週末は山梨で喰いまくってます… 「ぶどうの丘」から富士吉田へ

前夜は意外な展開で素晴らしい酒肴をいただいた「カンカン酒場」の余韻が冷めていない朝であっても、やはりホテルの朝食ビュッフェ開始時刻になればソワソワしてしまうエロおやぢなのよね。

とても良質で気が利いているビュッフェなのでそのホテルの名はあんまりヒトには教えたくない…ってのが正直なところだ。それくらい楽しみに待っている朝食はたいていいつもと同じくコメ食をチョイスするのだな、もうオキマリみたいにトレイに乗せるのが『釜揚げシラス』と『わさび漬』、そして常々お家で喰っているクセに『納豆』にもついテが伸びてしまうのよ。
ホテルの朝食と云えば以前はいつもの生活とは違うものを求めてパンを中心にした洋食系だったのだけれども、近年は和食系にシフトしつつあるのはテメーが保守テキに変化している証拠なのかも知れないなあ。

それにカラダの新陳代謝能力が向上したせいか食事の量自体もアップしているから“ハラもち”みたいな部分も重視しなくちゃなんないのだよ。
それでも和食系をひと通り楽しんだアトにまたトレイを持ってコーナーへ出向き、やはりパンや洋風オカズをたっぷりと…なんだか「ねえ、あのヒトっていくらビュッフェだからってちょっと図々しいというか意地汚いんじゃない?さっきゴハン食べてたのにさ」みたいなヒソヒソ声が聞こえてきそうな行為なのだが、だって美味いしハラ減ってるんだからシカタないじゃんね。
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さてお天気もめっちゃいいし、今日は山梨方面にメガーヌくんを走らせアッチコッチからの富士山を楽しむドライブをしようではないか…と相成ったGW明け翌週の休日なのである。

清水区興津から国道52号線経由で向かったのは甲州市勝沼、ぶどうや桃などのフルーツ栽培が盛んなエリアだ。ワイナリーもたくさんあってサミット予定地の候補にしてもいんでないかい?みたいな観光&グルメのネタは超山盛りなのである。
市営の“ぶどうの丘”という施設があって、そこは小高い丘になっているのでとっても眺めがいいのだ。甲府盆地が一望…そしてまだ雪を頂いた八ヶ岳連峰までスカッと展望できたのはなによりの幸運、やっぱし普段の行いだよね。

そこのレストランで食したのが「溶岩プレート焼バーベキュー」、日陰のテラス席で素晴らしい景色を楽しみながら食すワイルドな料理ってのはサイコーじゃん!と手放しでヨロコビたいところなんだけど、いくつか注文をつけたいことがある。それはゴハンや漬物をプラトレイパックで提供するのはヤメてもらいたい、まともな器ってもんがあるでしょ。そしてビールなどの飲料にはプラカップでなくちゃんとグラスを用意しなさい!ってことなのよ。競争原理の存在しない“市営”だからそーゆー愚かなことがまかり通っているのだろうけど、民間でそのお値段とってるレストランでそんなことしたらもうネットのホームページ炎上とか苦情の嵐でスグに倒産してしまうだろうな。抜群の立地とお料理のお味だって上々なんだからこそこーゆーコゴトを言いたくもなるってものなのである。

勝沼ぶどうの丘
山梨県甲州市勝沼町菱山5093
TEL=0553-44-2111
ACT=11:00-16:00

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さてさてオナカもいっぱいになってドライブの続き、今度は御坂峠を越えて河口湖方面へ向かうのだ。
サスガにGW直後の休日は人出も少なくて道路は平日みたいにスカスカなのである。なにもムリしてGWに出かけなくたってこうして楽しめるんだから、やっぱり人生は平素の行いなんだよね、うっしっし〜。同行者が普段見ることのない山梨県側からの富士山を“道の駅・富士吉田”のレーダードーム館との面白いコントラストでプレゼンテーションしてみた。スマホカメラ用ワイコンを取り付けて撮影したこのフォトはしょーもない写りなんだけどフンイキはとってもよく捉えていて気に入っている。(ちゃんとしたデジカメで撮影したフォトは→こんなカンジ

溶岩プレート焼の昼メシを食してからまだ二時間も経っていなかったのだが、同行者が食べた経験のない『吉田のうどん』が道の駅の軽食コーナーにあったのでまたまた昼メシPart2ってカンジでズルズルっと喰ってしまったのよ。
ジツはボクは過去にココの『吉田のうどん』を食したことがあって、富士吉田市にいくつも存在するその専門店のお味に比べても決してヒケをとらないものであることを知っていたのよね。最初は(どうせ道の駅の軽食コーナーのもんだし…)なんて具合に半分バカにしていたフシがあったのだけれども、いや〜なに食してみればビックリ&納得の上等品だ。
特に変わったことなどしておらずフツーにトラディショナルな『吉田のうどん』をコンサバティブに再現しているところが入門にはピッタリなのである。『吉田のうどん』にもいろいろなお店やお味があって、ドコに入ったらいいか判らないうちにたまたま特殊な傾向のお店なんぞで食してしまった分にはその後の人生まで変わってしまう可能性だってある。“たかがうどん”なんて言っちゃあいられないのだよ。
味付け馬肉・茹でキャベツ・醤油味噌混合ダシ汁…あぁコレが『吉田のうどん』だよな、美味しい。

そしてこの地の専門店に行けばたいていテーブルに置いてある「生からし」もきっちり準備してあった。お店やヒトによっては呼び方も違っていて「生七味唐辛子」とか「スリダネ」「練り唐辛子」など様々で中にはラー油に近いものまであるしその香りやお味も個性に富んでいる。
ここのは唐辛子に黒ゴマ・青海苔・陳皮など七味唐辛子に近いものであったがスタンダードな『吉田のうどん』のジャマをせずに上手な引き立て役に徹しているところが非常に好感を持てるのね、辛いものがニガテな同行者も違和感なく汁まで完食できたくらいなのよ。

道の駅といえばソフトクリームなのだ。なんだかこの日は(カロリー摂取過多?)みたいなカンジなきにしもあらず…てか完全にオーバーしてるじゃん…なんだけど、まあ毎日こんなことしてるワケじゃないからタマにはいいよね。
何だったかは忘れてしまったけど注文しようとしたソフトが2つとも売切で、つまりこのソフトは第三候補くらいの下位デザイアという哀しき選択によって得られたものだったのだが、な〜にコレがけっこー美味しくて驚いたのよ。ナマエは『信玄ソフト』だったかなあ、いーかげんなもんだねナマエだってウロ憶えで、もしかしたら間違ってるかも知れないけど、まあソコはお許し願いたい。
黒ゴマソフトにキナコ黒蜜ソースをタラ〜リかけたものだけど意外にケンカしてないというかフシギな美味しさを醸し出していて気に入った。和風テイストなところも『吉田のうどん』食後のデザートにぴったりだったのかなあ、う〜むまた食べてもいいなぁと思える。
道の駅 富士吉田 軽食コーナー
山梨県富士吉田市新屋1936-6
TEL=0555-21-1033
ACT=10:00-17:00 無休

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道の駅でヘラヘラしていたらけっこーな時刻になってしまった。やっぱり初夏だよね、すっかり陽が延びて油断ならない夕刻なのである。帰路はオモテ富士の眺めを堪能して本日の予定終了、ぐるっと富士山一周みたいな喰いまくりドライブなのであった。


4:23PM, May 11. 2014. @Mizugazuka-Park, Susono-City





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