朝めし喰ったら『ふじさんクリーム』

調子に乗って飲り過ぎた。朝起きるとなんだか二日酔い的キブン…って実際そーなんだよ！ってことでなかなかに体調悪しなのであった。
平素はこんなことないんだけどなあ、やっぱりご先祖様を無事にお迎え・おもてなし・お見送りした満足感からくる油断か、ワインを一本空けたあとにグビグビくぅ〜っ♪とハイボールを記憶がないくらいたて続けに飲って、フニッシュは「ほんざおっくすんがはいこーなのおぉ（オンザロックスがサイコーなのよ）」とデロデロヨッパにも拘わらずシツコく攻め続けたエロばかおやぢだから当然の成り行き、自業自得なのさ。

まあキブンよろしくない係数はまだ低レベルなので朝めし喰ったら大丈夫、きっと復活するに違いない！という都合の良すぎる予測は幸運にも的中して、食後はジツに爽快なキブンに戻りお盆の休日を平静に過ごすことが出来た。めでたし、である。
その朝めしは『粒うに』の瓶詰という高級品を白飯に乗せてばっくりといただいた。どーだい、スゴいだろボクって！っつーのはまやかし坊やの発言であって、ジツはこれ知人からのいただきモノなのね。そうエロおやぢの年収ではこーゆーゼイタク品は買えないのよ。
しっかし美味いったらありゃしない！こいつがあればほかのオカズなんて無用だな、あとはテキトーな味噌汁と漬物のひとつふたつもあればシアワセ満点なのよ。

そんなハッピーモーニングの続き、10時のおやつはとびっきり美味しい菓子パンなんて如何ざんしょ…でございますね。昨晩のビーフシチューに合わせていつものGUCHIPANさんへバゲットを買いに行ったのだけれども、その時に見つけたパンがこの二種類だ。
右手前にひとつ写っている黒っぽい石みたいなものはその名も『富士山の石』ね。メロンパンに竹炭を練り込んで黒っぽく仕上げたこのパン、なかなかのアイデアものだと思うなあ、食べても美味しいしナマエや見た目とお味のギャップが面白いじゃん。
そして左とその後方に二つ並んでいるのが『ふじさんクリーム』なのね。この商品はずいぶん前から販売されていたもので、富士山が世界遺産に登録される前からその存在をアピールするかのように創作され、かつまたそのお味が一流デパートのバイヤーにも認められて静岡伊勢丹の地下名産品コーナーで定期的に販売されている…という画期テキ商品なのよ。
以前のバージョンがどゆーものなのか知らないのでなんとも言えないけれど、お店のPOPにはリニューアルしましたみたいなことが書かれていて、きっとより一層美味しいものにグレードアップしたに違いない…とカッテに信じ込んだエロおやぢなのである。

パンのトップには雪化粧のようにグラニュー糖がふりかかり、火口らしきところにやさしい色合いのクリームがちょろっと見え隠れしている。
ふんわり柔らかで質の良いパン生地なので手荒く扱えばブチュ〜とクリームが噴火してしまいそうな気配がある。そっと優しく手で割いてやると、中から現れたのはまるでカスタードプリンのようになめらかでクチどけのよいクリームなのよ。いや〜、これは美味い！
GUCHIPANさんのご主人とはちょっとした知り合いなんだけれど、まあそのお人柄がよく表現されたようなパンが出来上がったものだ。富士山ブームでなくとも、このパンはぜひおすすめしたい逸品である。

◆GUCHIPAN
静岡県富士宮市万野原新田3323-18 ストラーダ102
TEL/FAX＝0544-23-8814
火曜定休

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