-富士宮支部- 尾長屋『元祖 白いたいやき』

“たい焼不毛地帯”である富士・富士宮の岳南地区、調べてみればチェーン以外のお店でたい焼きを提供している処は三つしかなかった。たいやき部員としてはどうにもヤルセナイ気持ちでもあり、ヤリ場のない怒りと悲しみが蔓延する日々を送っていた。
先日いつものように「農民市場にでも行ってネギでも買って帰るかぁ…」とメガーヌを走らせているとナニやら道沿いに幟旗がいくつも置かれている。
「白いたいやき」
やった〜っ!とうとう富士宮にもたい焼屋が出来るのね♪…ホントはフツーのたい焼がいいんだけど、まぁ皆無であったコトを思えばヨシとしなければならないだろう。

たまたまだったのかこの日がオープンだったらしい。「新聞折り込みに開店のチラシくらい入れておけよな〜」とは思ったが、まぁサプライスを御提供いただいたとも考えられなくもない。人生ナニゴトもいい方向に考えなくてはソンなのである。
ボクは5種類の白いたいやきの中からカスタードクリ−ムと“黒あん”をチョイスした。タピオカ粉系皮の白いたいやきにはベストマッチはカスタードクリームだと迷わず前者は注文するが、小豆あんもお店の実力を測る重要なポイントなのだ。
ところが持ち帰って包みを開けると「なんかヘン」なのである。ちょっと割ってみると“白あん”ではないか!くっそ〜、オバチャン間違えやがったなー!
そもそも“黒あん”なんて表記がピンズレなのであって正々堂々“あずき”と書けばいいではないか。クロアン・シロアンでは聞き違いも起きやすいに違いない。ちょっと出足から躓いてホロ苦デビューの“尾長屋白いたいやき”なのである。
商品そのものはフツーに美味しいので、次回の農民市場行きの際は「今度こそアズキを!」 間違えないでね、オバチャン…


尾長屋 富士宮
静岡県富士宮市粟倉1620-2
(農民市場隣り)
TEL=0544-29-7030








Afternoon, June 23. 2009. @MyGarden