でらうみゃ~でかなわんわ(38)

尾張ゴヤの中華めし 第五回

牛すじラーメン 里龍

昔から地元でやってる人気のお店らしいけれど「牛すじラーメン」っていったいどんなん?とその前を通る度に思っていたのよね。フツーに想像するとなんだかコッテリしてそーだし、東南アジアちっくで個性アリアリなラーメンを思い浮かべてしまうんですけど、そんなことをいつまでも考えていてもシカタがないので行ってみることにしたのだ。

INFOBAR A03

早朝モーニング行脚で喫茶店を二軒ハシゴしたけれど、清須の日吉神社でお参りに時間をかけたせいかハラも減ってくるのだよ。そうだ、宿舎への帰還ルートにある「里龍(りりゅう)」さんに行ってみようじゃないか…ということで到着したのは開店11:30の少し前、店主殿がオープンにするのをクルマの中で待って入店なのですな。

やはり看板メニューの『すじラーメン』をお願いしなくては話にならないよね。すじチャーシューメンにするか迷ったけれど、ココはスタンダードタイプで先ずはそのお味を確かめるのが基本でしょ。
ほどなくして運ばれてきました。おぉ~、スープの色は濃いけれど澄んでいますねえ、こーゆースープのお店ってのはたいてい美味いもんです。想像してたものとはかなり違いますし、期待が膨らむってもんです。
ラーメンとしてはとてもシンプルな出で立ちですな、スキですよ…このタイプ。トッピングはメインの牛すじチャーシューが一枚、極太メンマ、半熟茹で玉子、根深葱小口切り…とお店の実力がモロに出てしまうスタイルですね、よっぽど自信が無ければこーゆーことは出来ないってもんです。
あぁ、いいお味じゃありませんか、このスープ。濃い色からの先入概念はスカッと霧散し、クリアでさっぱりとした滋味がじんわり攻めてきます。しかし奥深いところで複合テキな「だし」の融合を感じます。そこにツルッとした麺が絡んで本当にいい感じですねえ。
肝心の「牛すじチャーシュー」はほろりと崩れてしまうような仕上げでクセもなく結構なものです。上質なコンビーフを食しているときの感覚に近いものがあります。
メンマの太いやつってのはボクはあまり好まないんですが、この場合はオッケーでしょ。それより半熟茹で玉子の火の通し加減とか、ネギの小口切りの厚みがジャストチューン!って思いますよ、美味しいですねえ…このラーメン。
看板メニューの『すじラーメン』は店主殿入魂の一杯なので満足なのですが、それより感心したことはサイドオーダーした『餃子』ですな、これがたまんなく美味かったのです。


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多分特別なことはナニもしていないとは思いますけれど、バリッと焼き上げられたその皮がカリカリ感を失わずにずっと皿の上にあることへの新鮮な驚きがあります。ジツにいい感じです。
そして中からアチチの餡…こんな真昼間じゃなければもちろんビールですよね、ビール!その場合ひと皿じゃ足りません、もうひと皿お願いすべきです。ってねえ、ラーメンもいただいてるんですからソレくらいにしておきなさいってば。
あぁ、このお店ね、もっと近くにあったらなあ…って。


牛すじラーメン 里龍(りりゅう)
https://twitter.com/ramenriryuu
愛知県あま市二ツ寺六町41?2
TEL=052-443-0059
ACT=11:30-14:00 / 17:30-22:30 水曜定休





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