聖夜の『ポークスペアリブ』

ハロウィンも過ぎボージョレヌーボが解禁される頃には年末モードなのである。スーパーやデパートの店頭を賑やかにする次のイベントはクリスマス、どうにもアチラ文化の連発で大晦日正月といった我が国固有の年末年始行事は一番後回しなのよね。

それでも何かと理由をつけて飲りたがる呑み助にとっては格好の言い訳なのであって、特にクリスマスはガキのころからの習慣だから最も心苦しい部分の少ない便乗ミッションなのよ。
それに今年はクリスマスイヴが週末と重なったこともあって、平素は粗末な“なんちゃってビール”を嗜むエロおやぢも「本当にこの一週間もご苦労さまでした〜」とちゃんとしたビールを楽しんでみたりもするのだな、いわゆるジブンにご褒美ってやつである。しかしこんなにビールの種類を開発する国はニッポンだけだろうなあ、春夏秋冬それぞれに限定モノが出荷されるんだからさ。
昔は(こんなムダなことしやがって…)なんて思ったものだったけれど、近年は(まあそーゆー楽しみもあったっていんでないかい…)みたいに変化してきているのは、少しは精神テキなヨユーってものが生まれてきているからなのかな。
さてクリスマスと云えばリッパなお料理をテーブルに…ってことなのだが、何と言ってもチキン料理、とりわけフライドチキンが皆さんお好みのようで、大手チェーンはもちろん各コンビニもずいぶんなチカラを込めてCMを放っていたよね。


CARL ZEISS JENA  PANCOLAR 1.8/50 @ SONY α7

もちろんフライドチキンも悪くないけど、ローストビーフとかステーキだってフンイキはバッチリだ。てなワケで当家は『ポークスペアリブ』を選択したのよ。安い上に調理もカンタン、自家製の調味液に二日ほど漬け込んでおき当日コンベクションオーヴンで焼き上げるだけ…という手軽さがなんとも有難いではないか。
な〜んてね、帰宅途中に立ち寄ったコンビニでつい『ナナチキ』なんてものに目が眩んで購入してしまったのはご愛敬で、ムール貝のガーリックソテーやベイクドポテトと共にスペアリブを取り囲むようにワンプレートにして盛り付けすればそりゃもーイカしたディナーに大変身する。

美味いポークスペアリブとワインそしていろいろな添え物を楽しんだ聖夜、フィニッシュはやっぱりスイーツなのだな。フツーはケーキでしょ…そうです、真っ赤なイチゴが乗ったデコレーションケーキは見た目にも素敵なんだけど、なにせ母上と二人っきりの晩餐にそんなデカいもん買ってきてどーすんだよって感じでさ、小さくても質の高いショートケーキでも買って帰ろうと某ケーキ屋さんに行ってみれば駐車場は満杯で路上にクルマがハミ出ていたり空き待ちが並んでいる。そして張り付きの警備員さんから「本日はご予約のお客さまのみで〜っす!」とのアナウンス、しかもホールしかないらしい。ダメだこりゃ。
そういえば去年も別のお店でそんなことに遭遇したんだっけ…と諦めてコンビニでテキトーなものを買って帰り、カタチだけ楽しもうと思った。そしてこんなブッシュ・ド・ノエルを見つけてレジに並んだわけなんだけど、そこで保温ケースに並べられたナナチキについ…てな顛末だったのよね。
それでも近年のコンビニスイーツはレベルが高くて、こんな大量生産のケーキでもけっこーイケる。美味しかったですよ。でもねえ、来年はもうちょっとちゃんとした聖夜を迎えたいなあ…なんて、どーなるんでしょうねえ。




クリック↓↓↓で応援をお願いします




聖夜の前日、いつものスーパーでお買い物
へえ〜クリスマスのデコレーションケーキはイチゴを別添えにしてんのね
確かにそのほうが品質保持にはいいし、考えたものだよな
妖怪ウォッチとかアニメキャラクタものがあるのは相変わらずだけど



INFOBAR A03