■ 噂のにゃごやモーニング その16 「 尾張珈琲館 」
焼きたてパンの香りでコーヒーを
今にも雨粒が落ちてきそうな暗い曇天、気温はそう低くないので気を取り直して出発することにした。宿舎の駐車場でキャプチャー君に乗ろうとしたとき、なんだか左後ろのタイヤがヘンなのよね…って、パンクしてるみたいじゃん!
あちゃ~、最悪ですな。幸いなことに未だ空気圧は半分くらい残っているようなので近くのスタンドまでは走ってゆけそうだ。そろりと走って数分、パンク修理をお願いして事なきを得たけれど、この時間ロスは大きい。まあシゴトに出かけるときじゃなくてよかったってのはあるけどさ。
そうですよ、人気喫茶店のモーニングサービスを利用しようとすると開店直後ってタイミングで行かなければダメなんです。5~6時開店のお店なら大丈夫なんですけどね、8~9時開店でしかも休日なんて条件だともう開店前から待ってるヒトがたくさんいるのでして。
案の定、目的のお店に到着したときは駐車場は満杯、ちっくしょ~っですな。
ココで諦めてベツのお店に変更するのもシャクなので駐車場通路のド真ん中にクルマを停めて出庫するヒトを待つわけです。運よく数分後には店を出たヒトが現れ、また運のいいことにボクのメの前のクルマだったのでしてねぇタタッと駐車できたわけ。未だ午前8時ちょい過ぎだというのにウェイティングが発生しているほどの混みようにボクは少したじろいだ。うわ~参ったなあ。すんごい人気なんですね、このお店って。
レンガ造りのステキな外装、店内もそうしたフンイキたっぷりな洋館風で(今回は混雑している上にカウンター席への案内だったので店内撮影フォトは無しです)来店しているお客さんたちは皆シアワセそうなお顔ですね。
そしてこの人気の理由を少し考えてみるわけです。先ずコーヒーが美味しいこと…薫りよく苦み酸味のバランスが大変結構な上に万人向けのチューニングで飲みやすいってのもあるかな。それとモーニングのパンが焼きたてってこと。どういった仕込みをしているのかは判らないけれど、大きなオーブンがカウンター奥に装備されていて、そこで次々にパンが焼かれては調理担当のところへ運ばれてゆくのである。う~ん、いい香り!
そしてもうひとつ人気の理由は…店員さんが全て女性スタッフで、しかもちょ~美人&可愛いおねーちゃんばかり!加えてみなさん明るい笑顔でイキイキとお仕事されてるわけ、接客も優しく丁寧で…そりゃ人気が出るわけです。
ボクのトナリに座った若いにーちゃんは手にはマンガ本を持っているんだけど、ずっと同じページで…つまり読んでるフリしてるだけでジツはねーちゃんを目で追ってるわけよ、まあそのキモチは解らなくもありませんが。
モーニングのセットは5種類ほどあったけれど、ボクは「日替わりパン」のものをお願いしたのです。茹で玉子、サラダと共に『あんぱん』と『バターロール』がバスケットに入れられてきました。カウンター越しに件の美人おねーさんがとびきりの笑顔で差し出してくれました。美味いです~、いろんな意味で美味いです。
このところ早朝モーニングが続き、お客さんはジジババご高齢の方々とソレナリなご年齢の店員さんのお店ばかりだったのでみょ~に嬉しく思ったりもするエロおやぢでありました。そして満足なモーニングサービスでしたけれど、多分リピートはないと思います。また行きたくないわけじゃありません、いいお店なんですけどねぇ…残り少なくなってきたナゴヤ滞在期間中に行ってみたいお店がホカにもあるので。あぁ残念。
◆尾張珈琲館
愛知県稲沢市治郎丸大角町22
TEL=0587-23-6833
ACT=8:00-17:00 無休
■ 尾張大國霊神社 尾張総社 國府宮
尾張地方の総鎮守神・農商業守護神・厄除神として…
漢字の読みにルビをふっていただかないと読めない方も多いかと思います。かく言うボクも最初っから読めたわけではなく、Wikipediaのサイトでその正確な読み方を知ったわけでして。それは「尾張大國霊神社(おわりおおくにたまじんじゃ) 尾張総社 國府宮(おわりそうじゃ こうのみや)」となるわけです。
境内の駐車場にクルマを停め歩いてゆくと大きな楼門がお出迎えしてくれます。こちらは室町時代の初期に建造されたもので国の重要文化財に指定されています。大提灯が印象的ですが、上層の重厚な造りは他に類を見ないもので目を見張ります。
また手水舎の清水の出口が釜スタイルだったり、これまた重要文化財の拝殿は内側に柱がズラリと並んでいることと、切妻造りになっているのが特徴です。
拝殿の内側天井近くには「奉納 大鏡餅」と記されたものが、かなり古い年代のものから並べられていてとても興味深く思いました。どういった意味のあるものなのか文献もありませんし、またお伺いできる方もいらっしゃらなかったので最後まで知ることは叶いませんでした。
絵馬を結ぶ棚もフツーのものではなく、まるでマンションのように各個スペースが区切られ美しく整列されたものでした。こうした祈祷の品に対しても御座なりにしていないところがこの神社の凄さを物語っているようでもあります。
もうひとつ境内でメを惹いたのは『なおい』と書かれた紅白のリボン状の布があちこちに結び付けれれていたことでした。まあ一般テキなところでは御御籤なんでしょうけれど、なんかちょっと違うよね~と思い社務所のほうへ行ってみると、その正体が明らかになりました
案内書きが掲示されていて「『なおいぎれ』は難追神事(はだか祭)に由来する国府宮だけの特別なお守りです。古来より広く知られ万事の厄災難除けを祈願しております。皆様の身近なところ(鞄、財布、車、ランドセル、傘、自転車、スーツケース、杖など)に御守と共に結び付けて下さい」とありました。
あぁもちろんボクもひとつ購入してきましたよ。一番災難に見舞われやすそうな自家用車、そのシートヘッドレストの根元に結んでみました。ご利益ありますかねえ…ええ、きっといただけるに違いありません。
◆尾張大國霊神社 尾張総社 國府宮
http://www.konomiya.or.jp/
愛知県稲沢市国府宮1-1-1
TEL=0587-23-2121