とりあえず煮物にして食した手羽元だがやはり本命は塩焼である。ヨケーなことは一切せず、ただ塩と胡椒を降ってオーブンで焼くだけにその実力は隠されるコトなくモロに判る…と云うものだ。
期待通りこの鶏は美味いものだった。締まった身肉に香りよく旨味に満ちた脂はサスガに地鶏系ブランドものだ。まだコレをプレゼントしてくれた知人にそのタネ明かしはしてもらってはいないが、かなり高級な鶏肉であることは間違いなさそうである。
まあソレだけ時間とカネをかけて飼育した鶏であればそりゃ〜美味いだろうしソレナリの出費も覚悟しなければならないのであって、モンダイは平素の廉売鶏肉を如何にして美味しく食べるか…なのである。
かなり以前のハナシだがシゴト関係のヒトに案内されて行ったヤキトリ屋さんには名物があって、ソコで「ヤキトリ下さ〜い!」と注文すると骨付き鶏モモ肉を焼いたものがドーンと出てくるシクミになっていた。四国の丸亀である…あれ?高松だったかな。
チラっと見は随分濃い色をしていて最初はウヘッと思ったが、ガブリとかじりつくとニンニク醤油の香りがぶ〜んとしてジツに酒が進んでしまうヤキトリなのであった。程良くピリ辛に仕上げられたソレは来店客の大半が注文すると云う人気メニューであってスカさず追加したのは言うまでもない。
この塩焼の手羽元を食しながらそんなコトをふと思い出してしまった。あ〜もっと早く気付いていたならソレを再現してみるのも悪くなかったのに…と若干の口惜しさがココロの隅に滲む。
お味のシミ込み具合から云ってみても特製のタレのようなものに一昼夜以上漬けて寝かせたものだろう。たまり醤油に酒・味醂、ニンニクや生姜に唐辛子などを加えたカンジであろうか、一度実験してみる価値はありそうだ。
う〜む先ずはフツーの鶏モモ肉でも購入してきて試してみようではないか。まあそう大きな失敗はしないと思うのね。
そのテの料理にベストマッチは日本酒だろう。ビールならさわやかスッキリ系ではなくちょっとコクがあってがっつり来るタイプだ。いや、焼酎もよさそうだな… って結局飲めりゃ何でもいーんだな。
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今朝の富士山
風が強くて寒く感じる朝です