■ ミックスかつとじ
ウラ目に出た欲張りの顛末
年末年始に食したゼイタクな食材もあと僅かとなりました。お歳暮ギフトセットに入っているようなホワイトロースハムの残り半分は既に用途が決まっているし、いつもとは違うちょい上質な鳴門巻もメドが付いています。
おっと、そう言えばイクラも少し残ってたんだよなあ…どうせ大根なますにごく少量を載せてお終いだから沢山は要らないよね…と小パックで済ませたケチ野郎は、ここに来てちょいと後悔するのです。ん～しまった、もう少し大きなパックにしておけばイクラどっさりの『イクラごはん』が食べられたのに…と。
昔は知床ウトロの親戚から年末になると塩鮭と一緒に大量のイクラが送られてきたものだけれども、世代交代もして今はそうした慣習をヤメにしようと互いに取り決めましたからね、喰いたきゃテメーで買ってこいの世界です。まあカラダへの労りもありますから、これくらいで丁度いいのかも知れません。あ～でも炊きたて白飯で『イクラごはん』ってサイコーだよな。
さて夕食は久々に揚げ物を食べましょう、と云うことになりました。いつもは揚げたての「とんかつ」を購入してきてはタマネギと共にダシ醤油で煮てタマゴで綴じる…つまりカツ丼のアタマを作って食すわけですが、お正月キブンも抜けない松の内ですから、いつものスーパーに出かけては「とんかつ」だけでなく「海老フライ」や「鯵フライ」なんぞも一緒に購入してきて『ミックスかつとじ』にしちゃいましょう♪てな目論見です。
作戦自体は悪いものではなかったと思います。食味もまずまずでそう酷く後悔しているわけではありませんけれど、いかんせんこの「海老フライ」はチョボすぎました。ジツはその件は購入する時から判っていたことです、あ～コレはニコイチの海老フライ（身肉を二本連結させて厚いコロモをつけたもの）だからあまり期待してはいけないよ、けれども安いから許しちゃうし、お味だって左程はバカにしたもんでもないでしょ…てなところです。
ところがその実体はお刺身用甘海老くらいの太さのものをサンコイチあるいはヨンコイチにしたやつでしてね、とんだ食わせ物だったわけですよ。欲張ったエロおやぢがいけなかったのか、思いつきに華を添えようとしたイイフリコキは完全にウラ目となりました。
おい、おいおいっ！オマエがタンデム海老天蕎麦の駄文日記でエラソに吠えていた " 目利き " ってやつはどうなったんだい。
すみませんねえ、ちょっと世の中をナメてました。まあ『ミックスかつとじ』そのものは決して悪いデキではなかったんですけどねえ…次回はその旨を心して対応したいと思います、今回は本当に…と有名人や企業責任者なら深々と頭を下げての謝罪会見となるのでしょうけれど、哀愁のイナカ町に住むエロおやぢですから、シレっとしかも図々しく生きてゆくだけです。
■ 睦月の庭風景 檀の紅葉ラストシーン
この紅葉もこれでお終いと言いつつ
またまた撮影してしまいました
真っ赤に映えるその様子が
記録しておきたい意欲をソソります
強い北西の風で
その葉は随分散り落ち飛ばされ
青空にスカスカの枝が揺れるところに
またちょっと物悲しさを覚えます
フシギなものでピンク色の種皮が多く残っていますね
前回撮影したものと比べても
すっかり葉の数が減っていて
これから厳冬期に向かう寒々しさも増してきます
