令和四年新春 お節料理

楚々として簡潔

皆様方の Blog や twitter など SNS を拝見すると夫々の年末年始があり、そして所謂 " お節料理 " なるものにもそのご家庭や個人の流儀が反映されておりまして、非常に興味深く思います。ゴーカ絢爛なものから手作り感満載なもの、えっ?マジっすか?みたいな仰天お節もあったりして世代の違いや文化の変遷と進化を垣間見るわけですよ、いや~楽しいったらありゃしない。

で、当家のお節ですな…例年こんなカンジであります。特にスゴいものはありません、楚々として簡潔。以前は母上がセッセと様々なものを手造りしておりましたが、近年は「五目煮しめ」と「黒豆」程度、あとは既製品買い出しで賄っております。
オマエがやらんのかい…ですよね。すみません、そーゆー気力は今のところ持ちあわせておりません。もしかしたらこの先人生を共にする方によってはテメーに変化も生まれるかもしれませんが、何とも申し上げようがないのです。

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令和四年新春 お節料理   Nikon Ai-S NIKKOR 1.4/50 (Stepped Nose)  SONY α7

お雑煮もシンプルです。焼いたお餅にヤサイ類…以前は鶏肉なんぞも参加させましたが、このところはベジタリアンですね。まあ柚子皮さえトッピングすればソレナリに美味しい雑煮椀の出来上がりです。
はんなりとした旨味と香りがお正月らしくてスキです。

雑煮椀   Nikon Ai-S NIKKOR 1.4/50 (Stepped Nose)  SONY α7

この年末年始用に日本酒は三本の四合瓶を用意しました。一本目はカニを食す時に開けた「高砂」ね、そして二本目がこの「富士山」です。哀愁のイナカ町が自慢する四大酒蔵の一角を担う牧野酒造さんのお酒です。
いいお酒ですよ~サイコーです。富士宮のお酒はどれも美味しくて非常に高品質、甲乙つけ難いドラマを持っております。この「富士山」はフツーの本醸造から吟醸系までいろいろありますが、程よい旨味と香りにキレのよさも加わる特別純米がスキであります。

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牧野酒造 特別純米酒「富士山」

盃にそっと注ぎ見つめると淡い色合いがソソってきますね、しかしクチに含めば静かにやってくる麹の香りに意外なチカラ強さもあって、いただくお料理を選ばない万能さも光ります。
あぁ美味い、ジツにいいお酒じゃないか。ただお正月とは云え朝っぱらから酩酊してはみっともないのでセーブするわけですが、それでも盃を伏せることをこんなに躊躇うお酒はそうあるものではないでしょう。
う~ん、でも残り半分はまた明日ね。
そう、欲張った生活はいけません…丁寧な暮らしを目指すのでしょ?




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睦月の庭風景  檀の種子


タイトルに偽りあり… ジツはこのフォトねぇ師走に撮影したものです
朱く花のように見えるのは檀の種子を包む部分が色づいて弾けたもの
すっかり乾いているのでずっとこのままの姿でしてね
年が明けても同じだから…まぁいっか~ と

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睦月の庭風景 檀の種子   Olympus PEN-F E.Zuiko Auto-T 3.5/100  SONY NEX-7