第1時限目 『鯖の水煮』

新ジャンルで勝負なのである。と言っても新製品のビールなどではなく、このブログの編集設定カテゴリなのですね。 もう何度も缶詰のハナシは書いたが、たかが缶詰と軽視されがちなコレもバカに出来ない実力を持ったモノもあって、少し前から独立したジャンルにしてもいーのではないかと思っていたのよ。

震災-計画停電-缶詰売切れ…というよく解らない連鎖でスーパーの店頭から消失していた缶詰もここにきてようやく以前の状態に戻り、ボンビー君御用達の廉売缶詰もヨリドリミドリなのである。
ひとつオマケ的に面白いことになったなあと思うのは、以前は全く注目されなかったような中小メーカーの製品もメジャー缶詰の中に混じって棚に並んでいることである。それも「すみません…ちょっとシツレーしてます」みたいなコソコソ感などなく堂々と「忘れてもらっちゃあ困るんだよ!」と言わんばかりに結構なスペースを占領しているのだな。
大手メーカー製品が争うように買い漁られ、シカタなしに代役で…しかも背にハラは代えられないから誰でもいいや状態…穴埋めテキに使われたピンチヒッターはこれまでの下積み時代に培った実力と根性をココゾという時にバクハツさせて観衆の拍手喝采を浴びたのである。おぉ〜けっこーヤルじゃん♪しかもギャラも安く使えるっていいよね…と、いつの間にかレギュラーの座を奪い取ってしまったりもしているのである。
ヒトがみんなイイって言ってるモノにはソッポを向きたくなる偏屈エロおやぢとしては大歓迎なハナシなのであって、後援会でも作って大いに応援もしたくなるというものだ。

そんな個性派ヅメカンをいつものスーパーで見つけてしまった。キレイなカラー印刷などは施されておらず「美味しい 鯖水煮 国産」と文字が打たれた銀色の紙が巻いてあるだけである。潔いではないか。因みに味噌煮のほうは金色の紙だ。
マニフェストを読むと三陸沖のサバと沖縄の塩・シママースを使用とある。コレを手に取ってムムムとイケそうな予感と共に、以前に北海道のL氏が「レモン果汁を搾って粗挽き黒胡椒で食すと美味い」とコメントして下さったコトを想い出しヤル気ムラムラとなったのだな、単純なオトコである。
たかが鯖の水煮缶と侮ってはならない、こうして食せばもうフレンチやイタリアンの領域である。二百円未満で得られる極上の愉悦がある。


伊藤食品株式会社
http://www.ito-foods.jp/
静岡県静岡市清水区幸町2-67
TEL=054-334-2281 FAX=054-335-7133


   ◆ ◇ ◆ ◇ ◆




ただ夕食にヅメカンだけってワケにもゆかないしね
結局はこんなカツなんぞもクチにしてしまうんだけど
100g¥78の米国産豚肩ロース
まんざらでもないさ






ポチッとクリックで応援をお願いします


東北地方太平洋沖地震義援金
あなたが今スグできること…
http://volunteer.yahoo.co.jp/disaster/list/0047.html





空き地にそよそよしていたチガヤ
漢字だと「茅萱」って書くみたい、イネ科の植物なのにね
花穂は赤いんだけど種子が実るころはこうして長い白絹のような毛がワタゲのように出て来るのさ
古代からいろいろなことに使われてきた雑草なんだ
葉は茅葺きの材料、根茎は漢方薬そして甘味料
花穂も甘いんだって… 江戸時代はツバナという名で売っていたというから驚きよ



Afternoon, June 17. 2011. @Yamamiya, Fujinomiya-City










ラントマンさん
こんにちは!
そーゆー処にも繁殖する植物ですね、そよそよと可愛らしく風に揺れていて思わずカメラを向けました。 ナマエが判らずどーやって調べたものかと悩みましたが、多分イネ科だろうと…ズバリ的中でした。なんだ、自慢話かよ(笑)
このまま束ねて焼き物などに挿して飾っても素敵になりそうですね…




がんたさん
こんにちは!
未だ製造してますね… ウワサだと神戸のほうで法外な値段をつけて客に提供しているパブがあるらしくて、関西方面への出荷は自粛しているらしいですよ(´▽`*)アハハ
なんだかヘルシーで美味しそうではありませんか! きっと見たコトはあるのでしょうが買ったコトなかったですね、今度見つけたら即買いだなヽ(´∀`)ノ
http://www.hagoromofoods.co.jp/products/consumer/deli/deli_031.html



カビ中庵殿
こんにちは!
そうそう、やっぱり最後は生醤油&一味唐辛子かな(≧∇≦)b たま〜に3缶ネット入りで¥198とかでも安売りしてるよね、ムカシはそーゆー缶詰って缶切が必要だったけど、今はみんなパッ缶だな(笑)
アスパラに合わせる料理ねえ… ちょっとマジメに考えてジッコーしてみるよ。やっぱりイタリアン系になりそーだけどね(´・∀・`)



Lotさま
こんばんは!
きっとカフェの仕上げにお忙しいのだと察しておりました、お疲れさまでした。そしてオープンおめでとうございます!
それにしても彫刻アーティストがお料理担当とは贅沢なスタッフですねw(^o^)w ユニークなメニューはこれから創造されるのでしょうか、楽しみにしておりますよ〜
鯖水煮缶詰のこの食べ方、かな〜り気に入りましてね。ありがとうございました!
   ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
またまたおばんでした!(笑)
比べるべきものではありませんが、作り手のステージ…優劣ではなく…が違えば上演される劇の原作ストーリィ(レシピ)は同じであっても演出やセリフさえ違ってきますからね、鑑賞(食事する時空間)する客の受け止め方も次元が異なるわけですね。
フツーでない普通さというニュアンスはよく理解できます。知識や技術を超えた魂とも言うべきものが料理の本質を衝いてくるとボクはこれまで学んできました。artなfoodsのダイアリーのタイトルもそこから来ています。エラソーなことを言っているワリにはいーかげんでエロくてテキトーな文章ですが(´▽`*)アハハ
昨晩ヨッパで読んでいた本に次のようなコトバが書かれていました…
「喋る者に知る者なし」
「多弁者に賢者なし」

あ〜ソレってボクのことですか…って ノ(´д`*)