四季の小鉢膳@大旅籠一祥庵

現在の静岡市藤枝市の境にある岡部町はかつて東海道五十三次では品川から数えて二十一番目の宿場町として栄えた場所である。以前は志太郡岡部町となっていたが平成の市町村大合併で藤枝市編入統合、旧清水市と同様になんだか地域の歴史が消去されてゆくようで一抹の寂しさを覚えるエロおやぢなのだな。

そんな宿場町を何度も通りかかることはあったしその都度(おぉ〜っ!リッパな旅籠があるじゃん…)と感心するのだけれど、ふてぶてしくもズボラな中年オトコはクルマを停めてその佇まいを楽しむところまでは今までしなかったのね、いや〜ちょっとお恥ずかしい。
先日その大旅籠から少し北にある“玉露の里”という道の駅に行くときに(そうだ、見学がてらココで昼メシってのもいいなあ)と気付いてしまい、ようやくその全貌を明らかにすることが出来たのよ、ずいぶん年月が流れましたけどねえ。
大旅籠のナマエは柏屋(かしばや)さん、正式名称は岡部宿大旅籠柏屋でその主屋は江戸時代の建築物なので国の登録有形文化財として保存され、また資料館としても活用されている。裏手に在る玉砂利の中庭を囲むように土蔵が立ち並びかつての栄華が偲ばれるのだな、あぁもっと早く来ればよかった。土蔵のひとつはギャラリーとして、もう一方は食事処として営業されていてなかなかに面白いシチュエイションで食事を楽しむことができるのよ。

ボクは『四季の小鉢膳』という品をお願いしたのだけれど、これが期待以上に素晴らしい出来だったのだ。上品に味付けされたひとつひとつ手造りのお料理たちが小鉢としていくつも膳に並べられ旅人の疲れを癒やす食事として提供されているのだな、あぁ美味しい。そして箸のセッティングにも和紙の細工が施されていて心和む。

同行者が食した『とろろ蕎麦』は温かい手打ち蕎麦に本物の自然薯が奢られジツにいいお味を醸しだしていた。あ〜ん、フォトを撮っておけばよかったなあ…と今になって悔しさを滲ませるエロおやぢなのよね。
食事処のヨコには体験工房があったのだけれど、これがまた珍しい“伝統食関連の体験”をさせてくれる場所だったのだ。「かしばや豆腐」とか「柏餅」など屋号に因んだものがラインナップされていて要予約ながら次回のお楽しみも出来た、というものなのである。そしてなかなかに知的な興味をも覚醒してくれる宿場町に感謝の一日であった。








大旅籠柏屋「一祥庵
http://www.geocities.jp/issyouan5215/
静岡県藤枝市岡部町岡部817
TEL=054-667-5215


富士宮に戻ってきて折しも夕方、(今日はきっと紅富士になるなあ)と云う予感から高台の絶景ポイントで陽が暮れゆくのを待った。果たしてその思惑通り紅色に染まってゆく富士山だけど、やっぱり真冬の風は冷たいなあ…


4:51PM, January 19. 2014. @Shiraodai, Fujinomiya-City

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とんでもない大雪に通行止め・事故やら渋滞などでいつもの倍以上の時間がかかって帰宅。シゴト先では山のように雪が降り積もっていたメガーヌ君も帰宅してみればみんなすっ飛んでしまって面白くない…てか、そんなに飛ばして帰ってきたのかよ。


2:13PM, February 08. 2014.




麓まで白く降り積もった雪の富士山。
雲にブロックされてその全景が見られないのが残念ね。


9:00AM, February 09. 2014. @Fujinomiya-City






ラントマンさん
こんにちは!こちらこそご無沙汰してまして…
温暖な静岡ですからね、雪道に慣れていない方が多くてもう大混乱でしたよノ(´д`*) しかし今回のドカ雪はけっこーいろいろな被害をもたらしたようでして、実家でも電話架線がブラ下がってしまったり…
まあ雪景色ってのは冬らしくていいもんですけどね(´▽`*)アハハ