やっぱりホンモノには敵わなかった『明石焼』

昨年の神戸サミットではとんでもない渋滞にイラ立ちながらも、本場明石に出向いてそのお味を初めて楽しんだ。激空腹というコトを差し引いてもジツに美味しい明石焼であったが、そのお店では“玉子焼”と呼んでいるのが印象テキだった。


そんな明石焼の冷凍品を今年神戸で見つけたので購入してきた。製造販売元は“たこ焼割烹”を標榜する大阪の某有名店であるのがちょっと?なのではあったが、まぁいいだろう…タコつながりってコトでさ。しかし12個で一人前というのは明石焼のお約束なのだろうか、この冷凍食品にも踏襲されてはいるもののお値段も千円を超えていて本場で食せば3人前は食べられる金額にはナカミへの期待は高まるばかりだ。
説明書きには電子レンジで加熱するよう指示されていていちおーその通りに調理した。ダシも濃縮タイプが添付されているのでアトはお湯で割ってやるだけのお手軽さは有難い。
あつあつにしてクチに運ぶと、あぁアノ味だと懐かしい。が、ウ〜ム少し違うんだよな…
見た目や外側の食感は極めてよく似てはいるが、ふわふわとろりのお楽しみが皆無なのはやはり冷凍食品の哀愁を感じる。よ〜く味わうとタマゴと粉の風味も若干の差異があって、沈粉(じんこ)と呼ばれる小麦でんぷんを使用している本場明石の玉子焼とはベツの食べ物だなぁと思えてくるのだ。
解っているヒトが食す分にはモンダイないだろうが「コレが明石焼だ」と思われるのもなんかシャクな気分なのね。I氏の強引ウラ道全開突破暴走行為による恐怖と絶望の棺桶化ワゴン車カンヅメを乗り越えてまでも、ソレを求めて辿り着いた明石での体験が鮮烈なイメージとなって焼き付いている脳裏には、どうしても「明石焼とはこーゆーものだぞ」という高いハードルが構築されてしまっているのだ。




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今朝の富士山
手前の雲が暗くて厚いので…

5:58AM, November 19. 2009. @Fujinomiya-City