果たしてホンモノか『純和風ハンバーグ』

もう死語になってしまっている気配の“純喫茶”ね、ムカシはよく利用したものです。コーヒーなどの飲み物とスイーツや軽食のみを扱い、アルコールや個別接客を置かないスタイルの喫茶店のことね。
そりゃ酒があったりやホステスがいたら喫茶店じゃない…ってことは当たり前のように思うけれど、わざわざ“純”の一文字を冠するワケは多分だけど江戸時代の“茶屋遊び”の影響があるんじゃないのかなあと。つまりイカガワシい場所ではないと云うことを明確に主張する必要があったわけですな。
そりゃあねぇ「いや〜ウチの部長ったら茶屋に入り浸ってましてね」なんて聞けば(おいおい、会社の金でも横領して商売ヲンナに貢ぎまくってるんじゃないの?)なんてつい下衆なことを考えてしまうけれど「ええ、部長はいつも〇〇って純喫茶で息抜きをなさってらしゃいますのよ」となれば、かな〜り健全なフンイキとなる。
しかし大都市ばかりでなくクルマが主な移動手段の地方都市であっても喫茶店の数は激減してしまった。生活スタイルや商業構造の変化によってその必要性が薄くなってしまったのかなあ、ボクはとってもスキな居場所なんですけどね。タバコとコーヒーが介在する会話や読書あるいは独り思索に耽るといった空間がどれだけ自由で夢を膨らませる行為を助長してくれたか、と懐かしい思いもある。


Mamiya  mamiya/sekor 2/50  @ SONY α7

何でそんな“純喫茶”のことを持ち出したかと言うと、先日調理して食したものが所謂『純和風ハンバーグ』だったからなのね。いやいや、そいつも“純”を付与するには甚だアヤシいものがあるのであって、そもそもハンバーグ自体が“絶対に純和風ではない”というジレンマを抱えたままでの船出なのだよ。

まあここでも和風ちっくなとか和食風なといったヤワなスペックではなく、針生姜を少し加えた根深ネギを炒めたものだけをトッピングにしたり、ソースは大根おろし&柚子ポン酢醤油、付け合わせはスパゲティーではなく焼そばにするなど、いちおー工夫というか和の心得にのっとった流儀でソレに迫ろうとしてみましたけどね、かな〜り美味しかったのでヨシとすることにしました。
お店で商売をするプロフェッショナルなら大葉や刻み海苔などもあしらってはより趣のあるひと皿として完成させるのでしょうけれど、お家でトーシローがちまちま作る料理ですからね、こんなもんで上等でしょ。
果たしてホンモノか?と問われれば、否と答えるべきでしょうけどね(だいいち四つ足のニクを使ってるし)それでも“純和風”だぜ!って横車をゴリ押しすれば受け入れられなくもない。


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Face #014

いつも笑顔で迎えてくれる小坂の排水機場



Olympus  PEN-F F.Zuiko Auto-S 1.8/38  @ SONY NEX-7





元ルーさん
こんにちは!
当時の高校だとたいていはそんなルールがありましたね、ええボクの高校もそーだったと思います。まあ守るハズなんてありませんな、ハナっから無視してジャズ喫茶通いしてました(´▽`*)アハハ
いつも私服でしか行ったことがなかったのですが、ある日ガッコー帰りの本屋さんでそこのご主人とバッタリ。「なんだ、君は高校生だったのか…。しかも私の後輩だよ」と優しく声をかけていただきました。いや〜最初はアセりましたけどね、だって〇バコや〇ールとかいつも…(´▽`*)アハハ