(170)新・和風『焼き蕎麦』

相変わらずカップ麺などのジャンク系フードもスキである。当家の在庫に於いては「切らしたことはない」と断言してもいい。
ただし特定の分野は敬遠傾向にあって、ほとんどテをださないのが“とんこつコッテリ系”とか“デカ盛り・特盛り・大盛り”などガッツ〜ンなカップ麺なのだな。トラディショナルな醤油ラーメンや蕎麦・うどんのレギュラーサイズといったごくごくフツーのやつが主体なのであって(やや物足りないなあ…)と思えるくらいでちょうどよくなってしまった。

とは言えたま〜に変わったヤツだって食べたくなるものなのだけれど(あ〜ちょっと食べてみたいじゃん)と思ってもなかなか勇気が必要なのよね。そんなときに知人の先行試食レポートなんぞがあるとそいつにアト押しされて正々堂々とカゴに入れることが出来るのだな。まあ哀愁のイナカ町では未だ入荷していなかったりその予定もなかったりすることがあるが、大手メーカーの一般商品ならたいていはゲット出来る。
この『トマトとバジルで仕上げた塩ラーメン』もその一つで、定番のサッポロ一番塩ラーメン・カップタイプをメーカー改造した季節限定商品なのよ。けっこーさっぱりいただけて美味しいじゃん。

さて一過性の実験テキ商品だと思っていた“ペヤング・焼き蕎麦”が新バージョンで登場してきた。コンビニでもスーパーでも最前列…ってことはメーカーのペヤングさんもオチャラケではなく本気モードなのかな、それともイナカでウケることが判ったので都市部での失敗を挽回するために…なんて考え過ぎかな〜
以前に食したのは昨年の6月末、ちょうど一年経ってのリニューアルなのはロングセラー化の兆しだろうか。今回の新バージョンをお試しする前に昨年の日記を読み返してみた。

(前略)以前にイタリアンの某巨匠が日本蕎麦を使ったパスタ風麺料理を紹介していてボクもそれを早速試したことがあった。けっこー美味しかったのだけれどリピートしたいと思うほどでもなかったのか、その後は一度も同じ料理を作っていない。
それくらい蕎麦を使った麺料理のバリエーションは洋食や中華との融合が難しいのだろうか。まあごくフツーのソース焼そばで成功を収めているペヤングさんだから実験テキ製品でも世間の反応を多少探ることくらいはヨユーで出来るのかも知れないなあ。
てなことでちょっと懐疑心を抱きつつ食してみた。う〜ん、やっぱりねえ…といったところか。いや決してマズいとか単なるウケ狙いみたいな目立ちたがり商品ということではない、カツヲだしが効いた醤油ベースのソースや揚げ玉そして海苔といった具材がいいシゴトをしていてまさしく和風、ストレスなくつつーと食すことが出来るところがいいではないか。ちゃんと蕎麦の風味も活きている。
それだけに物足りなさも残るし(なんでわざわざ“焼き蕎麦”なの?)というキモチがどうしても捨てきれない。しつこいようだけど悪くはないのよ、コレって。
http://d.hatena.ne.jp/artfoods/20130630

キホン的にそう印象の変わるものではない。しかし単なる揚げ玉が海老天にグレードアップしたのは歓迎でお味にちょっとだけ深みが加わって旧バージョンにあった単調さを救っている。
確かに(なんでわざわざ“焼き蕎麦”なの?)というキモチはもう湧き上がってこないから、ペヤングさんも相当なご苦労をしてここまで完成度を上げたのだと理解出来るな、う〜むリッパな姿勢ではないか。


ペヤングまるか食品株式会社)
http://www.peyoung.co.jp/




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梅雨入りしてからなかなかお目にかかれなかった朝イチ富士山のお姿…


5:12AM, June 13. 2014. @Fujinomiya-City