窮地に立たされた知人は「え〜い！もう破れかぶれだいっ！」とその所有権を放棄する戦略に打って出た。いや決してアヤしいハナシではなく、相手が生鮮食材だけに急を要するコトだったのである。
風評被害に晒されている福島県産の食材を仕入れ某イベントで活躍してもらおう…とチャリティー的な意思も含めての行為だが、売り手と買い手の思惑がどうも一致しなかったようでいくつかの食材が大量に持ち越されてしまったようだ。まあそこまではよくある話である。
フツーはご近所に配りまくるとか自家処分するなどで切り抜けるものの、冷凍保存も出来ない生鮮品を単一品種喰い続けるのはなかなかに辛いものがあるのよね、そこで知人は一計を案じた。ＳＮＳを使って呼びかけ引き取り手を求めると云う方法である。
そんな急募エントリーをメにしたエロおやぢは早速名乗りを上げてイイフリをこくのだな「なにぃ、タマゴ50コ？ それとシメジはとにかく大量かぁ へへ、楽勝じゃん…」お気楽なヤローである。と云うのもボクは鶏卵の産地・朝霧高原近くの町に住んでいるので知り合いからいつも新鮮なタマゴをキログラム単位で購入しているのだよ。たいていは5kg箱入を注文するが、運がいいときは生産過剰になった朝採りタマゴを10kgもタダでいただいてしまうこともある。個数にすると5kgでも70〜80コはあって大量のタマゴには慣れているのだな。
たまたまそんなタマゴを購入した直後だったのでソレは遠慮せざるを得ない。「シメジだけでもオッケーですか？」と訊けばアリガタヤと快諾いただき彼は即発送をしてくれた。どんな料理にするかなあ…ワウワクしながら翌日を迎える。
到着した段ボール箱を開けて呆れた。とにかく大量…って、とにかく多すぎるではないか！ とにかく何とかしなければ、なのである。いや、ナメていたボクがとにかくバカだっただけのハナシだよね、と善意で提供してくれた知人をコノヤローなどと罵倒したりはしないのだ。
う〜む、まあそのとにかく喰わなくてはならないのだな、一発目は常套手段のシメジごはんでイキますか。サスガに料亭などに出荷されると云うシメジだけあって大きくて香りも佳い。いいカンジじゃないか♪キミ。とにかく鮮度が落ちないうちに喰いますよ、ねえ。
かくして「ゲージツ食品・シメジまつり」は初日を迎え、とにかく無事に終了したのであった。
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用水路に沿って黄色いベルト… なになに?! と思わずクルマを停める
おぉ、花菖蒲じゃん！ しかも黄色オンリーの群落
もう十日近くも富士山が見えない日が続いているが
サツキに替って梅雨らしい花々が哀愁のイナカ町を彩る
そうか、紫陽花もいよいよ見頃なのよね
Afternoon, June 17, 2011. @Fujinomiya-City
Lotさま
おはようございます！
水のある風景は心和むものがありますね、たまたまですがボクが長く暮らした場所は港のある町ばかり。富士宮は山なので港はありませんが(笑)その代り富士山の湧水が豊富でいたる所に流れています。
生き物の命を育む水、やはりヒトはそうした場所を本能テキに求めるのでしょうね。
釧路にいた頃は阿寒川の上流エリアで巨大な蕗を採ってきては料理してもらいましたよ。京蕗は和食のマイスターのテにかかるとどんなお料理になるのでしょうか、楽しみですねえｗ！
トーシローは「蕗と厚揚の炊き合わせ」くらいしか思いつきません(´▽｀*)ｱﾊﾊ
