体育会系昼食御用達『節系らあめん・野武士』@らあめん花月嵐/富士宮店

昇級試験にチャレンジした中一剣道部員はあえなくその夢も破れ、傷心&激空腹を修復して差しあげるために市内のコッテリ系ラーメン屋でのご昼食にご案内したのだ。

 いつも“チャーハンとラーメンのセット”といった“質より量”テキなオーダーを組まれるお嬢ちゃまは、そういったセットメニューのないこのお店では単品×2という願ってもないご幸運に恵まれ、献立表をご覧になる目の輝きが違うようだ。
放っておけば“チャーシュー麺大盛+チャーシュー増量+ライスもの”といったとんでもない大食いをなさってしまうので予めコチラでガイドラインを示して差し上げなければ「オマエのハラは一杯になったが、ボクのサイフは空っぽなんだよ〜」となりかねない。

 そこでガッツリコッテリスキスキな体育会系胃袋も満足するメニューとして「イタめし・ガーリックバター風味」をおススメしてみたのだな。“イタめし”といってもイタリアンとは無カンケーで焼けた鉄板の上にタマゴ炒飯の具が乗せられてテーブルに運ばれてくるアツアツメニューだ。
ガーリックやバターの風味はコレデモカのブンブンで、ラーメンたれのような醤油ダレが焦げる香りと混然一体となり無敵の美味さなのね。

 そしてもう一つのメインは『節系らあめん・野武士』という長ったらしく、そして説明書きを読まなければ何のコトだか判んないナマエの期間限定商品なのだ。
豚骨ベースのスープに魚粉ダシを加えたチョ〜濃厚なWスープからは、荒削りながらも腕っぷしの強さで次々と迫りくる殺陣をバッサリ切り捨ててゆく野武士のイキオイのようなモノを感じるし、極太の麺がチカラ強い風味にマッチしていてナカナカに手強いヤローだぜ!という演出にすっかりヤラれてしまった格好だ。

 ソコにプラストッピングする“激辛壺ニラ”、コイツがクセものでタダでさえコクと辛味のあるスープに一層の深みを与えるのだ。各テーブルに置いてあるのでスキなだけ入れてよいワケなのであるが、野武士にテッポーを持たせるようなものなので控えめに添えてやった方がバランスよく食べられるだろう。しかし先日から喰い過ぎで胃が疲弊しているオジサンは完食はおろかP体含有率の高いスープも少なめに摂取して“ハラ八分目以下”という抑制をせざるを得なかったのよ。
 トナリのテーブルには草野球の一団と思しき若者たちがコレでもかというくらいのオーダーをしてガッツリ喰いまくっている。
やはり体育会系昼食にはピッタリの品揃えで、お嬢ちゃまもさぞかしゴマンゾクであったようである。


らあめん花月嵐 富士宮
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