ゴハンは雲丹のフリカケと『豚肉じゃが』

夏も終わりに近づいていたころ北陸のエロ将軍様が富士山初登頂記念に下さったフリカケは雲丹を使った高級品だった。はんなりウニの風味がしてなかなかに佳いお味、以来ぽちぽち食している。

家人はこのフリカケが気に召さないようで誰もクチにしない。ふん、ちょうど都合がいいってもんさ…もしコレが好まれたりもしたならアッと云う間になくなってボクの取り分が少なくなってしまうじゃん…と独り占めしてニマニマしているのだな。
まあそうは言ってもボク自身よほどのことがないとフリカケを使ってゴハンを食すことはあまりないのであるが、常備菜を喰い尽してしまったり、うっかり漬物を切らしてしまった寂しい朝食の際にはとても有難いものとなる。
こんな風に前日の残り物でササッと昼めしを済まそうという時も一抹の侘しさから一瞬だけ逃れることが出来て、まるで刹那テキ食生活の様相を呈するワケであるものの、ドラッグのように習慣性を強要されないところがフリカケがフリカケたるステータスなのだな。

さて例によって先日の残り物整理特別部隊の出動である。いつもチマチマと小口買いするジャガイモは宅配食材の年末家計応援セールとやらで5kg入りのハコ買いなら通常の半値くらいで販売されていた。当然購入の手続きである。ついでにタマネギも同様のハコ売りをやっていたのでソチラも購入だ、いや〜ボンビィって楽しいですね。
しかも両方ともあまり売れないSサイズが中心で、到着後開梱してみると中から可愛らしいのがコロコロ出てきてとても愛しいキブンになるのだな。エロおやぢだってそんなキモチになることだってあるのだよ、いや〜コレもボンビィのオカゲですか。
フツーのスーパーでは一番流通しているMやLサイズが廉売の中心だが、農作物はそう都合よくサイズが揃うなんてことはあり得ないことなのであってSサイズも必ず畑に存在するのである。こいつを救ってやる必要もあるわけで、考えようによってはSサイズも日々の生活に光明をもたらすチャンスを与えてくれるのであるから、救うもナニもなくてお願いしてやって来てもらわなければならないこともあるのだな。
たとえば従来はL玉タマネギ1/2コを使って半分を冷蔵庫に残す、しかしついうっかりしてその保管したものを忘れていて、気がついた時には悲しい結末が…という失敗はSサイズ丸1コ使い切りだと発生しないのであって、人数分=個数という単純な計算で済むのも嬉しい。
ただジャガイモの場合は出来上がりの見た目の可愛らしさよりも洗浄や皮ムキを数多くこなさなければならないというメンド臭さがつい先に思い浮かんでしまうところがズボラなエロおやぢらしいが、励みは仕上がりのよさ以外にも安上がりに済んだという達成感もあるので致命的な忌避要因にはならない。いや〜ボンビィって人生の糧ですね。
しかしリッパに完成した『豚肉じゃが』も翌日まで持ち越せばこの通りクタクタなのであって、如何にも残り物整理特別部隊の食事らしいではないか。ええ、お味はこっくりとシミていて前日以上なんですけどね。いや〜ボンビィって美味しいものだな…




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今朝の富士山上空は雲一つない快晴
ちょっと当たり前過ぎるので昨日の日没前の様子を…
見事な紅富士になってくれました



4:31PM, December 19. 2011. @Fujinomiya-City