワな発泡酒などでは到底太刀打ちできるべくもなく、シッカリとしたホンモノのビールだけが相棒として選ばれるべきだろう。


千葉県農林総合研究センター
http://www.pref.chiba.lg.jp/laboratory/agri/



コイツは半立ちなんかじゃなかった
ビンビンなんだぜ
オマケにジュニアくんまでつけてやがってさ
エラソーに反り返ってんのね


スライスされて
パスタに使われちゃったけど

いいヤツだったな
チンキンカンじゃないよ
シンキンカン