ラムチョップのロースト

しかも「スプリング・ラム」だぜ

ジンギスカンが好きだ。きっと北海道に渡り育たなければこうはならなかったかも知れない。

あ…誤解されるといけませんので申し上げておきますが、ジンギスカンモンゴル帝国チンギス・ハーン)という歴史上の人物のことではなくて、所謂「成吉思汗(ジンギスカン)料理」のことですから。そういえば高校生のころディスコの定番名曲に♪ジン、ジン、ジンギスカン!♪ってあったけど、アレってどーゆー意味だったのかなあ…と今になって思ってみたりもするけど、まあソレはまた別の機会に…ってことで元へ。
ジンギスカンは羊の焼ニクですね、簡単に言いますと。羊のニクは香りにちょっとクセがあるのでハマるヒトはハマるし、キライってヒトはそーゆー人生を歩むしかないのである。ボクはあの脂の甘い香りと肉の旨味の適度な深さが好きだし、北海道札幌「ベル食品」さんの成吉思汗のタレが生み出す鉄壁コンビネーションにベタ惚れしてしまっているファンなのよね。

そんなボクも静岡に戻ってから知った羊肉料理のひとつにラム肉(仔羊の肉)のローストというものがある。欧州では鹿肉と並び貴族さまたちが食す高級料理だったらしいけれど、今はすっかり敷居も低くなって庶民にテの届くお料理になりましたね。
その中のラムチョップ…肋骨つきのロース&バラ肉@仔羊ですよ、これがまたサイコーなんです。羊のニクですから小ぶりですしねフォークやナイフは不要、手に取ってかぶりつくシチュエイションはフライドチキンに似たものがありますな。

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さて今回はそのラムチョップ、ただのラムチョップではありませんから。輸入業者さんによりますと、ニュージーランドでは春から夏にかけて豊かな水と肥沃な土壌によって植物が健康に育つわけですね、この時期の牧草は最も栄養価が高く、その牧草を食べて育った仔羊がスプリングラムと呼ばれるスペシャルグレードなラム肉になるのです。
で、見つけちゃったんですよ、隣町のちょいハイソ系スーパーで。もう買わない理由はありませんね!
元号も変わってお正月みたいになったこの黄金週間のハイライトにふさわしい食材として、むひひ~とニヤけては買い物カゴにそのパックを入れてしまうエロおやぢなのであります。もうアタマの中はスパークリングワインの泡と、焼きあがったラムチョップスキレットの上で芳ばしく悩ましい甘い香りを拡散させるシーンしか思い起こすことしか出来なくなっているのですよ。
幸いなことに母上もこのラムチョップのローストは大好物なのであって、ハイソ系スーパーとは云えけっこーマニアックな商品である「スプリングラムチョップ」のパックは三つしかセットされていないので、申し訳ありませんがオール買いさせていただきました。何か問題でも?…う~ん、ありませんよね。

調理はシンプルに行った。フライパンでオリーブオイルにガーリックの香りをつけ、塩コショウしたスプリングラムチョップに焼目をつける。それを予熱したコンベクションオーヴンに突っ込んで待つこと数分…その間にスキレットをガスオーヴンでがっちり加熱しモヤシを敷いておく。

スプリングラムチョップが焼きあがり、スキレットの上に盛られたモヤシに重ねられてゆく。この先はもう説明する必要はありませんね、まるで豚ヒレ肉のような柔らかさと弾力があるけれど、甘くて濃い薫りに包まれた赤身ニク、骨の周りに凝縮され貼り付いたニクの特別な味わい…とにかく全てが美味過ぎて、スパークリングワインを飲み過ぎないようにコントロールするのがタイヘンでした。


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スプレーブロッコリの花畑


当家の菜園に隣接するご近所さんの畑です
最初はこんな時期に菜の花?と思いましたが
よく見ればスプレーブロッコリでした
こんな可愛らしい花が咲くんですねえ


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