■ もしかして十年以上、いやもっと…
油揚げに味付けした納豆を詰めて炙ったものを食しました。いや~久しぶりだなあ…もしかして十年以上、いやもっと… ってくらい永いこといただいていなかった料理であります。
大学生の時に見ていたテレビ番組で某芸能人歌手が自慢のひと品として自ら作っては披露したこの料理を、若かりし頃のエロおやぢは「う~んこいつはイケそう♪」と早速マネしてみたもので、家族にも大好評だった料理です。
フツーは納豆にカツヲ節やネギなどを混ぜお醤油で調味したものを詰めますが、今回はそこに庭で採れた " 秋茗荷 " も加えてみました。初夏の茗荷に比べると柔らかな風味で、納豆やネギの強い風味に負けまくり…ちょっともったいないことをしてしまった感もありますが、まあソレはソレで奥深いところに爽やかな風味が漂い悪くはなかったと思います。
あぁやっぱり美味しいな、こんなにカンタンで安上がりな料理なのにどうしてもっとジッコーしなかったのだろう…とハンセーしております。まあゴハンのオカズと云うよりはやはり酒の肴でしょう、七味を効かせてみたりタクアンを刻み込んだりして変化を楽しめそうなところもいいな、近いうちにまた作りましょうね。
そして相棒は日本酒とカマスの塩焼であります。真夏の大カマスと違い小振りな魚体なので焼き過ぎ厳禁、ふっくら上手く焼かないとパサパサになってしまうので神経を使います。はんなりとした風味がたまらなく秋ですね、これからいろいろな食材が豊かに登場してくる季節、その扉を開いてくれるお魚であります。