(116) ペヤング『明太子やきそば』

この新製品の情報は事前に察知していたのでひどく狼狽したワケではないが、なにせイナカなので到達に時間を要してイライラしつつ待ちわびている…という日々の状況に慣れている関係上、ナニゲにチェックしたコンビニの商品棚にコレを見つけた時はちょっとオドロキがあった。おや、早いのね♪というヨロコビの反面(こんなコトで喜んでるなんてさ…)という哀愁も感じるのである。
スープやきそばに始まり、このところスパイシーサラミ風味とか塩ダレねぎベーコン風味などのカップ焼そばを連発して勢いのついているペヤングさんはコクあり個性派路線にこの海鮮系あっさり味を加えて強力な布陣を敷いてきた。もちろん大将は関東カップ焼そばの巨頭・ペヤングソースやきそばなのであって、コレには誰も異論はないだろう。
いつ食しても美味いこのロングセラーはスーパーでもほとんど廉売しておらずその根強い人気を物語っているが、サスガに他社がアレだけの新製品を市場に投入してくるとまるか食品さんも黙って見過ごすワケには行かないのだろうな。

パッケージトップには“生風味の明太子ソース”とあったのでてっきり粒々明太子ソースでも入っているのかと思ったら、ドロリとした明太子風味のソースなのであった。しかし僅かではあるがキチンと明太子そのものも入っており麺に絡めると所々にその姿を確認することができる。明太子は食材原価がカサむので仕方のないことだとは思う。
嬉しいのは従来のカップ焼そばに定番だった青海苔&乾燥紅ショウガのフリカケではなく“刻み海苔”が奢られていて(おっ、けっこーヤルじゃん!)みたいな感覚なのだ。

食してみるとバターの風味が利いていて、キャベツが入っていなければ「めんたいパスタ」とカン違いしそうなお味である。う〜む、コレは美味しい!
コレは本物の明太子だけでなく“たらこオイル”や唐辛子などの調味料を上手くブレンドした妙に加え、単純にソレだけではなく隠し味に醤油あるいはナンプラーなどの魚醤も使われているようなフシもあってナカナカに研究のアトが覗える。もうこうなると「焼そば」というカテゴリではなく「まぜそば」と称した方が正確なのではなかろうか…とも思うが、まぁそんなコトはどーでもいいハナシでとにかく美味いのでヨシとしようではないか。
久しぶりにリピートしたくなるカップ焼そばが現れた。


ペヤングまるか食品株式会社)スペシャルサイト
http://www.peyoung.co.jp/special/




☆ もっと辛いとよりシアワセなんですけど(笑)
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