そういえば東京でソース焼そばを食したことはなかった。焼そばと云えば中華料理系の塩味ものかパリパリ油揚げ麺にやはり中華あんをかけたカタ焼そばばかりを注文していたような気がする。
ずいぶんもったいないことをしたなあと思う。シゴトで浅草や佃島などに行く機会もあったしそこで食事だってしているのに、下町の伝統テキな食べ物に当時は全く興味がなくて、老舗の洋食屋さんとかビヤホールあるいは酒場といったものに傾倒していたものだ。
B級グルメブームもあって近年はそうしたものもメディアに多く登場してくるわけだが、喰いそびれたエロおやぢは口惜し紛れに
「そんなもん、ベツにどーてこたーねーんだよ」
などと吠えてみたりもするのだな。う〜むバカまる出しである。
そしてこのカップ焼そばを推奨している「染太郎」さんというお店だって戦前から開業しているお好み焼きの老舗で、下町っ子が好む濃いソース味の焼そばが長い間親しまれ評判がよいなどということさえ知らないのである。“焼そば大将”なんてエラソな看板を掲げておきながら恥ずかしくないのかキミは!と叱られるに違いない。
まあ今さらジタバタしても仕方がないので、そのエッセンスでも吸収できれば…と思い、こんなカップ焼そばを購入したりするのである。
昔懐かしい味を再現するにはやはり辛口ソースというのが不可欠なのだろう、昨今流行りの関西風甘口とは全く切り口の違うソースが全体をキュッとシメている。
油で揚げた麺はフツーのものよりくすんだ色合いで多分三分間という戻し時間では再現できないソースのシミ込み具合を、予めソースを麺に練り込んでおくことによってカバーしているのではないか…と想像した。そして下町っぽいニギヤカさを表現するためか、たっぷり入ったイカ風味の揚げ玉、刻み海苔、乾燥紅生姜といったフリカケがイナタい風情を上手く醸し出している。
まあそんな小手先のことだけではなく、基本のソースと麺が上出来なのである。う〜む、でもやっぱり現地で喰ってみたい。
◆ニュータッチ(ヤマダイ株式会社)
http://www.newtouch.co.jp/
日差しは暖かなんだけど
ちょっと風が強くてね
でもまあこーゆーところで弁当を広げる…ってのも悪くないのよ
枯れたセンダングサの影がユラユラ
元ルーさん
おはようございます!
コンデジ王 ですね(笑) いや〜それでも羨ましいですよ…「何を持っているか」ではなく「何を撮るか」ですから。
でもツールはいろいろあるに越したことはありません、確かにデジタル製品の技術は日進月歩ですが旧製品でもプロ的な使い方でない限り必要充分以上の能力があるものですよね。
あら!美味しそうなケーキですね♪『いちごのモンブラン』ですか〜\(o^∀^o)/ 「きのとや」さんって札幌では有名なパティスリーなんですね、いいなあ季節限定のケーキ!
こちらも静岡市久能のいちご農園のシーズンは今月いっぱいくらいかな、またいちご狩りにゆきたいな〜と思っています。