アセらずに『ポークスペアリブの醤油煮』

食料品のお買い物などで自宅近くをクルマで走るだけで「こーゆーバカってどんだけいるの?」みたいな状況なのに、ましてや伊豆半島の付け根の方までアシを延ばしたりもすれば想像を絶する憂鬱な遭遇があるのよね。何をそんなにアセってるんだい…みたいなせっかちヲンナや、テメーが撒いたタネだろ〜が…といったバカ男の自滅行為と責任転嫁の雄叫びなど、まあハナシは尽きないのよね。


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それにしても近ごろ特に思うのは現在の運転免許制度である。いちおー自動車学校に行けば誰でも取得できるようになってるみたいだけど、運転技術なんてものは実際に乗りだせばソレナリに慣れて上達してゆくものなんだから基本みたいなところでヨシにしておいて、法令やマナーのほうに時間を割いてもらいたいと思うのよ、とにかく最低限の法令も守れないようなバカに運転免許を与えないで欲しい。

そんなモヤモヤを抱えて帰宅すると前日に購入してあったポークスペアリブの調理が待っていた。やれやれ…である。しかしコッチの方はどんなに複雑で厄介でもそんなストレスを与えられることはない。
いつものようにスペシャルソースに漬け込んで焼くテもあったけど、今回は醤油煮にすることにした。醤油煮って鶏の手羽先とかじゃないの?なんだけど、こーゆー骨付きニクを煮込んだものってバラ肉の角煮とはまた違ったものになって美味しいのですよ。
おっと、その前にポークスペアリブはじっくりスチームしてタンパク質硬化の呪縛から解き放ってやる必要があるのだな。そうトーシローはいきなり煮込んだりするから歯ごたえたっぷりの硬いニク料理しか出来ないのだよ。それにこのスチーム工程はブンブンの強火スチームで放っておくだけだからね、ズボラなエロおやぢもお気楽なんですねえ。


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三時間ほどスチームした骨付き肉は熱々のうちにやはり温めておいた煮汁にそおっと移し、そのまま静かに煮立たせる。ここで強火ガンガンにやってしまうとスチームでタンパク質結合の分断が済んでいるニクはバラバラに分解してしまいますからね、あくまでコトコトとクワイエットな煮込みを実行してくださいな。
20分も煮込めば味もシミて美味しく食べられますが、より美味しくいただくには当日の喫食は諦めましょうね。つまりひと煮立ちさせたらそのまま一昼夜スタンバイさせましょうか、食す直前にもう一度火を入れて完成でやんす。あ〜すみませんねえ、この料理って二日がかりなんですよ。まあそうアセらずに、美食は寝て待てって云うじゃないですか。
そのかわり翌日の夕食には満面の笑みが約束されてますからね。流行りのコトバで言うならば、もう「ふわっふわ、とろっとろ!」、お酒は何でもよく合いますからテキトーでオッケーです。そして残ったニクもササッとほぐれますからね、そのまま煮汁と共にゴハンにかけて食せば台湾の「肉絲飯」みたいなものが出来ますよ。二度おいしい料理ですな。




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